Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ前期 第10節 裏話

 

まず先週末になる前にミゲル・メヒア・バロン副社長から、バルセロナ遠征から戻った後の3連敗を受けて首脳陣による明確なメッセージを説明したのは、非常に良かったですし、何よりも彼の性格やキャラクターとしてとても丁寧な対応はとても好感が持てました。何故ならば彼は以前に長い期間、現在4大クラブ(クラブ・アメリカ、クルス・アスル、PUMAS、CDグアダラハラ)で監督をしたいと願っている、元PUMAS監督である名将:リカルド・フェレッティとUANLティグレスで共に仕事をしてきてきたが故に、現在のアンドレス・リリーニ監督に代わって彼を連れてくるのでは?という憶測がメディアで広まっていたからです。

 

 

次にバルセロナ遠征後に臨んだリーグ3連戦における大敗について、ダニエウ・アウベスが移籍してくる前までは、勝てなかったもののここまでの失点を喫していなかったのはフォーメーションが4-2-3-1であり、現在の4-3-3ではありませんでした。加えてこの4-2-3-1のレオネル・ロペスとイゴール・メリタオの2人が必ず守備のカバーリングに戻っていたのに対して、4-3-3のダニエウ・アウベス、イゴール・メリタオ、マルコ・ガルシアのうちダニエウ・アウベスは彼らのようなカバーリングをしていないからです。

 

 

最後にアンドレス・リリーニ監督はディフェンスシステムという表現をしておりましたが、実際には現在負傷療養中であるセンターバック:アルトゥーロ・オルティスに代わって先発出場しているリカルド・ガリンドによる守備が、メキシコサッカー1部リーグのスピードに付いていけない点です。今シーズンのPUMASは確かにこれまで以上の補強選手が移籍してきましたが他のチームもより一層の補強をしており、少なくとも2年前(ちょうどコロナウイルス感染前)とは比較にならないほど、世界各国の一流選手たちが入ってきております。

 

 

余談ですがアルトゥーロ・オルティスに関わらず、PUMASは今シーズン開幕からいきなりセサル・ウエルタらが負傷で出場出来ず、最近ではエドゥアルド・サルビオまでもが先日の対アトレティコ・サン・ルイス戦の前半2得点したものの、負傷で途中退場し全治10日間という診断を受けており、それまでバルセロナ遠征時から負傷療養中だったホルヘ・ルバルカバが復帰してその穴を埋めている状態です。週2試合が組まれている週が多い今シーズン他のチームも条件は同じですが、とりわけチーム陣容が豪華ではないPUMASにとっては忘れてはならないポイントだと思います。