Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

元PUMAS首脳陣:マリオ・トレホによる、今シーズンの現状分析

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PUMASは最下位でリギージャ(プレーオフ)へ進出し、リーグ優勝した2004年前期ステージの再現が可能

 

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1977年に選手として、また2009年と2011年に首脳陣としてそれぞれメキシコサッカー1部リーグをPUMASで優勝したマリオ・トレホは、2004年に当時メキシコサッカー1部リーグ初の連覇を成し遂げたのはPUMASであると強調した。そして今回再びその歴史が再現可能であり、それを望んでいると述べた。

 

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「チームは、すでにレペチャへ(敗者復活戦)への進出に近づいている。ここ数戦の勝利を楽しむ必要がある。 しかし、残り3試合の難しいゲームがやってくる。願わくばPUMASが勝ち、チームが前進して欲しい。それは、チームのクオリティ、良い雰囲気、そして観客の素晴らしいサポートという要素を持っている。 さらに強調したいのはPUMASは相手チームにとって、非常に難しいライバルであるということだ。」と彼はコメントした。

 

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PUMASは総合順位表の第14位(勝ち点17)であり、非常に困難であったが、対ファレスFC戦、対クラブ・レオン戦、そしてクラブ・ティファナ戦に3連勝し、レペチャヘ進出争いに加わった。そして今新たな成功を収めるため、対CFパチューカ戦(アウェーゲーム)、対サントス・ラグーナ戦、そして対クルス・アスル戦(共にホームゲーム)に臨まなければならない。

 

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「チーム内における一致団結は非常に重要であり、勝利は良い雰囲気とさらなる団結を作り出すが、有能で真剣な選手たちがいるので、彼らは地に足を付いていると確信している。 勝利を楽しむのは有効だが、状況と待っている対戦相手をよく分析する必要があり、己を信頼してはならない。すぐに我々のクラブが最良の順位にあるのを見ることができると思う。」と、彼は付け加えた。

 

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彼は、現在のトーナメント形式を批判する人々に同意した。 しかしルールはそこにあり、それらはメキシコサッカー1部リーグ議会のすべてのメンバーによって合意されたものであり、誰のせいでもない。それを、うまく活用しなければならない。 これはPUMASが実際に行っていることであり、ごく最近まで困難な状況にあった。

 

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「しかし残り試合がある以上、それらを勝たなければならない。総合順位表にひしめいているチーム間の差はほとんどないので、勝ち点を積み重ねなければならない。レペチャヘに進出するんだということを強く意識して、これまで経験したリーグ開幕からの悪かった状況が奪うものは何もない。それは、その場の状況に適応するだけだ。」と、彼は振り返った。

 

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今のところ、彼はまた、選手たちがピッチで示している統合と連帯を、アンドレ・リリーニが率いるチームの主な強みと見なしている。 「自信と戦術理解があるのは、手に取るように分かる。このチームの主な特徴であったものや本来あるべき闘志を取り戻したことを示している。 それは1戦ごとに膨らんでおり、良い結果とともに力強く本来いるべきポジションへと到達しつつある。」

 

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そして彼は、別の側面についても考えた。

「観衆は非常に重要な要素であり、それは争っている場面で特別なものを与えてくれる。彼らをサポートし、時に要求をし、後押ししてくれる観衆と共に感じることは、ピッチでなくてはならないものを満たしてくれる。彼らが観衆のいる試合で良い結果を達成し、そのホームゲームは残り2試合ある。」