Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

通算最多得点第2位:リカルド・フェレッティ(128得点)

 

リカルド・フェレッティ・デ・オリベイラ(トゥッカ)

身長:173cm 体重:74kg

1954年2月22日生まれ(68歳)

国籍:ブラジル・メキシコ

デビュー:1968年(ボタフォゴFR・リオデジャネイロ州)

経歴: 1968~1975年ボタフォゴFR、1975~1976年CRヴァスコ・ダ・ガマ、1976~1977年ボンスセッソFC(全てブラジル1部リーグ)、1977~1978年アトラスFC(26試合8得点)、1978~1985、1990~1991年PUMAS(283試合128得点)、1985~1986年CDコヨーテス・ネサ(134試合108得点)、1986~1987年CFモンテレイ(31試合9得点)、1988~1990年デポルティーボ・トルーカ(104試合44得点)

タイトル:1989年メキシコ杯、1980、1982年CONCACAFチャンピオンズリーグ、1981年コパ・インテルアメリカーナ(アメリカ大陸最強クラブ決定戦=コパ・リベルタドーレス優勝クラブ対CONCACAFチャンピオンズリーグ優勝クラブ)、1980、1990年メキシコサッカー1部リーグ優勝(共にPUMAS)

個人タイトル:1981年メキシコサッカー1部リーグ最優秀サイドバック(PUMAS)

 

 

トゥッカ・フェレッティとしても名高いリカルド・フェレッティ・デ・オリベイラ(1954年 2 月 22 日、ブラジル・リオデジャネイロ生まれ) は、トゥカとして広く知られているブラジル人帰化メキシコ人元サッカー選手であり、現在はフリーの監督。 彼が最後に率いたチームはFCフアレス。

選手としては、機動性、強力な右シュート、リーダーシップで知られる攻撃的ミッドフィールダーであった。 彼はフリーキックのスペシャリストであり、プレーのキャリアのほとんどをPUMASで過ごした。

監督として、UANLティグレスで 3 回、PUMASで 2 回、デポルティーボ・トルーカ、CDグアダラハラ、モナルカス・モレリアの監督を務めた。メキシコサッカーの史上最高の勝利数を持つ監督の 1 人であり、イグナシオ・トレジェスと並ぶ リーグ優勝7回うちの5回はUANLティグレスで達成。またメキシコ代表チームの暫定コーチを 2度務め、2015年にCONCACAFカップで優勝した。  

 

選手としての引退後、PUMASに 1991ー92シーズンの監督として雇われ、ディフェンディング・チャンピオンとしてリギージャ(プレーオフ)準々決勝に進出した後、最終的にリーグ王者となる対クラブ・レオン戦で敗れた。1996年まで在籍して、2度のリギージャとレペチャヘ進出を果たした。

1996年半ば、彼はメキシコサッカー史上で重要なチームであるCDグアダラハラと契約した。ここで監督として初のタイトルを1997年後期ステージで獲得。その後は10年無冠に終わり、1998年前期ステージにはリギージャ決勝まで進出し、加えてクラブ史上初のリベルタドーレス杯を戦ったが予選リーグで敗退した。監督しての輝かしいキャリアは、2000年にUANLティグレスを率いたところから始まる。1982年以来のリーグ優勝を目指して、2001前期ステージにはリギージャ決勝まで進出。しかしながら、そこで一度クラブとの契約は終了した。その後2003年、デポルティーボ・トルーカへ。このクラブで、CONCACAFチャンピオンズリーグとメキシコスーパーカップを獲得。2005年にはモナルカス・モレリアを率いてリーグ戦レギュラーシーズンを首位で臨んだリギージャ準決勝で敗れ、再びPUMASへ。

以前のトーナメントから一連の酷い結果から降格問題が発生し、状況は複雑であった。その後、チームはパフォーマンスを大幅に向上させた後、降格問題を解決し、2007年の前期ステージにはリギージャの決勝に到達する(アトランテFCに敗れる)まで安定した。2009年前期ステージでは、4人目のクラブOB(ボラ・ミルティノビッチ、ミゲル・メヒア・バロン、ウーゴ・サンチェス)としてクラブ史上6度目のリーグ優勝を達成。

2010年 5 月にUANLティグレスで3度目の監督就任した際には、クラブは降格問題に直面していた。しかし、そこから建て直して2011年前期ステージで29年ぶりのリーグ優勝を果たした。2014年にはメキシコ杯、そしてクラブ史上最大の契約とまで言われたアンドレ・ピエール・ジニャクを擁して臨んだ2015年前期ステージ・リギージャ決勝(対PUMAS戦)はメキシコサッカー1部リーグ史上に残る激戦となり、1stレグを3-0と勝ったものの、2ndレグにおいて1ー4でペナルティキック決着へもつれこみ、最後は4-2でクラブ4度目のリーグ優勝を飾った。

2015年にはメキシコスーパーカップ、そして2016年前期ステージではリギージャ決勝において対クラブ・アメリカ戦でスコア合計2-2の後、ペナルティキック決着ではゴールキーパー:ナウエル・グスマンの活躍もあって3-0で勝利し、クラブ5度目のリーグ優勝。2017年前期ステージではメキシコサッカー1部リーグ史上初となるリギージャ決勝におけるモンテレイダービーとなる対CFモンテレイ戦においてスコア合計3-2で破り、6度目のリーグ優勝。そして2019年後期ステージではリギージャ決勝において対クラブ・レオン戦(1-0)で破り、7度目のリーグ優勝。特筆すべきは2020年FIFAクラブワールドカップにおいて、メキシコサッカー1部リーグのチームが初めて決勝進出。対FCバイエルン・ミュンヘン戦を惜しくも0-1で敗れ、準優勝となった。