PUMASは、対FCファレス戦の勝利で観衆へ温かい歓迎をした
1年以上の無観客試合の後で、PUMASは対FCファレス戦の勝利を観衆と共に祝った
PUMASはオリンピック・スタジアムの扉を再び開き観客を迎えただけでなく、90分間に何度かオフサイドの判定で得点を無効とされたが、アディショナルタイムにワシントン・コロソのゴールで対FCファレスを破り、ようやく今シーズン2勝目を挙げた。勝ち点3を追加したにもかかわらず、PUMASは勝ち点11で総合順位表の一番下から2番目の位置に留まる。 そして今、PUMASは週の半ばにクラブ・レオンと対戦する。 一方で対FCファレスはいくつかのポジションを落とし、現在勝ち点15で第13位となった。コロナウイルス禍による590日間の無観客試合の後、今日ついにPUMASはスタジアムのスタンドに観衆を迎えることになった。PUMASサポーターはイレブンを迎えた暖かさは、キックオフの笛の後にGOYA(ゴージャ)の叫びと共に励ましとなった。
前半開始早々のプレーから、ファビオ・アルバレスからのパスを受けたアラン・モソがペナルティーエリア外から放ったシュートは、ゴールバーを直撃し、サポーターによる大きな歓声が上がった。このプレーを皮切りにPUMASイレブンは、相手ゴールへ殺到。前半は完全にPUMASペースとなった。。前半終了間際には、FCファレスのディフェンダー:グスタボ・ベラスケスがジョセ・ロジェーリオへのセンタリングをカットしたボールは、オウンゴールとなってネットに突き刺さった。しかしこのプレーはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりレビューされ、この攻撃の起点となったプレーがオフサイドの判定で、ノーゴールとなった。
後半に入ってFCファレスは漸く反撃を開始したが、プレーの精度を欠き1つのパスやセンタリングはゴール脇の看板へ直撃。これにはFCファレス監督のリカルド・フェレッティも普段であれば叫んだり怒ったりするところ、お手上げという始末であった。試合は均衡したまま進み、何度かPUMASの先制点という場面があったものの、ファン・ディネンノが後ろ向きに下がりながら、ループシュートでヘディングしたボールが相手ゴールキーパーの頭上を超えたシーンなどもことごとくVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によりレビューで判定を覆された。
FCファレスのペドロ・ラウルは、ペナルティーエリア内でルーズボールを押し込むだけという明らかな得点チャンスを逃して、アディショナルタイムが9分と掲示された後、ウーゴ・ゴンザレスが負傷退場。これでPUMASがスタジアムの観衆に勝利をプレゼントするお膳立てが整った。相手シュートのリバウンドを敵陣で拾ったワシントン・コロソが、クリスティアン・バトッキオへ叩いてそのままハーフラインを超えてランニング。そしてバトッキオが相手ディフェンダーの隙を突いて、スルーパス。これを受けたコロソはそのままドリブル突破しながら、最期はゴールキーパー:カルロス・ゴンザレスを交わしてゴール右隅へ吸い込まれた。