2017年前期ステージ第13節から2019年後期ステージ第4節まで、約3シーズンにわたってPUMASのTOPチームの監督を務めたダヴィッド・パティーニョが、今シーズン新補強選手:ダニエウ・アウヴェスの移籍について語った。
記者「PUMASにしては、珍しいこのブラジル人サッカー選手の移籍についてどう思うか?」
パティーニョ「その他の種類の選手ではなく、この手の選手がPUMASに移籍して来たことは非常に良いことであって、若手選手たちの可能性を拡げるものだ。それが、自分が考えていたことだ。彼にような外国人選手、彼の持っているクオリティーが若手選手たちと集団を組むこと。将来どのようなプランがあるかどうかは分からないが、今外国人選手たちが所属するチームに移籍する。彼のような代表クラスの選手が移籍することでそのチームにいるメキシコ人選手や外国人選手たちが成長できるので、それは良いことだ。自分はポジティブに捉えている。だからPUMASを応援している人たちは、彼の移籍を祝うべきだ。」
記者「この手のスケールがある移籍は、メディア的にも大きな影響がありますね。」
パティーニョ「そうだね。メディア的にも、スポーツとしてもね。そして明らかにPUMASは、リーグ優勝をしなければならない。今季移籍して来た選手たちと共に、言い訳無しに優勝争いをすべきだ。」
記者「今、PUMASはリーグ優勝候補か?」
パティーニョ「常にそうだ。そうでない年は、一1度も無い。ただ、今度はこれまで以上にだ。もう逃げ道は無い。ピッチの中に6人の外国人選手、下部組織出身選手であればホルヘ・ルバルカバぐらいのものだろう。ただ自分が思うに、PUMASは常にリーグ優勝を狙わなければならない。そして恐らく今、非常に良い選手が揃っているというより多くの理由でだ。」
記者「ダニエウ・アウヴェスは、まだPUMASでプレーをしていない。それでもなお彼はこれまでのPUMASの歴史上、最も重要な外国人選手だろうか?」
パティーニョ「そうだと思う。PUMASの歴史上、最も重要な外国人選手との移籍契約だ。ただそれは、PUMASの歴史上、最も重要な外国人選手だとは言わない。何故ならこれまでにカビーニョ(エヴァニヴァルド・カストロ・シルバ)*1やリカルド・フェレッティらそのパフォーマンスを示してきた選手たちがいるからだ。ただ、これからだ。ダニエウ・アウヴェスは、サッカー界の最先端からやって来た。だから、それなりのものを要求しなければならない。」
なおダニエウ・アウヴェスは本日オリンピック・スタジアムで行われた、明日夜9時キックオフ予定のメキシコリーグ・前期ステージ第4節の対マサトラン戦に向けた最終調整に参加。最新情報によれば、負傷明けのアルトゥーロ・オルティスと共にスタメン出場予定とのこと。ここからはもう1つも負けられない試合が続くということになります。
*1:(メキシコリーグで415試合で312ゴールを決め8度の得点王に輝いた史上最高のFW=74年にPUMASに加入、1975~76シーズンから4度の得点王、78-79シーズンにはチームメイト:ウーゴ・サンチェスとタイトルを分け合うも、リーグ優勝はPUMAS時代の76-77シーズンのみ)