PUMASには闘志もスピリッツも残されておらず、オリンピック・スタジアムで対クルブ・ネカクサ相手に敗れる
PUMASは今シーズンのメキシコサッカー1部リーグ戦において3連敗を喫し、5試合続けて勝利無し
クルブ・ネカクサの得点は前半27分と後半15分、かつてセリエAでもプレーをしていたウルグアイの元アンダー17代表:ロドリゴ・セバスティアン・アギーレによる2得点と、前半19分のアラン・メディナによる得点。PUMASは後半23分、ジオゴ・デ・オリヴェイラによる得点であった。この結果PUMASは勝ち点11のまま、総合順位表の第12位へ転落。クルブ・ネカクサはこの勝利で、暫定で第8位まで上昇した。PUMASはFIFA国際マッチデーのリーグ戦が一時中断する来週の日曜日に、メキシコサッカー1部リーグ2022年後期ステージ第9節順延分としてマサトランFCを迎え撃つ。
その4分後には、改めてPUMASはクルブ・ネカクサに追加点を献上してしまう。左サイドからのセンタリングのこぼれ球を反対側のコーナーでキープしたロドリゴ・アギーレから走り込んだイデケル・ドミンゲスへ。このマークに付いていたファビオ・アルバレスがもつれ込んだまま倒してしまい、これがペナルティーキックの判定。これをキッカーのロドリゴ・アギーレが右サイドポストへ直撃しながらも決め、2点目。
前半最後の数分でPUMASは反撃を試みたが、クルブ・ネカクサの懸命のディフェンスの前にゴールを出来ずにハーフタイムを迎えた。後半に入ってもPUMASは引き続き何度も攻撃を仕掛けたが、単調で相手守備陣が容易に予測可能なものであったため、エリア中央でヘディングしようと左右のサイドからのセンタリングに対してクルブ・ネカクサディフェンダーらは注意深く良く守った。
もはやこれまでと思われた後半24分、途中出場したアレク・アルバレスがボールを奪ってそのまま左サイドをドリブルで突破。そのままファーサイドへセンタリングしたボールを、エリア後方から走り込んで高い打点のヘディングでジオゴ・デ・オリヴェイラが押し込み、1点を返した。
最後は何とかもう1点取り返そうというPUMASの必死の反撃も束の間、このままのスコアで試合終了。いみじくもクルブ・ネカクサの監督はかつてここ最近のPUMAS黄金時代を牽引したOBであり、東京オリンピックのメキシコサッカー代表を率いていたハイメ・ロサーノ。試合後のインタビューでは、これまで選手として達成することが出来たことはクラブに対して借りがあり、ほんの一部であれいつの日かクラブへお返しする日があると思うとコメントした。