Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第17節 裏話

 

PUMASがCDグアダラハラに勝てた理由

 

 

CDグアダラハラは、約1か月前にアウェーゲームの対デポルティーボ・トルーカ戦におけるチーム宿泊先へ数名の選手たち同様、女性を連れ込んだ際に受けた制裁明けの出場をしたアレクシス・ベガが後半にペナルティーキックを外したことを悔やんだ

 

PUMASはオリンピック・スタジアムにおいてCDグアダラハラを1-0で破った。この試合でアレクシス・ベガがペナルティーキックをミスし、フリオ・ゴンザレスにセーブされた。この結果、両チームは2023年前期ステージのリギージャ準々決勝で再び対戦することになる。

 

 

苦々しいアレクシス・ベガの復帰

アレクシス・ベガは規律違反を理由にヴェリコ・パウノヴィッチ監督から招集されなかった41日間ぶりに、CDグアダラハラのジャージを着てチームに復帰した。後半13分、オリンピック・スタジアムのピッチに足を踏み入れた彼に対し、CDグアダラハラのサポーターはブーイングをする輩もいたが、その名を称賛する声も聞かれた。ファーストタッチは、守備上のプレーだった。 後半28分にフリーキックを蹴ったが、エドゥアルド・サルビオのハンドにより、CDグアダラハラにペナルティーキックが与えられた。 アレクシス・ベガ自身がこれを蹴ったが、そのシュートはフリオ・ゴンサレスにセーブされた。

 

 

ガブリエル・フェルナンデスが先制点を挙げ、PUMASの強烈な立ち上がりを飾った

PUMASは激しさとプレッシャーにより、CDグアダラハラよりも優れていることを示した。 前半の序盤15分で、PUMASはCDグアダラハラを窒息させた。CDグアダラハラは、PUMASがボールを素早くリカバリーしたため、ボールを支配しながら前線へボールを供給することが出来なかった。前半開始早々8分のヘディングシュートはミゲル・ヒメネスによるセーブで最初のピンチを阻止したが、その3分後のガブリエル・フェルナンデスの強烈なシュートに対してミゲル・ヒメネスは一歩も動けず、結局ボールはゴールネットを揺らした。

 

 

オリンピック・スタジアムにおいて、ビクトル・グスマンはその存在感を示せず

CDグアダラハラの中盤のキープレイヤー:ビクトル・グスマンはオリンピック・スタジアムのピンチで計56分間プレーしたが、攻撃にはほとんど貢献出来なかった。 試合開始早々にビルドアップにおいて2つのミスを犯し、そのうちの1つはミゲル・ヒメネスのセーブで何とか窮地を脱した。ペナルティエリア内で得た唯一のチャンスにおいてシュートを放つのではなく、コントロールすることに決めたが結局ボールを失った。

 

 

セサール・ウェルタは対峙したアラン・モソによって、その能力を遺憾なく発揮出来ず

PUMAS攻撃陣の中で最も注目を集めた1対1は、左サイドのセサール・ウェルタとアラン・モソの対峙であった。セサール・ウェルタは枠内シュートを3本放ったが、いずれもアラン・モソのマークが付いていなかった瞬間に放たれたもので、CDグアダラハラのサイドバックに対してPUMASのアタッカーは1対1で勝つことが出来なかった。

 

 

準々決勝の前にPlay-IN(プレーイン)では、総合順位表の第7位から10位のクラブが参加、まずは第7位のアトレティコ・サンルイスと第8位のクラブ・レオンが対戦して、その試合の勝者が第7位としてリギージャ進出、第2位のCFモンテレイと対戦。 一方その試合の敗者は第9位のサントス・ラグーナと第10位のマサトランFCとの試合の勝者と対戦することで、第8位としてリギージャ進出、首位のクラブ・アメリカと準々決勝で対戦する。