Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第17節 UNAM 1-0 Guadalajara

 

PUMASがメキシコサッカー1部リーグの最終節で、対グアダラハラ戦において重要な勝利を挙げる


PUMASがそのチャンスを活かして、CDグアダラハラから総合順位表の第4位を奪取

 

 

オリンピック・スタジアムは、PUMASとセサール・ウェルタによるものだった。ガブリエル・フェルナンデスの得点でPUMASはCDグアダラハラを1-0で下し、総合順位表の第4位を確保してリギージャ(プレーオフ)へ直接進出を決めた。セサール・ウェルタは自身による得点をマークすることが出来ず、リーグ得点王となるチャンスを失ったもののグアダラハラ守備陣を苦しめた。

 

 

アレクシス・ベガはチームの規律違反による謹慎処分明けとしてCDグアダラハラでプレーしたが、サポーターに自分の持っている能力を証明する代わりに、逆に同点となるペナルティーキックを外した。この試合に敗退したにもかかわらず、CDグアダラハラはリギージャへの直接出場権を獲得し、準々決勝でPUMASと再び対戦するため、そのリベンジを果たす機会を持つことになる。

 

 

前半11分、PUMASは細かい6本のショートパスと1つのリバウンドで終わる素晴らしいプレーでリードを奪った。 エドゥワルド・サルビオがセンタリングを送り、相手ディフェンダーによるそのリバウンドはガブリエル・フェルナンデスの目の前に転がり、これをためらうことなくシュートを放ち、ゴールネットに突き刺した。

 

 

PUMASによる試合の主導権は続き、CDグアダラハラは中盤でボールを失い、PUMASがそのボールをロングパスで前線へフィードした。 しかし、アラン・モソはペナルティエリアのラインぎりぎりでその危険を止めた。前線36分、ガブリエル・フェルナンデスに2得点をマークする寸前だった。 エドゥワルド・サルビオは再びペナルティエリア内にセンタリングを入れ、これをヘディングシュートしたが惜しくもクロスバー直撃。

 

 

これに対してCDグアダラハラは幾つかの得点チャンスはあったものの、決定的なものは何もなかった。 ヤエル・パディーヤがペナルティエリアその外からシュートを放つも、ボールは逸れてゴールの上へ外れた。アラン・モソは試合を通して守備に加えて、時には攻撃にも参加した。 右サイドをドリブル突破してヤエル・パディーヤへセンタリングを送ったが、そこにはPUMASのゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスが難なくこれを処理した。

 

 

試合の後半は、セサール・ウェルタによるショータイムだった。左サイドで相手ディフェンダーによる3枚のマークにも関わらず、ほとんどのデュエルを圧倒。これに対して、相手選手は彼を押し倒してイエローカードを貰う始末だった。このような試合展開をひっくり返すべく、後半12分に途中出場したアレクシス・ベガであったが、逆に自分たち自身による同点に追い付くチャンスを不意にしてしまった。

 

 

最も明確な得点チャンスは、CDグアダラハラによるフリーキックに対してエドゥワルド・サルビオがハンドを犯した、ペナルティーキックであった。これをアレクシス・ベガが蹴ったものの、フリオ・ゴンザレスによる素晴らしいセーブでチームのピンチを救った。

 

 

この結果、PUMASはレギュラーシーズンを8勝5敗4分けの勝ち点28で、最終的に総合順位表の第4位(リギージャ準々決勝のセカンドレグをホームゲームで戦える)を確保。Play-IN(プレーイン)を戦わずして、リギージャ準々決勝へ進出。攻撃面ではリーグ第5位の27得点、守備面ではリーグ第4位の18失点となった。オリンピック・スタジアムにおける今シーズン最大の観客数46,823名が見守った2023年前期ステージ最終節における両チームによる対戦はPUMASが勝利を挙げたが、リギージャ準々決勝では再び両雄が雌雄を決することになる。