Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ前期 第8節 レビュー

 

アンドレス・リリーニ監督はPUMASが危機に陥っていることを否定「以前にもっと危機的状況があった」

 

 

PUMASの監督はクラブ・アメリカが自分たちより優勢であったことを認め、より複雑な状況が以前あったと考えている

 

 

このメキシコシティダービーにおいてPUMASは、たった1度しかシュートを放つことが出来なかった。これはメ対クラブ・アメリカ戦(メキシコシティダービー)の90分間において、相手チームは3点を決めた時、PUMASは何かが非常に間違っていたと同時に、相手ゴールキーパー:ギジェルモ・オチョアの出番は1回しかなかったということだ。こういった形でチームが敗北することはサポーターを傷付けるものであるが、アンドレス・リリーニ監督はクラブ・アメリカの方が試合で優勢であったことを認めた。

「確かにクラブ・アメリカは、主に前半ウチのチームよりも優勢だった。素早くプレーをして、チーム陣容レベルが高いライバルに対して、抵抗することが出来なかった。我々は崩れ、チームもまた崩れ、この敗戦を忘れるために来週の木曜日(第9節の対アトレティコ・サン・ルイス戦)ではより良いサッカーをしなければならないので、悲しいし暗い雰囲気の週末となってしまった。これは今シーズンの初黒星だが、痛みを伴うと同時に自分たちが出来ることを観衆に対して見せられなかったことは、自分にとって非常に悲しいことだ。」

 

 

もちろん最大の憎むべきライバルであるクラブ・アメリカに負けることは常に傷付くものだが、アンドレス・リリーニ監督にとってクラブ・アメリカに敗戦するよりも、はるかに上回る辛い経験があった。

「いや最も辛かったのは決勝戦(2020年リギージャ決勝戦CONCACAFチャンピオンズリーグ)と、2021年リギージャ準決勝に負けた時だ。メキシコシティダービーで負けることは痛ましいし、ナイフで突き刺されれば血を流すが、最も辛い瞬間があった。」

 


アンドレス・リリーニ監督はチームがバルセロナFC戦(親善試合)で負けたことは織り込み済みではなく、それ(今回の敗戦)が危機に陥っているとは考えていない。

「我々は試合に敗れ対バルセロナFC戦では多くの重荷を背負い、試合結果について多くの否定的なコメントがあったが、我々はチーム内において二度と繰り返してはいけないと話している。1試合で3点も入れられるということは受け入れられないことなので、警鐘は鳴っている。マスコミや大衆が危機と言うのであればそうかもしれないが、少なくとも自身の口からは決してそうだとは言わない。」

 

 

アンドレス・リリーニ監督にとってチームが機能しなくなったが、今こそその緩んだネジを締め直す時だ。

「選手たちは、みんなプロフェッショナルだ。こういう瞬間を経験し、我々はこういった状況におけるプロフェッショナルだ。言い訳はせずにこういった状況を胸に刻み、なぜこういうことになったのか?についてコーチングスタッフによる完全な分析、そしてその解決策を見つけなければならない。このチームが何かをするのであれば、経験した悪い瞬間と深いスランプに陥ったことを乗り越えることだ。」