Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

プレシーズンマッチ・スカイ杯第1節 UNAM 1-1 Toluca

 

ファン・ディネンノの得点で、PUMASがデポルティーボ・トルーカ相手に後半終了間際にドローに追い付く

 

 

ラファエル・プエンテは後半終了間際のペナルティーキックで、PUMAS監督としてのデビュー戦において後味の悪い結果を免れる

 

 

ファン・ディネンノはバルベル・ウエルタのハンドによるペナルティーキックで、PUMASの救世主として、1月6日に開幕する2023年後期ステージのプレシーズンマッチ・スカイ杯初戦を1-1で終えた。デポルティーボ・トルーカの得点者はカルロス・ゴンザレス(後半26分)による力強いヘディングシュートであった。この結果、グループリーグAはクルス・アスル、クルブ・ネカクサ、PUMASそしてデポルティーボ・トルーカがそれぞれ勝ち点1を獲得した。次節PUMASは16日金曜日にオリンピック・スタジアムにおいて、クルス・アスルと対戦する。デポルティーボ・トルーカは19日月曜日にネメシオ・ディエス・スタジアムにおいてクラブ・アメリカと対戦する。

 

 

オリンピック・スタジアムに集まった約3000人のサポーターが発したブーイングや口笛、そしてトランペットの散発な音は、メキシコ杯PUMAS対デポルティーボ・トルーカ戦前半45分間にピッチで起きたことをまさしく反映していた。前半終了後にPUMASサポーターがいらいらしたり、失望したのはラファエル・プエンテ新監督によるサッカーが示した内容が貧弱なものであったためである。放ったシュートは前半を通して、ハーフライン付近から放ったファン・ディネンノによる1本のみであった。

 

 

サポーターが不満であったのはこれだけではなく、試合をコントロール出来なかったり、ボールを保持出来なかったことに対するものであった。それに対してデポルティーボ・トルーカは、そのチャンスをフイにしてフリオ・ゴンザレスが守るゴールにシュートを決められなかった。基本的に試合はピッチの中央で、両チームによるミスの応酬であった。

 

 

サポーターが発したブーイングや口笛、そしてトランペットの散発な音はPUMASイレブンを目覚めさせ、先制するために前線へ出た。ジオゴ・デ・オリヴェイラが得たチャンスは、この試合で最も明確なものであった。デポルティーボ・トルーカのセンターバックを超えるセンタリングの後、ペナルティーエリア内においてフリーでシュートを放ったが、相手ゴールキーパーに弾かれてPUMASサポーターによるゴール!という叫びをかき消した。

 

 

この攻撃の後、デポルティーボ・トルーカは即座に反撃。強烈なヘディングシュートでPUMASサポーターを凍り付けさせた。センタリングの後、ジャン・メネセスはペナルティーエリア内に浮き球を供給。これを飛び込んでヘディングシュートしたボールはネットに突き刺さるかと思われたが、辛うじてフリオ・ゴンザレスが反応。クロスバーに直撃した。数分後にデポルティーボ・トルーカは、ついに先制。フェルナンド・ナバーロが左サイドのコーナーキックから、最後はカルロス・ゴンザレスがヘディングシュート。これには、フリオ・ゴンザレスも対応し切れなかった。

 

 

このまま試合は時間が経過して、どこからPUMASが同点に追い付くことによって、ラファエル・プエンテ新監督のデビュー戦を後味の悪いものから救えるか?見出せなかったが、後半終了間際にバルベル・ウエルタによるペナルティーエリア内におけるハンドでペナルティーキックを得たファン・ディネンノが、冷静にこれを決めて同点に追い付いたのであった。