Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2022年8月7日開催 第57回ジョアン・ガンペール杯 FC Barcelona vs UNAM

 

クラブ・ウニベルシダ・ナシオナルが親善試合で国際化を目指す


レオポルド・シルバ会長は、7月13日水曜日の午後8時にオリンピック・スタジアムにおいてセルタ・デ・ビーゴと対戦するが、今度は来月スポティファイ・カンプ・ノウ・スタジアムにおいてFCバルセロナと対戦することを発表した。

「最後にPUMASがスペインサッカー1部リーグのチームと対戦したのは、今から19年前にオリンピック・スタジアムにおいて当時ハビエル・アギーレが率いていたCAオサスナと試合を行なった時で、それ以降リーガエスパニョーラのチームと対戦する機会は無かった。」

 


「FCバルセロナは、8月7日にスポティファイ・カンプ・ノウ・スタジアムにおいて行われるジョアン・ガンペール杯*1に招待した。当初その試合で対戦する予定であったイタリア・セリエAのASローマであったが、キャンセルしたので我々が招待された。PUMASが最もランクの高いクラブの1つとの試合を行うことは、サッカー界の中心となり牽引していく絶好の機会である。またこのカップ戦を争うために招待されたことに対して、非常に満足している。我々は大きなモチベーションを持って試合に臨むつもりで、先ほどトレーニングを終えた選手たちにも伝えたが、非常に感動していた。」

 

 

首脳陣は、チームが対戦を予定している国際マッチを強調した。「非常に複雑なリーグ戦があるので、PUMASにとって国際化することは意図の1つだ。リーグ戦のさなかにこの試合をどのように快適にバルセロナで試合を出来るか?確認している。昨年から米国のロサンゼルスオーランドニューヨークヒューストンそしてサンアントニオなどにおいてでいくつかの試合をする機会があった。またTOPチームをオリンピック・スタジアムへ連れていき、重要なクラブチームと対戦させるという案もあったが、あくまでもリーグ戦日程と大きく関係する。我々は、リーグ戦で責任を果たさなければならないからだ。」と説明し、以前にスペインの地で果たした偉業を思い起こした。

 

「我々はすでに第26回サンティアゴ・ベルナベウ杯でレアルマドリードを相手に勝利している。そして今、もちろんバルセロナへ乗り込んで勝利するつもりだ。まずは旅程を確認し始めており、基本的には試合前の木曜日に出発して、余裕を持って現地入りし、翌週の土曜日にオリンピック・スタジアムにおいてメキシコシティダービー(対クラブ・アメリカ戦)があるので、月曜日にメキシコシティに戻るつもりだ。」

 

*1:ジョアン・ガンペール杯

毎年8月にスペインで開催されるサッカーの親善試合である。FCバルセロナが主催し、本拠地カンプ・ノウにスペイン国内外からクラブを招いて行われる。大会名はFCバルセロナの設立者であり選手であり会長であったジョアン・ガンペールに由来しており、エンリク・リャウデット会長時代の1966年に始められた。

1966年の第1回大会にはベルギーのRSCアンデルレヒト、フランスのFCナント、ドイツの1.FCケルンが招かれ、FCバルセロナが決勝で1.FCケルンを3-1で破って優勝した。1.FCケルンは1978年大会と1981年大会で優勝しており、主催するFCバルセロナ以外で複数回優勝している唯一のクラブである。1967年の第2回大会にはスペインのアトレティコ・マドリード、ドイツのバイエルン・ミュンヘン、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズが招かれ、バイエルンとボカはその後もたびたび出場している。バイエルンは1984年大会と1987年大会と2006年大会で準優勝しており、南米のクラブとして初出場したボカは1977年大会と1984年大会と2003年大会と2008年大会にも出場している。その後の大会ではイタリアやドイツのクラブが多く招待されている。アトレティコ・マドリード以外のスペインのクラブでは、アスレティック・ビルバオとCDテネリフェとバレンシアCFが招待されたことがあり、CDテネリフェは1993年大会で、バレンシアCFは1994年大会で優勝している。

1996年大会までは4クラブが出場し、準決勝2試合と3位決定戦1試合と優勝決定戦1試合の計4試合が行われた。公式戦の試合数が増加し、それにともなってプレシーズンが短縮されたために、1997年からは招待クラブが1クラブとなり、1試合でトロフィーの行方が決するようになった。90分で決着がつかない場合は、延長戦は行わず、PK戦で勝敗が決定される。優勝トロフィーは金色仕上げが施された銀製の杯であり、大理石の台座の上に乗っている。