まだ生き残っている!PUMASがクラブ・ティファナを倒し、レペチャヘ(敗者復活戦)を目指す
PUMASが3連勝で勝ち点9を獲得、クラブ・ティファナに大量得点勝ちでレペチャヘ進出圏内へ
今シーズンこれまでたった1勝しか挙げていなかったPUMASのレペチャヘ進出という奇跡は、非常に現実味を帯びてきた。1週間でファレスFCを1-0、クラブ・レオンを2-1、そしてオリンピック・スタジアムのホームゲームでクラブ・ティファナを力強く3-1で倒し、3連勝を達成したからだ。PUMASの得点者は前半44分アルトゥーロ・オルティス、後半1分ファン・ディネンノ、同10分ファビオ・アルバレス。クラブ・ティファナはオリンピック・スタジアムで433分無失点(後期ステージ第3節対アトレティコ・サン・ルイス戦以来)を破る、後半20分ブラディミル・ロローニャによる得点であった。
この勝利でPUMASは総合順位表の第13位となり、クラブ・ティファナは引き続き最下位のまま。そして今、PUMASはレペチャヘ進出を自身の結果次第で手に入れる可能性がある。来週CFパチューカをアウェーゲームで訪れ、この連勝を伸ばすと同時にリギージャ(プレーオフ)進出も夢ではなくなった。
主審:フェルナンド・エルナンデスによるキックオフの笛と共に、PUMASは前半開始からボールを奪って相手ゴールを目指した。対するクラブ・ティファナはカウンターアタック狙いで、自陣に引いて守備に専念した。セバスチャン・サウセドによる右サイドからのセンタリングに、ペナルティーエリア中央で合わせたファン・ディネンノが倒され一時はペナルティーキックの判定がされたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビューをされた後に無効となった。
PUMASはこのプレーの後さらに攻撃の手を緩めずに、ファビオ・アルバレスがペナルティーエリア外から力強いシュートを放ったものの、ゴールポスト右側を掠めてスタジアムの1万1千人を沸かせた。前半はスコアレスドローのままハーフタイムへと思われた時、コーナーキックからのこぼれ球を拾ったエリック・リラによるセンタリングは、エリア内でフリーになっていたアルトゥーロ・オルティスへ。これをヘディングシュートで決めて、先制。
後半に入ると、クラブ・ティファナは今シーズンリーグワースト守備陣(被得点22)の本領を発揮し始めた。ゴールキーパー:ホナタン・オロスコによるスローインからウルグアイ人ディフェンダーのホナタン・ラクがエステバン・パベスへボールを不用意にパス。これをファン・ディネンノがカットして、ダイレクトシュート。これで難なく、追加点を挙げた。
さらにその直後、今度はそのファン・ディネンノが右サイドから珍しくセンタリングを挙げたボールをファーサイドで待っていたファビオ・アルバレスがダイレクトボレーでネットへ突き刺し、3点目。このゴラッソで、ほぼ試合の勝敗は決まった。その後、クラブ・ティファナも反撃を試みる。コーナーキックからのセンタリングをルーズボールとなったところを、ペナルティーエリア内でブラディミル・ロローニャが落ち着いてゴール右隅へ押し込み、3-1とした。
クラブ・ティファナの得点にもかかわらず、PUMASは更なる得点を目指していたので、相手チームの空いたスペースを利用して得点チャンスを創出した。右サイドをほぼハーフラインからゴールラインまで突破したアラン・モソが、最後は相手ゴールキーパーとの1対1になり、フワッと浮かしたボールで狙ったゴールは惜しくもゴールポスト左側を掠めた。こうして試合は終わり、この勝利でPUMASは漸く総合順位表の真ん中辺りまで進出。レペチャヘ進出へ向けて、さらに前進したのであった。