Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

Zócalo de la CDMX, Cantina

 

メキシコシティ旧市街の中心地「Zocalo(ソカロ)」

 

世界遺産にも登録されている「ソカロ(Zocalo)」。メキシコの政治的・宗教的な中心地でもあり、かつて栄えたアステカ帝国の神殿があった場所としても知られています。正方形の中央広場は240平方メートルの広さとなり、世界でも最大級の面積と言われています。その大広場を囲むように、メトロポリタン大聖堂や国立宮殿などの歴史的建造物が立ち並びます。ちなみに今回、大聖堂は修繕中でした。

 

 

この辺りのホテルを宿泊予約して、すぐ近くにあるメキシコ人の憩いの場である大衆酒場「カンティーナ」で親友たちとの語らいを楽しみながら、心地よいひと時を過ごしてみようと当初は思っていたのですが、いろいろあって今回は滞在しているホテルの近辺にある「カンティーナ」へ。

 

 

 

メキシコ人の心の拠り所「カンティーナ」

 

19世紀から続く伝統を守りつつ、現在も尚、多くのメキシコ人に支持されているこの大衆的なバーレストラン。カンティーナの由来はイタリア語の「ワインセラー」から派生しており、簡単に言うとずばり「メキシコ版大衆酒場」のことです。著名人や労働者であっても労働階級は関係なく、一緒に乾杯し、皆で楽しむ場所として昔からメキシコ人に親しまれています。

 

 

当初は男性が飲み食いする場所だったため、犬、ホームレス、制服を着た労働者、そして女性までも立ち入り禁止だったそうです。1982年に当時の大統領が法律を改正し、やっと女性も足を踏み入れることができたそうです。基本的にはお酒を頼んだら無料でおつまみがついてくる仕組みになっています。お酒1杯につきおつまみ1個のところもあれば、お酒数杯につき、おつまみがついてくるところもあります。中には飲み物と食事は別々に注文できるところもありますが、酒場なだけあってお酒の種類は豊富です。

 

カンティーナの魅力は食事にもあります。お酒だけでなく、食事メニューも豊富なのです。食事のレベルも高く、お酒に合うおつまみはもちろんのこと、普通の食事としてもとってもおいしいので、お酒が飲めない人でも楽しむことができます。今回はチチャロン(豚の皮を揚げて、ソースを加えたもの」)をチョイス。

 

いずれにしても、数少ないメキシコ人の親友と3年越しの夢を実現できたことは、大変満足の行くものでした。話の話題は専ら、先日行われたワールドカップ・カタール大会に。日本代表のグループリーグでドイツやスペイン相手に勝ったことは、彼らにとっても驚きであったようです。