Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2015年前期 第6節 裏話


初めてオリンピックスタジアムへPUMASの試合観戦に行ったのは、今から20年以上前でした。当時スペイン語を習得するために通っていた勤務先のソナ・ロッサにあった外国人に英語で教えていた学校で知り合った女の子の親戚が大のPUMASファンで、ある日曜日に連れて行ってもらったのがきっかけですっかり自分もPUMASファンになってしまいました。試合後にスタジアムの裏にある緑地でバーベキューをしたり、サッカーをしたりして1日楽しんだことを覚えています。両親や兄弟がメキシコシティに遊びに来た際にも自宅で夕食会をしてくださったり、自分がドイツへ出張へ行った時にお土産を買って帰ったことを今でも嬉しそうに話してくれたり、本当に家族みたいな存在です。その女の子の従兄弟であるミルトンと20年振りに、オリンピックスタジアムで一緒に観戦することに。





今はサン・アンヘルで海老料理レストランを経営していて、一度食べに行ったことがあります。タコスや海老フライなど結構美味しいんですが、数年来経済不況が続くメキシコシティでのやりくりは厳しいみたいで、2号店をインスルヘンテス通り沿いに出店したものの、1年で閉店してしまいました。でもお互い若かった当時から知っているので、何とか成功して欲しいなと願っています。






こちらは、PUMASのロゴマークを初めてこの世に送り出した『マヌエル・アンドラーデ』さん。小鳥というニックネームで知られています。いつもスタジアムへ観戦しに来られていて、気さくに声を掛けて下さるのですが、こんなに有名人だったとはつい最近知りました。





さて話を主役である選手たちへ変えましょう。今シーズンから移籍した新戦力である、フィデル・マルティネス。別名:エクアドルネイマールとも言われています。シーズン序盤からよくチームメイトとコミュニケーションを図っていて、本当にこのチームでタイトルを獲りたいんだなというのが伝わってきます。ゴールを決めた時のパフォーマンスも多彩で、ハヴィエル・コルテスらチームメイトを相手にいろんなことをしてくれます。





メキシコではPUMASゾーンというテレビ番組があるのですが、先週ゲストとして登場。その際に日曜日にゴールを決めたら空に向かって弓を放つポーズをすると約束して、早速有言実行する用意周到ぶり。







オリンピックスタジアムでは、選手たちが勝ちゲームの際にグラウンドからロッカールームへ引き揚げる際に、サポーターと喜びを分かち合う儀式があります。ベテラン選手たち(ダリオ・ヴェロンやピコリン=アレハンドロ・パラシオス)になると1人で音頭を取ってやるのですが、フィデルはまだ加入したばかりなので気を遣ってか?遠慮がちにその儀式をせずに引き揚げ行きました。1日も早く、その日がやってくると良いなと思った日曜日でした。