PUMASがオリンピックスタジアムで地の利を活かし、クラブ・レオンを最少得点差で下す
2016年メキシコ一部リーグ前期ステージ第3節の試合は、後半37分にハヴィエル・コルテスが挙げた得点が、オリンピックスタジアムにおけるPUMAの勝利に十分だった
フアン・フランシスコ・パレンシア新監督のプロジェクトは始まったばかりであり、明快な答えを出すことも無く、またファンによって期待された通りの結果ではなかったものの、PUMASは未だ無敗でクラブ・レオンを1-0で破った。
この結果PUMASは勝ち点7に到達し順位表上位に位置し、クラブ・レオンは今シーズン未勝利で勝ち点1でブービーであり、チアパスがトルーカに勝利すれば最下位となる。
両チームは、確信を掴む必要があった。PUMASはチームの機能面、クラブ・レオンは結果である。魅力的な対決は良いサッカーを期待されたが、PUMASがよりそれに対して挑戦をしたにもかかわらず無失点でハーフタイムを終了した。
PUMASは特に右サイドのパブロ・バレラによる先制点を奪おうという両サイドから鋭い攻撃を仕掛けたが、得点を挙げるまでには至らなかった。左サイドには、フアン・フランシスコ・パレンシア新監督がヘスス・ガジャルドを抜擢した。
順位表でブービーのクラブ・レオンは、第一に守備で我慢をしてから攻撃する手に出た。ルイス・フェルナンド・テナ監督は、1TOPにアルゼンチン人FWのヘルマン・カノを配置した。
PUMASはウルグアイ人アタッカー、マティアス・ブリトスとエドワルド・エレラの2TOPだったがほんの少しの攻撃しか出来ず、クラブ・レオンはダリオ・ヴェロンによるヘルマン・カノに対して犯したペナルティーエリア内のファールによる前半30分のペナルティキックが一番明確なチャンスであった。しかしキーパー:アレハンドロ・パラシオスのセーブにより防がれた。
後半は前半とはガラッと変わってキックオフから思い起こしたかのように、PUMASは感情を込めたプレーをした。ブリトスのゴールポスト直撃のシュート、さらにバレラの相手キーパー:ウィリアム・ヤルブロによるセーブ、そしてハヴィエル・コルテスのシュートもキーパーを脅かした。
クラブ・レオンは、空いたスペースを有効に使ったカウンターで危険な攻撃を仕掛けた。最初はカノがチームメイトが作ったスペースからのシュート、その後投入されたヘルマン・ブルバーノが作ったチャンスを、同じく途中出場のマウロ・ボセリが明確な得点チャンスを潰した。
試合は良いリズムで進み、クラブ・レオンはエフライン・ヴェラルデが放ったシュートは惜しくもピコリン・パラシオスがコーナーキックへ逸らした。これらのミスは、ビジターチームを後悔させる結果となった。
PUMASの守備から攻撃への転換が、それまでのサッカーを実質的な結果へと変えた。ハヴィエル・コルテスが自ら持ち込んだボールをワンツーの折り返しでもらい、ヤルブロを制してフアン・フランシスコ・パレンシア新監督を微笑ませた。
おそらく確信は掴めなかったが、PUMASは順位表の上位に位置する勝ち点を挙げ続け、クラブ・レオンが2部リーグから昇格して以来初めての勝利を掴んだ。そして翌週水曜日には、北中米カリブ海地域のクラブ・チャンピオンズリーグ初戦を迎える。
クラブ・レオンは今シーズン未だ勝ち星無しのないルイス・フェルナンド・テナ監督率いるチームの状況は、不可実な環境のままである。
試合の主審は許容範囲内のジャッジを見せ、ホームチームのプレーヤー(ダリオ・ヴェロン、アブラン・ゴンサレス、フィデル・マルティネス)と相手チームのプレーヤー(ギジャルモ・ブルディソ)を警告したエリック・ヤイール・ミランダであった。