Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

2022年前期ステージリーグ優勝と2023年後期ステージプレシーズンについて

 

8月末に予想した『2022年メキシコリーグ前期ステージ・優勝争いの行方について』通り、CFパチューカが7度目のリーグ優勝を果たしました。リーグ得点王:ニコラス・イバニェスを中心として、中盤にビクトル・グスマンやルイス・チャベス、エリック・サンチェスといった下部組織出身のメキシコ代表選手たちがボールを支配し、両サイドからエクアドル代表:ロマリオ・イバーラや、これまた若きメキシコ代表であるケビン・アルバレスら快速サイドバックが得点チャンスを創出。さらにはそのバックアップとしてコロンビア代表:アビレス・ウルタードや、先日も書いたハビエル・エドゥアルド・ロペスという豪華な布陣。このリーグ優勝を後に数名の選手たちがヨーロッパのチームへ移籍していきますが、今シーズンから加入したパウリーノ・デ・ラ・フエンテや伸び盛りであるマウリシオ・イサイス、ロベルト・デ・ラ・ロサら下部組織出身若手選手たちがその穴を埋めて行くことでしょう。

 

 

対する我がPUMASは、先日アンダー20のチームが見事リーグ優勝を果たしました。現在のTOPチームからはアレク・アルバレスとホセ・カイセドが参加しましたが、この中から新たに将来のPUMASを背負っていく選手たちが生まれることを期待して止みません。

 

 

今年はワールドカップイヤーということもあってリーグ戦も変則開催でしたが、来シーズンのプレシーズンもまた様相が普段とは異なります。例年であればリーグ戦終了が12月半ばでそこから選手たちはプレシーズンまで1週間以上休暇となるのですが、今年はプレシーズンマッチとして12月10日(土)~30日(金)に開催されるカップ戦*1が行われるため、プレシーズンが今月11月(1週間は主にメディカルチェック、翌週末から月末までアカプルコ=太平洋岸のビーチでトレーニング合宿)が早くも始まります。

 

 

下部組織出身若手選手のホルヘ・ルバルカバやサンティアゴ・トリゴスらは、W杯カタール大会に出場するメキシコA代表の期間中トレーニング相手となる15名に召集されており、現地で帯同するためブラジル代表として大会出場予定のダニエウ・アウベスらと共にプレシーズンには参加しません。

 

 

メキシコはグループリーグのグループCに入り、アルゼンチン・ポーランド・サウジアラビアと同組になりました。初戦が対ポーランド戦、2戦目が対アルゼンチン戦、3戦目が対サウジアラビア戦となります。比較的難しいライバルチームが混在するグループではありますが、前大会のロシア大会でもグループリーグ初戦が優勝候補とも言われていた対ドイツ戦に勝利したように、相手が強ければ強いほど本気を出す国民性であり、また代表が試合をする際には勤務時間中であっても作業を中断して、試合を見る習慣があります。今大会のカタールは-8時間の時差があるので、初戦が午前11時・2戦目、3戦目が午後1時のキックオフとなり、今から楽しみにしています。

またクリスマスから年末年始までの1週間を6月~11月までの第2土曜日を出勤とすることで、今年は振替休日となりました。よってこの期間にメキシコシティへ里帰りすることで、里親らの家族たちとクリスマスを一緒に過ごしたり、かねてからの親友と約束していたカンティーナへ行ったり、カップ戦の観戦にオリンピック・スタジアムへ行くことにしています。

 

*1:2020年まで行なわれていたメキシコ杯がコロナ禍で中断され、この度Sky(スカイ)杯として再開する。Aグループ:クラブ・アメリカ、クルス・アスル、PUMAS、デポルティーボ・トルーカ、クルブ・ネカクサ、Bグループ:CDグアダラハラ、CFアトラス、UANLティグレス、サントス・ラグーナ、マサトランFC。グループリーグを戦った後に、ノックアウト方式で決勝トーナメントを行なう。開催されるスタジアムはメキシコシティのオリンピック・スタジアム、メキシコ州トルーカ市のネメシオ・ディエス・スタジアムとハリスコ州グアダラハラ市のハリスコ・スタジアム