Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2022年グリッタ前期 第13節 Pumas UNAM 4-1 Querétaro

 

PUMASは脱魂状態から抜け出し、ダニエウ・アウベスがメキシコサッカー1部リーグ初勝利

 

 

PUMASは2022年前期ステージで漸く2勝目を挙げ、レペチャヘ(敗者復活戦)進出を伺う

 

 

漸くPUMASは悪い流れから抜け出し、10試合目にして光明を見出してサポーターはやっと笑顔で床に就くことが出来た。素晴らしい試合内容であったかどうかは関係なく、必要だった勝ち点3を手に入れ、レペチャヘ進出への望みを繋いだ。ケレタロFC相手に4-1で勝利したことで、負けられない戦いは続く。

 

 

勝たなければ後が無いことを分かっていたPUMASは、試合開始からエンジン全開で前半2分、相手ゴールキーパー:ワシントン・アギーレが飛び出して難なきをえたので、グスタボ・デル・プレテによる明らかな得点チャンスを潰した。PUMASが試合をコントロールしたのは序盤の数分のみで、その後ケレタロFCがすぐさま反撃を開始。ピッチの中盤では、激しいボールの奪い合いとなった。ケレタロFCはアンヘル・セプルベダによるヘディングシュートで先制のチャンスを得たが、ゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスによってセーブされた。

 

 

PUMASもまた相手チームへプレッシャーを掛けたが、得点チャンスにまだは至らなかった。唯一グスタボ・デル・プレテによる左サイドからの折り返しをセサール・ウエルタが強烈なダイレクトボレーを放ったが、惜しくもゴールバーを叩いた。しかしながらそのセサール・ウエルタがカギとなり、前半25分にペナルティーエリア内における競り合いに勝ち、エドゥアルド・サルビオへパス。これを目が覚めるような右足のシュートで先制した。

 

 

試合はそのまま中盤で行き詰まり、前半終了間際にPUMASの一瞬の隙を突いてアンヘル・セプルベダが鋭いヘディングシュートで同点ゴール。そのまま振り出しに戻った。後半に入って試合のプレースピードは上がったが、両チーム共に多くの不正確さがあった。アンドレス・リリーニ監督はファン・ディネンノを攻撃の厚みを加えて、追加点を狙った。すぐさまファン・ディネンノは勝ち越しゴールを挙げたかに見えたが、オフサイドの判定。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でレビューしたところ、得点を認められた。

 

 

オリンピック・スタジアムに詰めかけたサポーターの喜びは、ダニエウ・アウベスが往年のプレーを取り戻した瞬間に最高潮となった。左サイドでボールを持ったあと、マークに付いたディフェンダーを交わして上げたセンタリングは、ファン・ディネンノにドンピシャのタイミングで3点目。さらにその後交代出場したホルヘ・ルバルカバが同じく左サイドにおける1対1から抜け出して、ゴールキーパーと対峙しながら角度の無いところからダメ押し弾で4-1。何か月以上も無かったような大勝で、ナイトゲームを締め括った。