PUMASがサントス・ラグーナを下し、6試合連続未勝利という悪い流れを断ち切る
論議を醸し出すペナルティキックも、PUMASが1−0でサントス・ラグーナを倒して4連敗から立ち直る
PUMASが、息を吹き返した。4連敗の後、対サントス・ラグーナ戦で1−0という際どい勝利を収め、再び立て直すことに成功した。論議を醸し出すペナルティーキックは、ファン・ディネンノが決め切り悪い流れを断ち切るには十分なものであった。試合は前半から両チームがなりふり構わず攻勢に出たことで、非常に動きが多いものとなった。最初にチャンスを掴んだのは、サントス・ラグーナのファン・フェルネイ・オテロがミドルシュートを放ち惜しくも逸れた時であった。PUMASもすかさず反撃、ファン・ディネンノのシュートもまた同じく逸れていった。
その後エドゥアルド・アギーレやガブリエル・トーレスといった攻撃陣の軸となる選手たちがそれぞれシュートを放ったものの、非常に惜しい結果に終わった。ファン・パブロ・ビゴンもまた攻撃を仕掛け、さらには再びエドゥアルド・アギーレがペナルティーエリア内でシュートを放ったが、アルフレード・タラベラの素晴らしいセーブで弾かれた。試合は攻撃面においては両チームともに一進一退であったが、主役として輝いたのはPUMASの守護神:タラベラであった。前半38分には最初がマテウス・ドリア、続いてエドゥアルド・アギーレによる攻撃から2度に渡ってゴールを死守した。
前半は両チーム無得点のまま終わったが、後半に入ってサントス・ラグーナは前半同様のインテンシティで攻撃に出た。開始早々からヘスス・アントニオ・イシハラが、その3分後にはフェルナンド・ゴリアランがそれぞれミドルシュートなどで、PUMASゴールを脅かした。しかしここもまた、アルフレード・タラベラによる再三の好守で守り切った。後半8分にはセットプレーからついに試合の均衡が破られたかに見えたが、マテウス・ドリアがオフサイドポジションにいたためノーゴールとなった。
サントス・ラグーナが終始優勢に見えたが、アンドレス・リリーニ監督はここで交代のカードを切った。後半17分にカルロス・グティエレスを下げてブリアン・メンドサを、その1分後にはヘロニモ・ロドリゲスを諦めヘスス・リバスをそれぞれ投入。そのまま論議を醸し出すプレーまでは新たに試合は拮抗したまま進んだ。後半25分、右サイドからのセンタリングはペナルティーエリアにいたヘスス・イシハラのハンドを誘発。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューした結果、ペナルティキックの判定となり、これをファン・ディネンノが落ち着いて決めPUMASが決勝点。
全体的にはサントス・ラグーナが試合を支配したものの、ゴールを決める明確さが欠けていた。 PUMASはこのトーナメントで、再び勝利を挙げた。 最善の方法ではなかったが、昨シーズンのリーグ準優勝チームは自信を取り戻す結果となった。