Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年後期ステージ 第11節 Cruz Azul 1-0 UNAM

 

クルス・アスルがアロンソ・エスコバのゴールで、PUMASをメキシコサッカー1部リーグでさらに沈める

 

直近8試合で5敗目、ラファエル・プエンテ監督はPUMASから解任されるのは時間の問題

 

 

ラファエル・プエンテ監督の解任は時間の問題だ。PUMASはアステカ・スタジアムをビジターで訪れ、0-1で敗れた。クルス・アスルによる得点は、後半37分のアロンソ・エスコボサによる左足のダイレクトボレーであった。ラファエル・プエンテ監督は、おそらく最後通牒を持ってこの試合に臨んだであろう。チームはここ8試合1勝5敗2分けで、総合順位表の第13位(勝ち点10)。PUMASがビッグクラブであることを考えると、とても受け入れられない結果である。対するクルス・アスルはこの勝利により、総合順位表の第8位(勝ち点13)となり、次節ホームゲームでアトレティコ・サンルイスを迎え撃つ。片方PUMASは、オリンピック・スタジアムにおいてCFパチューカを迎え撃つ。

 

 

ラファエル・プエンテ監督は、この試合の結果次第で自身の進退がかかっていると分かっていた。彼は選手時代にかつての師匠であるリカルド・フェレッティ監督との対戦で注意深く対峙した。キックオフ直後、ボールはアステカ・スタジアムのピッチに転がり、クルス・アスルが先制点を目指して前線からプレッシャーを掛けたが、ディフェンスラインは4バックではなくヘスス・モリーナを含めて5バックで対峙した。両サイドからの攻撃からペナルティーエリアにいるアウグスト・ロッティへのセンタリングを防いだ。

 

 

試合開始からわずか 8 分で、ウリエル・アントゥナは前半の最も明確なチャンスを逃した。 左サイドから駆け上がった後、カルロス・ロトンディがファーポストにクロスを入れると、ホセ・イグナシオ・リベロも同時に右サイドから上がり、このこぼれ球を中央へ折り返し、完全にエリア中央でフリーになっていたウリエル・アントゥナが、痛恨のトラップミス。これはリカルド・フェレッティ監督の怒りを買った。

 

 

この後、クルス・アスルはセバスティアン・ソーサの守るゴールを目指し続けたが、彼らにとっては複雑すぎるものであった。前半終了間際にアウグスト・ロッティはゴールのクロスバーを越えるヘディングを放ち、ウリエル・アントゥナは簡単に終わったシュートを放ち、ボールはゴールキーパーの手に収まった。片方でPUMASは前半、数発のシュートを放ったのみに終わった。

 

 

クルス・アスルはファエル・プエンテ監督にとどめを刺すために、攻撃のスキルとスピードを高める必要があったため、何名かの選手交代を行った。アウグスト・ロッティとラミロ・カラーラを下げ、ゴンサロ・カルネイロとマイケル・エストラーダを投入。この交代によってクルス・アスルによる攻撃は改善され、ウリエル・アントゥナが再び得点チャンスを得、素晴らしいゴールを決めようとしていたカルロス・ロトンディも同様であったが、セバスティアン・ソーサによるセーブで得点を防いだ。

 

 

防戦一方であったPUMASが渾身の一発を狙ったのは、ウリセス・リバスがペナルティーエリア内で完全にフリーになってファーポスト目掛けて放ったシュートであったが、ボールは広告塔へ直撃した。このミスはクルス・アスルに対してさらに火を付けた。カルロス・ロトンディはスルーパスを利用してペナルティーエリア内にフリーで侵入。セバスティアン・ソーサが止めようと試みたボールはポストに直撃。間一髪のピンチであった。

 

 

試合の終盤にリカルド・フェレッティ監督は、チームが不安定な試合運びをしているのを見て、エースを下げる決心をした。代わりに出場したアロンソ・エスコボサは、ホセ・イグナシオ・リベロによるファーポストのクロスから最後は左足のダイレクトボレーでこの試合の決着を決めたのであった。