Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年後期 第2節 Santos 3-0 UNAM

 

互角に対峙させず!サントス・ラグーナがPUMASに3-0で快勝

 

 

サントス・ラグーナは2023年後期ステージ初勝利、PUMASに対して同カードを連勝

PUMASがディフェンスライン崩壊で、サントス・ラグーナがディエゴ・メディナの2得点による3-0で勝利。前節対UANLティグレス戦(0-3)のリベンジを果たす

 

 

この試合サントス・ラグーナは新たな1面を見せ、力強く圧倒。コロナ・スタジアムのサポーターはそれを高く評価した。それはより多くの得点が生まれてもおかしくない1戦であったが、両ゴールキーパーのパフォーマンスが鍵となった。サントス・ラグーナはチームプレーと個人プレーのレベルが上がり、一方でPUMASは主導権を握った瞬間にその勢いを活かすことが出来なかった。

 

 

サントス・ラグーナは序盤から試合の主導権を握り、ボールを支配してファン・ブルネッタからのフリーキックをセバスティアン・ソサが何とかゴール左へ逸らすなどの得点チャンスをもたらした。ファン・ブルネッタは、昨シーズンに受けた出場停止処分明けでスタメン復帰したハビエル・コレアと共に非常に攻撃参加が目立ち、得点チャンスを量産した。

 

 

PUMASは相手ゴールキーパー:カルロス・アセベドに要求しすぎることなく、慎重にアプローチをすることが出来た。サントス・ラグーナのビルドアップに対してプレスをかけようとしたが、それは逆襲を引き起こす幾つかのリスクを冒す結果を招いた。サントス・ラグーナは前もって立てた作戦通り、左サイドへ攻撃を集中。

 

 

前半15分、アイルトン・プレシアードはファン・ブルネッタとのワンツーで抜け出しシュートを放ったが、ディフェンダーに当たってゴールキーパー:セバスティアン・ソサがセーブした。しかしながら、そのリバウンドはディエゴ・メディナの目の前へ転がり、左足でネットへ押し込んで先制した。

 

 

サントス・ラグーナは明らかに試合を支配しつつ、相手守備陣の乱れを突いてさらに追い討ちを掛けた。アイルトン・プレシアードはますます積極的に攻撃参加をし始めたが、前半20分に自陣で生まれたシュートの応酬ではPUMASにとって幸いなことに追加点は生まれなかった。セバスティアン・ソサが再び窮地を救ったのである。

 

 

前半試合は少しずつ動き始め、PUMASはわずかながら流れを引き寄せたかのように感じられた。前半終了間際にカウンターアタックによる攻撃で同点に追い付けたかのように感じられたのは、エドゥアルド・サルビオがフェリックス・トーレスによるマークが緩い隙を突いて放ったシュートがゴールマウスやや外へ外れた瞬間であった。

 

 

サントス・ラグーナはよりコンパクトにスペースを塞ごうと、後半に入った。後半6分、カウンターアタックから最後はファン・ブルネッタによるシュートが決定力を欠き、ゴールキーパーへ軽く当たった。後半15分、今度はウーゴ・ロドリゲスがピンチを救った。

 

 

後半16分、それに対してサントス・ラグーナはすぐさま反撃、左サイドからファン・ブルネッタがオマル・カンポスへスルーパスを供給。ペナルティーエリアまで到達し、上げたセンタリングはディフェンダーが逸らしたものの、アイルトン・プレシアードがシュート。セバスティアン・ソサが一旦防いだものの、最後はディエゴ・メディナが押し込み2点目を挙げた。

 

 

後半22分には途中交代出場したマテウス・ドリアがフリーキックからのセンタリングを押し込んだかのように見えたが、これは惜しくもオフサイドの判定。対するPUMASも後半26分、セサル・ウエルタが放ったシュートはカルロス・アセベドを対応するのに手こずらせ、ファン・ディネンノによるゴールをも防いだ。PUMASは途中交代出場選手たちによって反撃したが、ゴールキーパーがまたしても活躍した。

 

 

後半40分、アレク・アルバレスがペナルティーエリア内でアイルトン・プレシアードにファールを犯し、ペナルティキックの判定に。これを冷静に決めて、3-0とリードを拡げた。サントス・ラグーナは、2023年後期ステージ第2節で初白星を挙げた。そしてこれは2022年前期ステージでオリンピック・スタジアムにおける1-5の勝利と併せてPUMASに対して、同カード連勝となったのであった。