Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

現在のPUMAS陣容の価格価値

 

ただ今リギージャ(プレーオフ)準々決勝の真っ最中ですが、早くもPUMASは来シーズンへ向けて選手たちの契約更新を始めました。中には今シーズン限りで更新されない選手たちもおりますが、ここでそもそもPUMASはなぜ優秀な選手たちを売却して廉価な選手たちを探してきて陣容を維持しなければならないのか?という点について触れたいと思います。

 

上記画像は、現在のメキシコサッカー1部リーグ各チームの陣容を金額にしたものです。まずは首位のCFモンテレイは約7,500万ユーロ(100億3500万円)。続いてUANLは7,230万ユーロ(97億2000万円)。さらにクラブ・アメリカは6,800万ユーロ(91億4800万円)といずれも90億円以上です。これに対してPUMASは、290万ユーロ(約37億5000万円)と3分の1以下という訳です。

 

Plantilla del Seattle Sounders vale casi 500 millones más que la de Pumas

シアトルサウンダーズFCの陣容は、PUMASのそれよりも約5億ペソ(約12億3千万円)多くの価値がある

2022/05/14 15:09

ちなみに先日CONCACAFチャンピオンズリーグ決勝で対戦したシアトルサウンダーズFCの総陣容に対して、PUMASのそれは約5億ペソ(約12億3千万円)低いというのが上記記事で、シアトルサウンダーズFCの最も高いラウル・ルイディアス選手の価値は800万ユーロ(約11億800万円)。対するPUMASで最も高いファン・イグナシオ・ディネンノ選手の価値は450万ユーロ(約6億2,500万円)であると、上記の記事は謳っています。

 

 

こちらが現在のPUMASの年棒総額(約800万ドル=10億万円)。1番の高給取りは、正ゴールキーパー(メキシコ代表)のアルフレード・タラベラで、137万ドル(約1億7千万円)。続いてセンターバックのニコラス・フレイレで、61万ドル(約8千万円)。さらにサイドバックのアラン・モソが58万ドル(約7千万円)。

 

そもそもクラブの財政的にメキシコサッカー1部リーグやアメリカのメジャーリーグサッカーの主要クラブと違って各ポジションに一流選手たちを揃えることが出来ないので、下部組織出身選手たちを1部リーグにデビューさせて1〜2年ぐらいで一人前になってから、他クラブへ高額(上記の以前ボランチだったエリク・リラ(当時の年棒57万ドル=約7000万円をクルス・アスルへ400万ドル=約5億1,500万円)にて売却しない訳にはいかないということです。