クラブ・ティファナはＰＵＭＡＳを破り、２０２２年後期ステージ初勝利を収める
リサンドロ・ロペスの得点によってクラブ・ティファナは、総合順位表の下位から抜け出すための重要な勝ち点３を挙げる
ベンチとスタンドからメキシコ代表チームのＦＩＦＡ国際マッチデーにおける２０２２年カタールＷ杯北中米カリブ海地域予選の３試合を観戦した後、アルフレード・タラベラは所属チームであるＰＵＭＡＳへ戻り、ペナルティーキックをセーブする活躍をして、メキシコ代表のゴールキーパーとしてまだそのポジションを争う１人であるというアピールをする素晴らしい試合をした。彼はペナルティーキックを阻むセーブなどで、ＰＵＭＡＳを大量失点する窮地から救った。残念ながらＰＵＭＡＳは、後半２３分にリサンド・ロペスによる、まるでジネディーヌ・ジダンばりのダイレクトボレーシュートで、カリエンテ・スタジアムにおいて０－１で敗れた。ＰＵＭＡＳのアンドレス・リリーニ監督は、選手たちたちとこれまで以上に努力をしなければならない。なぜならＰＵＭＡＳが今シーズン最悪の開幕ダッシュをしたクラブ・ティファナ戦の守備は、今シーズンの開幕２節と前節の対ＵＡＮＬティグレス戦の前半に見せた守備とは打って違ったものだったからである。
試合は前半ＰＵＭＡＳのディフェンダー：ニコラス・フレイレがホナタン・オロスコに放ったヘディングシュートの後、クラブ・ティファナは試合の主導権を握った。ペナルティーエリアの中心にセンタリングを送った際に、ディオゴ・デ・オリベイラはボールをクリアしようとしたが、あわやオウンゴールという弾道をクロスバーが最初にＰＵＭＡＳを救った。それはＰＵＭＡＳにとって安堵感を与え、クラブ・ティファナの選手たちにフラストレーションをもたらした。クラブ・ティファナは攻撃の手を緩めずに、ＰＵＭＡＳのゴールを攻撃し続けた。 レナト・イバーラはルーズなボールを拾い、ダイレクトシュートを放ったが、アルフレード・タラベラががっちりセーブした。
メキシコリーグ唯一の人工芝グラウンドへ対応をしようとした以上にＰＵＭＡＳはディフェンスゾーンで深刻なミスを連発し、スルーパスを受けたファクンド・フェレイラはタラベラと再び対峙。浮いたボールでシュートを試みたものの、これは難なくキーパーが抑えた。前半終了間際、タラベラはリーグで最高のゴールキーパーの１人であることが証明された。 クラブ・ティファナによるシュートを防いだ後に、そのこぼれ球をジョゼ・ロジェーリオが相手選手との競り合いで倒してしまい、これがペナルティーキックの判定に。ファクンド・フェレイラがこのペナルティーキックキッカーとしてシュート。しかし、これはタラベラが見事なセービング。ただしこのプレーはＰＵＭＡＳの選手がフライングで飛び出してしまったため、改めてペナルティーキックに。２度目もまたゴールの枠を捉えられず、結局ノーゴールのまま前半終了。
後半に入ってＰＵＭＡＳはアラン・モソが右サイドを駆け上がって攻撃を仕掛け、ペナルティーエリアの真ん中へセンタリング。待っていたファン・ディネンノへピッタリと合ったが、放ったヘディングシュートはホナタン・オロスコの頭上を越えていった。クラブ・ティファナによる猛攻撃の前に、ＰＵＭＡＳは得点チャンスを待っていた。ファビオ・アルバレスがファーサイドのボールをダイレクトシュート。しかし、これはゴール脇を逸れていった。クラブ・ティファナが得点をマークする唯一の方法は、ＰＵＭＡＳによる途方もないエラーを逃さなかった、リサンド・ロペスによる天才的な左足によるシュートだった。アルゼンチン人のディフェンダーは、ルーカス ・ロドリゲスからのクロスをボレーで合わせ、アルフレード・タラベラが守るゴールを突き破った。
ＰＵＭＡＳの選手たちとサポーターは、ＦＩＦＡ国際マッチデーによるリーグ中断による２週間の間で休むことができたチームを５回以上救ったアルフレード・タラベラを間違いなく崇めることだろう。そしてそれはＰＵＭＡＳの防御が機能しない中で、クラブ・ティファナによる明らかな得点チャンスを決めきれない状況をチームのゴールキーパーが素晴らしい方法で解決したからである。暫定的に総合順位表の第５位に落ちたＰＵＭＡＳは、今週末にオリンピック・スタジアムにおいてクラブ・レオンをホームで迎え撃つために備える必要がある。クラブ・ティファナはマサトランＦＣをアウェーゲームで訪れる。
