Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

CONCACAFチャンピオンズリーグ 決勝 2nd.レグ Seattle Sounders FC 3-0 UNAM

 

歴史は繰り返す!PUMASはCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝2ndレグで、シアトル・サウンダーズFCに敗れる

 

 

2005年同様、PUMASはクラブワールドカップ出場を断たれ、メキシコサッカー1部リーグのMLSに対する覇権を失う

 

 

PUMASはCONCACAFチャンピオンズリーグを優勝したシアトル・サウンダーズFCに対して0-3(スコア合計2-5)で敗れた結果、メキシコサッカー1部リーグのMLSに対する覇権は終わり、クラブワールドカップ出場を逃した。PUMASにとって、2005年に対デポルティーボ・サプリサ戦でメキシコ勢として唯一敗れた歴史を繰り返した。

 

 

得点者はシアトル・サウンダーズFCのマヌエル・ルイディアス(前半45分、後半35分)と、ニコラス・ロデイロ(後半43分)で、メキシコサッカー1部リーグに大きな打撃を与えた。敗れたPUMASは今週日曜日の対CDグアダラハラ戦(敗者復活戦)のため、メキシコへ戻った。メキシコサッカー1部リーグに在籍していたマヌエル・ルイディアスのシュートがジオゴ・デ・オリヴェイラのオウンゴールになった瞬間、PUMASの2005年の苦い思い出はまるでクラブワールドカップ出場の夢が崩れ始めたかのように見えた。

 

 

マヌエル・ルイディアスは、ペナルティーエリアの真ん中でルーズボールを見つけ、アルフレード・タラベラ目掛けて強烈なシュートを放った。これに反応したジオゴ・デ・オリヴェイラの足が当たってしまい、ルーメン・フィールドを埋め尽くしたサポーターたちを歓喜させた。

 

 

このゴールの前にPUMASは明らかな先制チャンスを掴んだが、ワシントン・コロソがこれを外したのだ。ファビオ・アルバレスによるスルーパスをフリーの状態でエリアで受けたのだが、相手ゴールキーパー:シュテファン・フライに対してボールをスタンドへ吹かしてしまい、すでに得点を祝おうとしていたアンドレス・リリーニ監督をガッカリさせた。

 

 

前半は非常に波乱含みであったため、シアトル・サウンダーズFCは負傷のため2名の選手交代を余儀なくされた。対するPUMASは捻挫を完治できなかったアラン・モソの代わりに中盤の要としてレオネル・ロペスとともに出場したホセ・リカルド・ガリンドがイエローカードを掲示された。

 

 

後半に入って追い掛ける展開のPUMASは、メキシコサッカー1部リーグのMLSに対する覇権を賭けて、死ぬ気でピッチへ飛び出して得点チャンスを創出。ジオゴ・デ・オリヴェイラが放ったヘディングシュートは、惜しくもシュテファン・フライの好セーブで止められた。PUMASの不安と緊張はより大きくなり、アルフレード・タラベラまでがビルドアップをしようとスローインしたボールは相手フォワードの目の前に転がり、自身の手でその帳尻を合わせた。

 

 

PUMASがゴリ押しで同点に追い付こうとしたため、時間が経過するに連れて、自陣にスペースを開け始め対するシアトル・サウンダーズFCはそれを利用してカウンターアタック。マヌエル・ルイディアスによる2点目を献上した。

 

 

さらにその後、ペナルティーエリア内でパスを受けたジョーダン・モリスがマークをするディフェンダーをかわしてシュート。これをアルフレード・タラベラが辛うじて触り、ポストに直撃したこぼれ球を最後はニコラス・ロデイロが押し込んで、ダメ押し。

 

 

試合はそのまま逃げ切り、2戦合計2-5でシアトル・サウンダースFCが勝利。CONCACAFチャンピオンズリーグで初めてメキシコ勢以外の優勝となり、前身であるCONCACAFチャンピオンズカップ時代の2000年にロサンゼルス・ギャラクシーが優勝して以来のアメリカ勢の優勝となった。.