PUMASは、リベルタドーレス杯において歴史的な一歩を踏み出す
PUMASサポーターが待ちに待っていた試合がやってきた。リベルタドーレス杯準々決勝2ndレグ、オリンピック・スタジアムでの対デポルティーボ・タチラ戦である。
1ゴールのアドバンテージを持たれて、今日オリンピック・スタジアムでデポルティーボ・タチラに対してこれまでにないようなプレッシャーを与え、チームとサポーター一体となってリベルタドーレス杯において歴史的な一歩を踏み出すためである。
両チームともボールに対して強く当たる、待ち望んでいたような試合が始まった。そして、前半からPUMASは相手ゴールに辿り着くように戦った。
全ての人たちに対して驚きだったのは、最初のゴールチャンスはデポルティーボ・タチラのPUMAS守備陣の悪いマーキングによってデポルティーボ・タチラがペナルティエリア内でキーパー:パラシオスを狙ったヘディングであったことである。しかし、この夜の彼のセービングはこれだけで終わらなかったのである。
このプレーの後、PUMASはレフェリーがエドワルド・エレラによるハンドを犯してコントロールしたゴールをも完全にレフェリングしたような、より重要な危険なシーンをつくるべく攻撃を繰り出した。
前半13分、右サイドからイスマエル・ソーサが上げたセンタリングをエリア内でヘディングで合わせたエレラがゴールネットを揺らした。絶好のロケーションは、ゲーム序盤から生まれた。
その後もPUMASは攻撃し続け、例えばヘラルド・アルコバによる先制点に近い形のヘディングなど、スコアボード上の追加点を挙げることに非常に近かい良いアプローチをして試合を完全に支配した。PUMASは、きっとこの膠着状態を脱却出来るという良好な気持ちで後半に入った。PUMASサポーターは、今日は素晴らしい夜でそれをするだろうと知っていた。
後半が始まり、デポルティーボ・タチラはパラシオスが良く守っているゴールマウスを抉じ開けるようなシュートを再び放ち始めた。試合は、前半と同じような形で続いた。PUMASが攻撃し、デポルティーボ・タチラが守っていた。PUMASはこのペースで、ゴールに近かったフィデル・マルティネスの足によって危険な攻撃を続けた。
時間は刻々と進み、PUMASは静けさと準々決勝への切望されたステップを与えるためのラストタッチを獲得出来ずにいた。後半35分を過ぎサポーターらが神経質になり始めたとき、逸れたセンタリングをエドワルド・エレラがペナルティエリア外からゴールポストの内側へ向けたシュートをイスマエル・ソーサが放てるようなパスをした瞬間、オリンピック・スタジアムの観客全員の絶叫が沸き渡った。準々決勝進出のゴールだった。
ロスタイムを含めた最後の10分はデポルティーボ・タチラが反撃に出ようとしたが、PUMASはそれをよく防ぎ、主審のタイムアップを告げるホイッスルが鳴った。PUMASは、サポーターによる偉大な応援に応える準々決勝進出という歴史的な一歩を踏み出した。日曜日も間違いなく、凄い午後となるであろう。