ドラマティックな結末!CFアトラスがPUMASを下し、22年ぶりの決勝進出
PUMASは、カミーロ・バルガスからのリバウンドを押し込んだフアン・ディネンノの得点でゴールを決めた
CFアトラスはトーナメントで正式な決勝進出を決めたが、その切符を掴んだのは論議を醸し出すものだった。ホームスタジアムのハリスコ・スタジアムで行なわれた準決勝2ndレグは、劇的な夜に良い内容だった今シーズンを0-1でPUMASに敗れたものの、スコア上は1-1で総合順位表で上位の恩恵を受ける形となった。CFアトラスは、1999年にデポルティーボ・トルーカに敗れた以来ぶりにリギージャの決勝進出を果たし、そこから無冠の歴史が続いている。最後にリーグ優勝をしたのは、1950年のことである。
CFアトラスはこの夜43,000人の観衆をハリスコ・スタジアムに迎え、彼らの緊張は頂点に達していたが、目標を達成しPUMASは最後の最後まで後半素晴らしい形でファイトし、主審:ホルヘ・ペレス・ドゥランはPUMASにとってペナルティーキックを宣告せず、さらにはファン・イグナシオ・ディネンノを退場処分にしたのである。CFアトラスによる力強さは、シーズンを通して維持したディフェンスラインの規律正しさであった。木曜日のオリンピック・スタジアムで行なわれた1stレグを1-0で勝利し、2ndレグもまた同様に試合の主導権を奪って、アルフレード・タラベラの守るゴールへ殺到した。
フリオ・フルチとフリアン・キニョネスの2TOPは、CFアトラス攻撃陣の主力となり、PUMASもまた前半に幾つかの先制チャンスを得た。後半9分にはフリオ・フルチによるシュートが逸れたボールをキニョネスが詰め損ね、後半25分には脚を痛めて不運にも負傷者救護車によってピッチを去らざるを得なくなった。PUMASは後半31分、エフライン・ベラルデがペナルティーエリアの外から放ったロングシュートをカミロ・バルガスが弾いたこぼれ球をゴール前に詰めていたファン・ディネンノが押し込み、先制。スコア合計で同点に追い付いた。
ハリスコ・スタジアムの緊張は最高潮に達した。 PUMASはあと1点決めれば、決勝進出。観衆はさらにチームを後押しする応援をした。後半42分にPUMASに有利なペナルティーキックが宣告されたため、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でプレーがレビューされたが、アンデルソン・サンタマリアが少なくともディネンノの鼻に接触していることは明らかでしたが、結局ペナルティーキックは無効となり、プレー続行となった。ディネンノは鼻の部分に出血を引き起こした切り傷に苦しんだ。
PUMASは最後まで奇跡を信じて攻撃し続けたが、それは起こらなかった。 ディネンノはサイドからのセンタリングをオーバーヘッドシュートを放とうとしたが、後方からマークをしに行っていたヘスス・アングロの存在に気が付かず、接触。そのまま、退場処分を受けた。アディショナルタイムは9分が追加され、CFアトラスはスコア合計で1-1のまま、レギュラーシーズンの総合順位表で上位であったため決勝進出。1stレグはクラブ・レオンのホームスタジアムで、2ndレグはCFアトラスのホームスタジアムでそれぞれ行われる。