Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2021年ガーディアンズステージ 第2節 UNAM 3-0 Mazatlán FC

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PUMASはオリンピック・スタジアムで14戦無敗。 マサトランFC相手に大量得点の勝利

 

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ファクンド・ワジェル、カルロス・グティエレスそして1部リーグデビューを果たしたエマヌエル・モンテハーノが、筋肉損傷で退場したファン・イグナシオ・ディネンノ抜きでPUMASの勝利に貢献するゴール

 

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PUMASは、オリンピック・スタジアムにおけるホームゲームでメキシコリーグ2020年後期ステージ第7節(2月23日)以来無敗(14戦7勝7分け)を維持。ファクンド・ワジェル、カルロス・グティエレスそしてエマヌエル・モンテハーノによる得点で2021年ガーディアンズステージにおいて初勝利を挙げ、総合順位表における順位を大きく押し上げた。最後にホームゲームで敗戦を喫したのは、昨年の2月23日に当時元ミッチェル監督が率いていたチームが対モナルカス・モレリア戦(1−2)で、そこから14戦7勝7敗。この記録が始まったのは、翌月のメキシコリーグ2020年後期ステージ第9節における対クラブ・アメリカ戦(3−3)からであり、無観客試合でサポーターによる応援なしでも対戦相手チームを圧迫する試合を続けている。

 

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しかしながらこの試合チームの勝利は、前半15分過ぎに突然筋肉損傷により涙を流しながらピッチを去ったファン・イグナシオ・ディネンノの退場をきっかけにゴールラッシュとなった。彼は昨シーズン10得点で得点王ランキング第3位を記録しており、この全治4週間と診断された戦線離脱はチームにとって大きな痛手となる。

 

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先制点はその負傷が発覚する前の前半11分、アラン・モソが相手チームのビルドアップ時に奪ったボールをドリブルでアタッキングサードエリアへ持ち込み、ファクンド・ワジェルとのワンツーパスから生まれた。そしてここからこの試合の主導権は、完全にPUMASが握ることになった。

 

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しかしPUMASはファン・イグナシオ・ディネンノが試合続行が出来なくなった時点から攻撃陣の軸を失い、アンドレス・リリーニ監督は下部組織出身選手でカテゴリー得点王である若干19歳のエマヌエル・モンテハーノをメキシコサッカー1部リーグデビューをさせた。前半30分過ぎからマサトランFCは得点チャンスを創出し始め、32分にエフライン・ベラルデが左サイドを突破しゴール前で放ったシュートは惜しくもゴールバー直撃した。ハーフタイム前の38分、右サイドからのコーナーキックからペナルティーエリア中央に走り込んだエマヌエル・モンテハーノが放ったヘディングシュートは惜しくもゴールバーの上を越えていった。一方で43分、右サイドからドリブル突破しルイス・メンドサが放ったシュートはアルフレード・タラベラの正面を突いた。

 

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後半に入ってPUMASはアグレッシブさを増し、相手陣内を脅かし続けた。後半16分ゴールキックからピッチ中央でファン・パブロ・ビゴンがヘディングし、エマヌエル・モンテハーノが胸トラップしたボールを右サイドラインギリギリに相手ディフェンダーを置き去りにしながらドリブルで駆け上がったカルロス・グティエレスは、そのまま強烈なシュート。ボールはゴールネット左隅に突き刺さり、追加点。

 

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マサトランFCも選手交代をしながら反撃を試みたが、カミーロ・サンブエッソやルイス・ガブリエルらフォワード陣がその精彩を欠き、その手をこまねいている間に後半21分PUMASは再び相手陣内において右サイドからのコーナーキックのこぼれ球をペナルティーエリア中央にいたエマヌエル・モンテハーノが右足で押し込み、3点目。

 

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その後もマサトランFCはカルロス・バルガスやマリオ・オスーナらがシュートを放ったが、いずれもタラベラの守るゴールを大きく逸れていった。前節のホームゲームで対クルブ・ネカクサ戦を3−2で勝利した後であったが、今節は良いところを全く見せることなく完封。対するPUMASは今シーズン初勝利を挙げたものの、数週間はファン・イグナシオ・ディネンノ抜きで戦わざるを得なくなった。

 

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