オリンピック・スタジアムは、マラドーナに微笑まず。PUMASが31年ぶりにメキシコ杯準決勝へ進出
PUMASは、準決勝でFCフアレス対CDティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスの勝者と対戦予定
1986年W杯メキシコ大会グループ予選で2勝を挙げてから33年後、ディエゴ・マラドーナにオリンピック・スタジアムは再び微笑むことはなかった。PUMASがメキシコ杯準々決勝でドラドス・シナロアに対して3-0と圧勝したからだ。
El talento de Diego era monumental desde aquellos primeros encuentros en el Olímpico Universitario.
— Jose Ivan Ruiz Trejo (@eldesconocido) 2019年3月12日
Solo le faltó meter gol a #Maradona en la cancha de #Pumas #UNAM pero regaló jugadas de ensueño en el Pedregal. pic.twitter.com/bSM5LB5wWR
韓国とブルガリアに勝利したワールドカップのピッチから30年以上経った今、PUMASはそれと同じ年数を掛けて1987年クルス・アスルがスコア合計2-4で破って以来再びメキシコ杯準決勝へ進出した。
前半18分、左サイドからフェリペ・モラがエリア内で待っていたブライアン・フィゲロアへ上げたセンタリングパスを、ルイス・へレスが味方のゴールキーパー:ガスパル・セルヴィオへボールを戻そうとして胸トラップで落としたボールがオウンゴールとなり、PUMASが難無く先制した。
この瞬間から試合は完全にPUMASペースとなり、大量得点を生むこととなった。後半33分には、ブルーノ・マリオ―二監督が理想的なスターティングメンバーとして起用したファン・マヌエル・イトゥルベが、カウンターアタックから抜け出し相手ゴールキーパーとの1対1から追加点を挙げた。
試合終了間際には、フェリペ・モラが放ったシュートを相手ゴールキーパーが弾いてそのままゴールへ吸い込まれ、ダメ押しとなる3点目。こうしてPUMASは、31年ぶりにFCフアレス対CDティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスの勝者と準決勝で対戦する事となった。ちなみにPUMASが最後にメキシコ杯で優勝したのは、1974年のことである。