Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

PUMAS創設68周年記念企画・知られざるダニエウ・アウヴェス その3

 

ダニエウ・アウヴェス:イタリアのセリエAからオファーを受けたことを明かしたが、PUMASは彼の注目をより惹きつけた

PUMASはメキシコ国立自治大学を代表しているので、彼の注目を惹きつけたと説明した

 

 

ダニエウ・アウヴェスの現チームメイトであるエフライン・ベラルデによるインタビューで、彼はイタリアのセリエAからオファーが受けたことを明らかにした。しかしながら、メキシコサッカー1部リーグを初めて体験することを選んだ。

「自分は、いつもイタリアのセリエAに惹かれていた。その国は、いつも自分を惹きつけていた。PUMASに移籍する前に、自分はセリエAでプレーをするつもりだった。なぜならばあらゆる面で非常にうまく機能している国であり、それが自分のことを惹きつけた。大なり小なりサッカーが好きで、すべてが整然としている。」

「それは自分のサッカー選手としての歴史に、何か違うものを置くための学校だ。より多くのことを教えてくれるトーナメントでプレーをしに行くほど、自身が成長出来る。それが、自分がセリエAに行った理由だ。ユヴェントスFCでは、物事を成し遂げることが出来ず歯痒い思いをした。」

 


エリート集団の集まるリーグでプレーをするチャンスがあったにもかかわらず、彼はメキシコサッカー1部リーグ、特にPUMASで運試しをしたかった。PUMASはサッカークラブ以上のもの、メキシコ国立自治大学を代表しているので、クラブとの契約をするに至ったと説明した。

「メキシコサッカー1部リーグに移籍する最初にチャンスが訪れたのは、昨年サンパウロFCを退団しようとしていた時だった。 その際に良いオファーが幾つかあったが、国やその国民に対して何も言わなければ、世界の反対側まで行ってそのサッカーを体験することは出来ないと自分自身に言い聞かせた。そこで何か違うことをしないのであれば、興味がない。そこでそのチャンスは、留まったままだった。」

 

「そして今、再びそのチャンスが巡ってきた。人生は自分が決めるのでなければ、それほど主張しないことをその時に理解した。つまり物事を決断した時に、そのようになったんだ。そのプラットフォームでお金を稼いでいる人は沢山いるが、彼らは本当のことを言っていない。国立自治大学を代表するクラブへ移籍するチャンスが生まれた時に自分のモチベーションはそちらへ移り、それが決断するための手助けとなった。サッカーチームを代表するという事実ではなく、何かその他のものを代表しているという事実だ。」

 

ダニエウ・アウヴェスの移籍は当初PUMASサポーターを熱狂させ、彼を1人のスターとして受け入れたが、試合を消化するにつれて失望し、彼がプレーをした8試合連続未勝利となった際にブーイングを浴びせるまでになった。それに対して彼はこの状況に満足しておらず、良いサポーターはチームが良い時も悪い時もサポートするものだと指摘した。
「自分たち選手が、満足していると思うか?これまでのサッカー選手人生で、こんなに長い間1試合を勝てなかったことはかつて無い。どうやったら、満足出来ると思う?期待していたような結果を得ることが出来なかったが、まだそれらの試合日程は全て終わっていない。だから今改めて、戦う価値がある。全てのチームが、彼らといつも共にいるサポーターがいる訳ではない。いつも言っているように、良い時期と悪い時期を共に過ごさないサポーターは、常に一緒にいないサポーターだ。良い時期も、悪い時期も、最高の時もだ。サポーターとはそういうものだ。要求できるか?と言われれば、要求すればいい。納得していなければ、納得していないと言えばいい。」