Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年後期 第11節 プレビュー

 

ジオゴ・デ・オリヴェイラとPUMASの選手たちは、ラファエル・プエンテ監督の続投を願っている

 

クルス・アスル戦に勝てなければ監督が辞任する可能性についての噂が、PUMASのロッカールームにまで届いている

 

 

ラファエル・プエンテ監督が危険にさらされている。2023年後期ステージでPUMASが敗退した場合、オリンピック・スタジアムに再び監督をクビにされる危険性があるからだ。チームの選手たちは、このことを良く分かっている。ジオゴ・デ・オリヴェイラはラファエル・プエンテ監督が続投するためには、今節の勝利が最低限必要であることを認めた。

「我々はコーチ陣と100%意見が一致しており、素晴らしい試合をする準備万端だ。我々は彼のために走ることを止めない。彼はもう1人の選手であって、我々家族の一員だ。良い青年であって、彼と我々が満足できるような勝利を目指す。」と、クラブユースアカデミーで行なわれた記者会見で述べた。

 

 

「監督は我々のことが好きで、良いサッカーをしているし、我々は彼をサポートしなければならない。彼は自分とよく話をして、大いに助けてくれる。監督のために自分は全ての試合で走り、必要なことを全部するつもりだ。」と、誠実に付け加えた。

 

 

PUMASは、レペチャヘ(敗者復活戦)進出するのに綱渡り状態だ。クルス・アスル戦で勝てば、総合順位表の第12位以内という進出圏内に留まることが可能であり、それは彼にとっても明確だ。

「もう、これ以上負けられない。我々は、その圏外から抜け出すためにいる。勝つ以外の選択肢は無い。もし対クルス・アスル戦に負ければ非常に複雑となり、それは不可能だ。この悪い状況から抜け出すことに集中している。運が悪いはずがない。我々は良いサッカーをしている。PUMASが現状に甘んじることに値せず、常に上位にいなければならず、それが我々が取り組んでいることだ。」と、述べた。

 

 

アウェーゲームにおける勝ち点3が、議論の対象ではない。

「ダービーマッチをプレーすることは美しく、とても気に入っている。アステカ・スタジアムを訪れることは、負けたり引き分けたりするためではなく、勝って勝ち点3を挙げるためだ。クルス・アスルと対戦する準備は出来ている。メキシコシティダービーがやって来て、勝たなければならない。我々は勝利を目指すために、ハードワークしている。」

 

 

アステカ・スタジアムにおけるサポーターの応援を依頼

 

PUMASのサポーターは、心を痛めている。直近のホームゲームにおける対プエブラFC戦は気に入らず、スタジアム全体で「ラファエル・プエンテ監督、辞めろ!」という声が響き渡った。ジオゴ・デ・オリヴェイラはそれを正当化しないが、ブーイングは的を得ていると分かっている。にも拘わらず、彼はサポーターがアステカ・スタジアムに集結して、共に勝利を目指したいと願っている。

 

「サポーターが迷惑していることは、分かっている。大丈夫、何も変わらない。我々が取り組んでいるサッカーを、プレーで示さなければならない。個人的に、サポーターが我々を応援するために、アステカ・スタジアムに来て欲しい。彼らは12人目の選手だからだ。彼らのためにも、またクラブのためにも勝たなければならない。」と、締め括った。