Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2021年前期ステージ・リギージャ(プレーオフ)とレペチャヘ(敗者復活戦)の展望

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クラブ・アメリカは、2021年前期ステージのリギージャ準々決勝進出を確保するのに最も近い位置にいる

 

メキシコサッカー1部リーグの行方はほぼ定まっており、各クラブチームはリーグ優勝争いの可能性を賭けて最後の勝ち点を狙っている。直接リギージャ進出可能である総合順位表の第4位まではほぼ決まっており、第5位から第12位のチームはレペチャヘ進出を余儀なくされる。

 

第1位:クラブ・アメリカ(勝ち点31=9勝1敗4分け)

最初にレペチャヘ進出を決めたチームで、未だ第4位以内が確定したわけではないが、この状況であれば直接リギージャ進出が可能となる。レギュラーシーズン首位の勝ち点31、残り3試合でこれまで通りのプレーをすれば第4位以内を確定するのは時間の問題である。逆に5位以下へ落ちる唯一の方法は、残り3試合全敗でアトラスFCとデポルティーボ・トルーカが残り試合全勝した場合である。加えてUANLティグレスとクルス・アスルかクラブ・レオンが残り試合全勝して勝ち点を上回る必要がある。今週末の対UANLティグレス戦でドロー、もしくは他の結果次第で第4位以内は確定する。

 

第2位:FCアトラス(勝ち点23=6勝3敗5分け)

このチームがこの勝ち点でこの順位にいるのは、今シーズンのサプライズの1つである。今週半ばに行われた対クルス・アスル戦のスコアレスドローで、総合順位表の第2位をキープ。未だレペチャヘ進出を確定してはいないが、第13位のCFパチューカ(勝ち点15)までは依然追い付くことが可能。

 

第3位:UANLティグレス(勝ち点22=5勝2敗7分け)

今週半ばに行われた対CFパチューカ戦に勝ち、総合順位表の第4位以内へ突入した。この勝利で第3位となり、レペチャヘ進出を避けるシーズンの締め括りを狙っている。残り試合を全て勝ち、クラブ・アメリカが全敗し、FCアトラスとデポルティーボ・トルーカが勝ち点6以上挙げなければ、第2位が確定する。

 

第4位:デポルティーボ・トルーカ(勝ち点22=6勝4敗4分け)

今週半ばに行われた対クルブ・ネカクサ戦を引き分け、何とか勝ち点1を挙げたことで第4位以内をキープ。直接リギージャ進出の望みを繋いでいる。残り3試合でクラブ・アメリカから首位奪回可能であるが、最悪のシナリオではレペチャヘ進出圏外になることもあり得る。

 

第5位:CFモンテレイ(勝ち点20=4勝2敗7分け)

今週半ばに行われた対ケレタロFC戦を落としたのは、高価についた。残り3試合で、勝ち点20のままで第4位以内から脱落。総合順位表の下位の勝ち点差6であるPUMASやクルブ・ネカクサでさえ、残り試合で3勝すればまだ追い付ける可能性がある。

 

第6位:クルス・アスル(勝ち点19=4勝2敗7分け)

昨シーズン覇者は、まだその半分にも満たない成績である。勝ち点19で総合順位表の第6位、残り4試合ある。彼らの上位チーム同様に仮に全勝してクラブ・アメリカが勝たなければ、首位奪回可能である。得失点差でクルス・アスルのすぐ下位にいるクラブ・レオンとの直接対決が残っているが、これまで以上に希望を持っている。

 

第7位:クラブ・レオン(勝ち点19=5勝4敗4分け)

前節ホームゲームでPUMASに敗れ、勝ち点19で第7位に後退。延期試合を含む残り4試合でまだ第4位以内や首位になる可能性を残すが、対クルス・アスル戦の直接対決に勝たなければならない一方で、クラブ・アメリカやFCアトラス、デポルティーボ・トルーカ、CFモンテレイ、UANLティグレスらの試合結果次第となる。

 

第8位:CDグアダラハラ(勝ち点18=4勝4敗6分け)

残り3試合で、勝ち点18。レペチャヘ進出圏内で、第4位以内に入る可能性を残している。もし全勝すれば、デポルティーボ・トルーカ、FCアトラス、UANLティグレスらの上位へポジショニング出来る。カギとなる試合は、第16節のUANLティグレスとの直接対決(アウェーゲーム)。現実には週の半ばで上位進出のカギとなる試合で、最下位のチームとスコアレスドローに終わっている。

 

第9位:プエブラFC(勝ち点18=4勝4敗6分け)

昨シーズンにサプライズを見せた後、まぁまぁの結果でレペチャヘ進出圏内である、第8位にポジショニングしている。残り3試合で全勝した場合でも、FCアトラスが勝ち点5を超えず、デポルティーボ・トルーカは勝ち点6を超えず、CFモンテレイ、UANLティグレス、クルス・アスル、クラブ・レオンが残り試合で勝ち点3を挙げなければ、総合順位表の第2位に到達可能。

 

第10位:アトレティコ・サンルイス(勝ち点17=4勝4敗5分け)

延期1試合を残して、勝ち点17で第10位。残り4試合全勝で総合順位表の第2位進出も可能であるが、しかし勝ち点3以下しか挙げられなかった場合、第13位のCFパチューカが4試合で勝ち点4以上を挙げると、レペチャヘ圏外へ追いやられるリスクもある。

 

第11位:マサトランFC(勝ち点17=4勝5敗5分け)

残り3試合で全勝して、上位チームが勝ち点6(2勝)以上しなければ総合順位表の第2位まで上がれる可能性を残す。カギとなる試合は最終節の対CDグアダラハラで、直接リギージャ進出もしくはレペチャヘ進出する1ライバルチームとの直接対決である。

 

第12位:サントス・ラグーナ(勝ち点16=3勝3敗7分け)

延期1試合を含めて残り4試合全勝すれば、総合順位表の第2位まで進出可能。カギとなる試合は今週末の対デポルティーボ・トルーカ戦と最終節の対アトレティコ・サンルイス戦で、もし前者の試合で負けると、FCアトラスの試合結果次第で第3位もしくは第4位までしか上がれない。

 

第13位:CFパチューカ(勝ち点15=4勝6敗3分け)

前節対UANLティグレス戦のアウェーゲームに敗れ、現在のところレペチャヘ進出圏外だが、残り3試合で全勝すれば問題なくレペチャヘ進出が可能。加えてアトラスFCとデポルティーボ・トルーカが敗れ、UANLティグレスが勝ち点26以上挙げなければ、直接リギージャ進出も可能。

 

第14位:ケレタロFC(勝ち点15=3勝5敗6分け)

まだレペチャヘ進出の可能性は残っており、残り3試合。進出圏内である第12位までの勝ち点差は2で、第4位のデポルティーボ・トルーカまで勝ち点差6。もしデポルティーボ・トルーカが残り試合未勝利で、全勝すれば追い付ける。前述と同じように、他チーム結果次第ではある。

 

第15位:ファレスFC(勝ち点15=4勝7敗3分け)

今季の調子は今一つで、レペチャヘ進出まであと勝ち点2。残り3試合をケレタロFCやCFパチューカ、サントス・ラグーナが負ければ、1勝するだけでレペチャヘ進出が可能。

 

第16位:クルブ・ネカクサ(勝ち点14=4勝8敗2分け)

ダブルヘッダー週における対デポルティーボ・トルーカ戦のドローで、残り1勝してファレスFCとCFパチューカ、サントス・ラグーナ、PUMASが次節勝たなければレペチャヘ進出。

 

第17位:PUMAS(勝ち点14=3勝5敗5分け)

延期1試合を含め、残り4試合。総合順位表のブービーだが、まだレペチャヘ進出争いに生き残っている。残り試合の対CFパチューカ戦とサントス・ラグーナ戦はそれぞれレペチャヘ進出争いのライバルとの直接対決となり、2試合とも勝てばレペチャヘ進出。但しマサトランFCやCDグアダラハラ、アトレティコ・サンルイスらが残り3試合で、勝ち点6を挙げ(2勝し)なければという条件付き。

 

第18位:クラブ・ティファナ(勝ち点9=1勝7敗6分け)

前節対CDグアダラハラ戦のスコアレスドローで、勝ち点9のまま最下位。残り3試合を全勝し、クルブ・ネカクサやケレタロFC、サントス・ラグーナが勝ち点16以下であれば、レペチャヘ進出が可能となる。

 

★順延試合

第3節分:

11月3日(水)午後7時キックオフ CFパチューカ対アトレティコ・サンルイス

11月3日(水)午後9時キックオフ クルス・アスル対クラブ・レオン

11月4日(木)午後8時キックオフ PUMAS対サントス・ラグーナ