Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

CONCACAFチャンピオンズリーグ 準決勝 2nd.レグ Cruz Azul 0-0 UNAM

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PUMASがクルス・アスルを止め、CONCACAFチャンピオンズリーグへ決勝に進出

 

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エモーションはあるがゴールがないゲームで、PUMASは30分間1人少ない中、完璧なディフェンスを見せた

 

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PUMASは、新たな決勝戦に進出した。戦前の全ての予想に反して、再びそのキャラクターを示した。そのスピリッツは、何も誰も恐れることなく競い合う。対戦するチームがメキシコのサッカー1部リーグにおいて、最も陣容が充実したチームの1つであるかどうかは関係ない。PUMASはこの夜のスコアレスドローで完璧なディフェンスを示したため、結果的には1stレグの結果のみで十分であったが、苦しみながらも決勝に進んだ。

 

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クルス・アスルは、このままではスコア合計で2−1のため、まずは得点をしなければいけなかった。そしてそのためにウリエル・アントゥナをスタメンとしてピッチへ送った。彼は相手のバランスを崩すのが最も得意なプレーヤーで、ベンチに温存するような選手ではなかった。対するPUMASは負傷していた正ゴールキーパー:アルフレード・タラベラが、アンドレス・リリーニ監督ですら予測していなかった短期間における回復で間に合った。

 

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試合のスピードを上げようとしたのはクルス・アスルで、スコアをイーブンにしたいという願望を持って相手を飲み込もうとした。PUMASはこのままのスコアであれば決勝進出という中で、後ろに下がってプレーをすることはしなかったが規律よくスペースをクローズし、ディオゴ・デ・オリヴェイラの持っているポテンシャルを利用して攻撃に転じた。

 

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PUMASは前半19分、自陣でボールを奪い返したファビオ・アルバレスがハーフライン辺りでボールを受けたファン・ディネンノからディオゴ・デ・オリヴェイラにスルーパス。これを右サイドをドリブル突破し鋭いシュートを放ったが、セバスティアン・フラドが良いセーブでこれを防いだ。その直後に今度はクルス・アスルが反撃、ウリエル・アントゥナから最後はアルフレード・タラベラと1対1になったイバン・モラレスがクロスバー直撃のシュート。

 

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前半30分、自陣手前から前線へニコラス・フレイレがフィード。これをディオゴ・デ・オリヴェイラが一旦ファン・ディネンノへ叩き、ボールを後ろにいたファビオ・アルバレスへ。この間に一瞬の隙を突いてレオネル・ロペスが抜け出し、最後はゴールキーパーの飛び出しを交わして浮かせたシュート。しかしこれは、オフサイドの判定でノーゴールとなった。

 

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後半に入って、耐力の無かったクルス・アスルに対してさらにPUMASが反撃。忍執拗な攻撃を仕掛けた。これによって、試合は殺るか殺られるかというテンションへと拡がっていった。数分が経過し緊張が高まった時、クルス・アスルは選手交代でさらに攻撃の手を加えた。イバン・モラレスに代わってサンティアゴ・ヒメネスが、ラファエル・バカに代わってクリスティアン・タボがそれぞれ途中出場。しかし試合は後半17分、急遽展開が変わる。抜け出したサンティアゴ・ヒメネスに対して、ゴールキーパーとの1対1になることを阻止しようとしたアルトゥーロ・オルティスが手で引っ掛けて故意的なファール。これを主審マリオ・エスコバルが、一発退場のレッドカードの判定。

 

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クルス・アスルには試合を決めるゴールを奪うために、30分が残された。アンドレス・リリーニ監督は、レオネル・ロペスを下げてホセ・ガリンドを投入して守備を固めた。ディオゴ・デ・オリヴェイラがペナルティーエリア内でアドリアン・アルドレテに倒された際に、主審はペナルティーキックの判定をしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビューで最初にボールへ向かってスライディングしていたことから、無効の判定へ覆された。後半終了間際には1点を入れなければ敗退となるクルス・アスルに対するプレッシャーが最高潮となって選手たちを押しつぶし、最後まで冷静なプレーをすることが出来ないまま試合終了。スコア合計2-1でPUMASが、決勝の舞台へと駒を進めた。

 

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