Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2017年後期 第3節 プレビュー2

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ハヴィエル・コルテス:力強さと自信に溢れたサッカーをして、レオンから勝利を持ち帰る

 

「彼ら(クラブ・レオン)のサッカーをさせるチャンスを与えないように、僕らのリズムを維持しなければならないね。ダイナミックさという面では僕らは似たチームであって、彼らとの違いを出さなければいけないよ。僕らは、アウェイで新しい歴史を作りたいんだ。僕らに足りないのは、ほんの少しの運とフィニッシュだよ。僕は、力強さと自信に溢れたサッカーをして、レオンから勝利を持ち帰れると信じている。」と、ハヴィエル・コルテスはこの木曜日にオリンピック・スタジアムにおけるトレーニング後に語った。

 

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この試合におけるニコラス・カスティージョの欠場(前の試合で退場した処分のため)は、負担にならないべきであるとコメントした。

 

「彼は持っている力を100%出し切る偉大な選手だけど、PUMASでは全員が重要な選手たちなんだ。僕らにとって出来ることは、チームメイトが良いプレーをするためにサポートすることだよ。PUMASには、サンティアゴ・パラシオスのようなマティアス・ブリトスもしくはニコラス・カスティージョが占めるポジションでプレーが出来る良い選手たちが揃っている。ブライアン・ラベージョも然りであり、PUMASにとって全員が重要な選手たちであって、誰ひとりとして不可欠であり誰かが負傷した時は他の誰かがカバーをするんだ。」

 

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PUMASが持っているアドバンテージ要素は今週土曜日に行なわれる対クラブ・レオン戦に限らずトーナメントを通してものであり、それは補強選手たちが持っている力を示すことである。

 

「チームの一致団結具合はとても良い感じで、大きな自信を与えてくれるから満足しているよ。僕らのユニフォームにそれは表わされていて、勝ち点を挙げていくにつれて偉大な結果を出しているからとても素晴らしいことなんだ。」と、強調した。

 

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PUMASのMF:ハヴィエル・コルテスは、2017年後期ステージ開幕後にクルス・アスルの選手であるディエゴ・ノヴァレッティとガブリエル・ペニャアルバがしているのが特徴づけられている行為に対して、ピッチ上の相手チームの選手に対して失礼であると述べた。

 

「フェアプレーを優先して、サッカーをするべきだよね。僕らのことを見ていたり、サッカー選手になりたいと思う子供たちに対して模範であるべきであって、本当にそれは失礼な行為(相手選手に対して唾吐きをすること)だ。ライバルである前にプロサッカー選手仲間であって、それは尊重しなければならないよ。」と、記者会見で語った。

 

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彼は人間である以上ミスは犯すため、今シーズン第3節の対クラブ・レオン戦は審判のレフェリングは考えずに偉大な試合を出来るよう期待している。

 

「対CDグアダラハラ戦は良いサッカーをしたけれど、あまり運に恵まれなかったんだ。でも、本当に得点シーンは生みだせたよ。チームはその修正をするためにハードトレーニングをしていて、まさに今アウェイで良い形が出るようにしたいね。」と、審判の仕事に対しては語るのを避けた。

 

 

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「ピッチの上ではサッカーをすることに忠実であるべきであって、レフェリーがすることに対しては任せておくべきだ。彼らはレフェリングをすることが難しいプレーという観点から見れば、もっと選手たちとコミュニケーションを取るべきだ。人間である以上、たぶん僕らのように彼らもミスは犯すんだ。僕らはそれをサポートするために僕らの良いサッカーをすべきだし、彼らも彼らのレフェリングに集中するべきなんだよ。」

と、締め括った。

 

 

 

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マティアス・ブリトスは戦列復帰の予定

 

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ニコラス・カスティージョの欠場(前の試合で退場した処分のため)をカバーするPUMASのピースとして、ウルグアイ人プレーヤー:マティアス・ブリトスはレオン遠征に帯同するための準備は整っている。彼は対クラブ・レオン戦で今シーズン初登場する予定であり、今週の木曜日のトレーニングで問題無く練習に参加し最後にはシュートを放つ場面も見せた。

 

 

ルイス・ガルシア・ポスティーゴの回想録にニコラス・カスティージョ

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PUMASのセンターフォワードは歴史的に有名なポジションとなっていて、数十年前にその座に君臨していた自分自身のことには触れないし、自慢をするつもりもない。

 

しかし偉大なるカビーニョ(メキシコリーグで415試合で312ゴールを決め8度の得点王に輝いた史上最高のFW=74年にPUMASに加入、1975~76シーズンから4度の得点王、78-79シーズンにはチームメイト:ウーゴ・サンチェスとタイトルを分け合うも、リーグ優勝はPUMAS時代の76-77シーズンのみ)は、間違いなく神々の領域に達していたと言えるだろう。

 

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いくつかの長く謳歌した時代に、崇高なメキシコ人サッカー選手たち:ウーゴ・サンチェス、ルイス・フローレスらは背番号9を付けてプレーをすべき椅子を与えられていた。自分は彼らとトレーニングと試合との両方でプレーが出来る名誉と喜びを感じていた。そして疑いようも無く、あらゆる角度から最大限に見てそれは喜びであった。

 

いくつかの彼らとの逸話を紹介しよう。ルイス・フローレスとは、彼が抜群の活躍(31試合12得点)をしたスポルティング・デ・ヒホン(スペイン1部リーグ)から帰国してきて、まるで子供を怖がらせるようにロッカールームのボスとして専制君主みたいに語りかけた一場面があった。

 

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初めてロッカールームに入る彼を見たとき、その口髭がとても印象的で身長が2メートルくらいあるように見えた。心の中で我々を虐めるひねくれた英雄を想像したが、その魅力的なキャラクターと偉大な品格の人間性はすぐにそうでないことを明らかにし、皇帝のような尊厳を剥がしチームの1員であることを示した。さらにトレーニング後にペナルティエリアで追加でシュート練習に付きっきりで残ってくれて、いつも偉大なコーチとなってくれた。

 

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ウーゴ・サンチェスは、さらに印象的であった。私がアトレティコ・マドリードでプレーをしに行こうとしていた時、サッカーとスペインでの生活に対するアドバイスをしてくれるために大学都市にある彼の家に招待してくれたことをよく覚えている。実際には私は音も立てず一言も話さずに、ただただ彼が言ったことすべてに頷くだけであった。

 

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その後1994年アメリカ・ワールドカップ前のメキシコ代表合宿で、トレーニングセンターに滞在したときであった。部屋は4人に対してベッドが3つしかなく、彼は私をダヴィッド・パティーニョ(現コーチ)を押し付けたんだ。

 

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彼と私は当時スペインでプレーをしていて、私の親友ダヴィッドは夜に遊ぶ時間になると悪態をついた。彼はスポーツバッグ以外に小さな黒いブリーフケースを身に付けており、セッションの後、イベリコ豚のハムやケソ・マンチェゴ(スペインのラ・マンチャ地方を発祥とする、羊乳を原料としたチーズ)とワインのボトルを取り出して、私達に軽食を作ってくれたときは驚きであった。

 

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話をサッカーに戻そう。長い年月の間、国内外の選手を問わずPUMASのセンターフォワードとして素晴らしい選手が輩出することがなかった。その沈黙を破ったのは、ニコラス・カスティージョであった。若干24歳になったばかりで世界各地を渡り歩き、鳴り物入りで加入し興奮させた。

 

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自国チリ1部リーグのウニベルシダ・カトリカからベルギー1部リーグのクラブ・ブルッヘやブンデスリーグのFSVマインツ05、セリエBのフロジノーネ・カルチョでプレーをした後、再びウニベルシダ・カトリカに戻ったキャリアは非常に説得力のあるものだ。彼のキャリアは、効果的に実践するための保証として多くの情報、学習や経験を集めている。経験豊富なスキルと組み合わたのは、チリ代表ユースとして絶対的な存在であったことだ。2013年南米ユース選手権で第4位で、同年トルコで行なわれたFIFA U-20ワールドカップで準々決勝で同大会3位で終えたガーナに惜しくも敗れた。

 

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そしてフル代表では昨年からそのキャリアをスタートさせたばかりだが、いずれはワールドカップのような大舞台で活躍する日が来るだろう。南米サッカー連盟100周年のコパ・アメリカ2015では、決勝戦延長後半4分に大会得点王に輝いたエドゥアルド・バルガスに代わって出場したのみであった。繰り返しになるが直近における過去の成績はあまり輝かしいものではなく、メキシコ1部リーグにおける2試合もそうである。

 

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彼のデビューだった対CDグアダラハラ戦では、開幕戦で一番活発なプレーをして見せた。激しく動き回らなかったせいで、ペナルティエリアでそう消耗しなかった。そして、対クルス・アスル戦における華麗なデモンストレーションだ。チームは良く戦ったし、断片的な場面でも相手を上回った。いくつかの粗いプレーはさておき、ピッチを完全に支配した。

 

終盤数分は退場でピッチから去りボールを触るシーンも減って、相手を再び数的不利な状況から再生させた。彼の得点は勝利を呼び込み、数年にわたってクルス・アスル戦では勝てなかった状況を打開したので、とても適切であった。我々はそのアクションを深く分析する必要がある。

 

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サイドスローインから放ったシュートは、組み合わさった芸術作品のような甘い香りが漂う。そのボールに対するファーストタッチと、後ろで守っていたディフェンダーに対して仕事をさせない激しいポジショニングであった。自分が立っていなくてはいけない場所と、次に何をしなくていけないかを完全に把握している聡明さである。太ももでボールにタッチし、その直後に冷徹なボレーシュートを放った。

 

サッカー選手では無くまるでクラシックバレーダンサーのような可塑性で、回転しシュート。そして最後に我を忘れて、生まれ付いた競争本能とどんなにサッカーを愛しているかを表現することを止められないようなゴールパフォーマンスをした。彼のゴールは可能な全てのものを包含し、過去に捉われることのない生き方と手にした可能性を夢見て、往年の偉大なPUMASのセンターフォワードたちが持っていた狂乱さやクオリティー、頻繁さを取り戻す。

 

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ルイス・ガルシア・ポスティーゴ

 

あだ名はドクター、メキシコシティ出身の1969年6月1日生まれ(47歳)。PUMAS下部組織出身で、1986~87シーズンに17歳でメキシコ1部リーグデビュー。90~91年シーズンにリーグ優勝。1992~94年にアトレティコ・マドリード、94~95年にレアル・ソシエダへ移籍。帰国後95~97年にクラブ・アメリカ、アトランテFC,98~2000年にCDグアダラハラ、晩年にはモナルカス・モレリア、プエブラFCにそれぞれ所属し、リーグ通産158得点(1991、92、97年に得点王)。メキシコ代表としては77試合に出場し、ウーゴ・サンチェスやルイス・フローレスと並ぶ29得点を挙げた。1994年米国(対アイルランド戦2得点)、1998年フランス・ワールドカップ(出場機会無し)など多くの大会に招集され、1995年のコパ・アメリカ ウルグアイ大会では大会得点王にもなった。現役引退後は、テレビ局のコメンテーターを務めている。

 

メキシコリーグ2017年後期 第3節 プレビュー

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パブロ・ハケス:今シーズン初めに僕らが見せた振る舞いとともに、レオンで勝利を得られるだろう

 

「それは僕ら選手たちが監督がくれた信頼に応え続けるトレーニングであって、日々たくさんの努力をしながらその可能性を掴むためにトレーニングし続けるんだ。僕ら自身がそれらを作るんだ。誰も、それをプレゼントしてくれる訳ではないからね。首脳陣が下部組織出身選手たちに企図してくれることはとても偉大なモチベーションであって、そのためにハードトレーニングを積み重ねているから幸せなんだ。」

 

と、先週の日曜日に対クルス・アスル戦でメキシコ1部リーグのデビューを飾った下部組織出身選手は語った。

 

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「ディフェンダーは、そんなに交代の可能性が多いポジションでは無いよ。実際に試合が始まってそんなに経過していない時間帯に自分の出番が来たんだけれど、それはずっと夢見ていた満員のスタジアムにおけるダービーというデビュー戦だったんだ。」


「誰かがイエローカードを貰って退場しないようにというテーマに直面したのか分からないけれど、監督はある決断をしてそれが自分にとって適したものだったんだ。それはサッカーにおける出来事であって、誰も交代退場をしたくないさ。だけどヘラルド・アルコバはそれを理解して、僕のデビューを『お前に値するものであったし、引き続き謙虚に努力をするんだぞ。』と祝福してくれたよ。」

 

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そして、これはまさにPUMAS首脳陣が持っているアイデア:若手選手たちを経験のあるベテラン選手たちがサポートをしてあげることであるのだ。

 

「ダリオは僕のキャリアをとてもよく見ていてくれて、アドバイスをしてくれるのでそれはとても僕にとって助けとなっているし、彼は僕のアイドルでもあるんだ。監督やコーチ陣が、僕にくれた可能性と信頼にとても満足しているよ。今もっと多くの可能性を掴むために、引き続きハードトレーニングをしなければならないんだ。」と、コメントした。

 

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「良い試合をするための鍵は、監督が僕らに与えたアプローチと良いポジショニングをし続けることだろうね。今シーズン初めに僕らが見せた振る舞いとともに、レオンで勝利を得られるだろう。」

 

目標を達成するためには、健全なPUMASのプレーヤーである彼は修正するための具体的な状況があることを認識している。

 

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「チームは、対クルス・アスル戦で残した課題に焦点を当てているんだ。そしてもうその詳細を改善し、アウェイで勝利を得るためにハードトレーニングをしているよ。」

 

と、ダリオ・ヴェロンに関連されたことをアドバイスされた若手選手は説明した。

 

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メキシコリーグ2017年後期 第2節 UNAM 1-0 Cruz Azul

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PUMASが対クルス・アスル戦にホームで勝利

 

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フランシスコ・パレンシアは、現首脳陣として第3の下部組織出身選手:パブロ・ハケスをメキシコ1部リーグ・デビューさせた

 

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2017年後期ステージ第2節において、後半18分補強選手であるチリ人ストライカー:ニコラス・カスティージョのゴールでPUMASが対クルス・アスル戦にホームで勝利デビューした。

 

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試合終了後、クラブのバイス・プレジデントであるホセ・ルイス・アルセは記者会見の場でパブロ・ハケスのメキシコ1部リーグ・デビューを祝い「彼には、とても満足している。我々の主要なプロジェクトの選手たちであるからである。」と、コメントした。

 

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さらに首脳陣はサポーターら応援グループに対して、パロマールの観客席の座席番号付けへの協力にも感謝の意を表した。「同じくあり得ないような技術的なミスに対して、お詫びを申し上げたい。全ての面において、我々は改善していくつもりだ。」と、述べた。

 

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PUMASの監督:フランシスコ・パレンシアは、ガブリエル・ペニャアルバが吐いた唾に対するニコラス・カスティージョのクレームを調査すると発表すると同時に、観察していたことを明らかにした。「私はニコラスのジェスチャーを見たし、そのことを線審や第4審に告げたんだ。」と、説明した。

 
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試合内容についてPUMASの監督は、チームの偉大な補強とオリンピック・スタジアムにおける選手たちのプレーを再認識した。「ダービーには勝たなければならないし、クルス・アスルのような偉大なライバルチームを制して勝ち点3を挙げた。本当に下部組織選手たちは、今日の試合をよく戦ったよ。」と、述べた。

 

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スタメン:

PUMAS:1-アレハンドロ・パラシオス、2-ホセ・カルロス・ヴァン・ランキン、3-ヘラルド・アルコバ(後半44分、89-パブロ・ハケス)、4-ダリオ・ヴェロン、5-アラン・メンドーサ、7-ハヴィエル・コルテス、10-アブラハム・ゴンザレス、8-パブロ・バレラ(後半41分、24-サンティアゴ・パラシオス)、17-ヘスス・ガジャルド(後半38分、6-ケヴィン・エスカミージャ)、11-ブライアン・ラベージョ、30-ニコラス・カスティージョ、監督:ファン・フランシスコ・パレンシア

 

クルス・アスル:1-ヘスス・コロナ、2-オマール・メンドーサ、4-フリオ・ドミンゲス、6-フリアン・ヴェラスケス、16-アドリアン・アルドレテ、8-ガブリエル・ペニャアルバ、22-ラファエル・バカ、9-ジョアオ・ロハス(後半1分、5-フランシスコ・シルヴァ、24分、14-マルティン・ロドリゲス)、13-アンヘル・メナ、10-クリスティアン・ヒメネス(後半36分、23-リチャード・ルイス)、27-ホルヘ・ベニテス、監督:フランシスコ・ヒメネス

 

主審:オスカル・マシアス・ロモ、副審:マルコス・キンテロ、ホセ・デ・ヘスス・バニョス、第4審:ジョナサン・エルナンデス

 

警告:

PUMAS 前半24分、ニコラス・カスティージョ、44分、ヘラルド・アルコバ、後半24分、パブロ・バレラ、30分、アラン・メンドーサ

クルス・アスル 前半25分、フリオ・ドミンゲス

退場:

PUMAS 後半36分、ニコラス・カスティージョ、クルス・アスル 前半37分、ガブリエル・ペニャアルバ

 

メキシコリーグ2017年後期 第2節 プレビュー3

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アレス・デ・プラガ:パロマールの観客席の座席番号付けは、FIFAによる要件である

 

今週の日曜日にスタジアムの切符売り場は開かないので、PUMAS対クルス・アスル戦の切符は残り僅かである。

 

PUMASのプレジデント:ロドリゴ・アレス・デ・プラガは、金曜日にオリンピック・スタジアムのパロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)の観客席の座席番号付けを行なう構想について語った。

 

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「これは、長い月日を掛けて行なってきたプロジェクトなんだ。皆さんご承知の通り、FIFAは座席の数を番号で数えるよう依頼している。我々のスタジアムは、文化遺産でもあるので、それを拒否することは出来ないんだ。しかしそれをすればFIFAの規定を遵守出来るので、行なうことにした。」と、記者会見の場で説明した。

 

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彼は今週の日曜日にスタジアムの切符売り場が開かないので、対クルス・アスル戦の切符は残り僅かであることを発表し、サポーターグループらの協力に感謝すると同時にサポーターが対クルス・アスル戦において味方チームが有利になるよう期待している。

 

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「PUMASは偉大な陣容を持っているよ。クルス・アスルに対して、我々は何も注文は無いんだ。日曜日の勝利チーム候補は我々であって、ホームにおいてPUMASは常に有利なんだと選手たちは主張するだろう。勝ちに行きたいね。我々は相手チームを過小評価しないが、首脳陣の感触はホームチームが勝つだろうということである。」

 

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オリンピック・スタジアムにおいて6年間対クルス・アスル戦に勝っていないことを首脳陣はそれまで軽視していたことを認めた上で、PUMASはクルス・アスルより多くリーグ優勝している事実を強調した。

 

「重要なことは、何回リーグ優勝してきたか?なんだ。彼らは何度もプレーオフ決勝に出場しているかもしれないが、ここ数年我々の方がより多くのリーグ優勝を収めているんだ。このことは、リーグ戦の戦いよりもっと価値のあることじゃないかな。」と、締め括った。

 

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一方、ヘラルド・アルコバはそのプレジデントのパロマールの観客席の座席番号付けを行なったことに対して、観客のためにより快適な環境をつくるので必要であったと同意し、PUMASサポーターに対してこの試合で応援してくれるよう頼んだ。

 

「サッカーの試合は全ての人に対して招待されているけれど、現実はホームで良い結果を収めなければいけない義務が僕らにはあるんだ。それらの試合は重要であって、どんな形であっても勝つんだ。難しい試合になることを予想しているし、間違いなくそうなるね。だから、我々のサポーターによる応援を望んでいるんだ。満席のスタジアムは新たにPUMASの家族を見ることが出来るので、僕らを満足させてくれるだろう。」

 

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ヘラルド・アルコバにとって、対クルス・アスル戦は両方のクラブに対して常に特別である。さらに相手チームの補強選手たち(エクアドル人:アンヘル・メナとウルグアイ人:マルティン・カウテルシオ)はよく知っていると語った。前者はPUMASでリベルタドーレス杯で対戦し、自身も2014年にエクアドルでLDUキトでプレーをしていたからであり、後者は同じウルグアイ人同士であるからである。

 

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「エクアドル・リーグでプレーをしたんだ。アンヘル・メナは良い形でメキシコ・リーグへ来たね。お互い個性や弱点を知っていて、僕らはクルス・アスルのチーム陣容すべてを心配しているんだ。マルティン・カウテルシオは個人的に知っていて、彼をずっと長い間見てきているよ。もしプレーをすれば有力なスペアパーツとなるから、彼らにとってとてもポジティブだし、彼にとってもメキシコで新たなクオリティを磨くことになるだろう。」と、述べた。

 

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ウルグアイ人のDF:ヘラルド・アルコバとPUMASは勝つことのみを考えるが、いろいろな面で注意を怠らなければならないことを分かっている。クルス・アスルの攻撃において相手チームの監督とアンヘル・メナを中心にした選手たちに対しては、要注意であるとコメントした。

 

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PUMASは2017年後期ステージのために第3ジャージを披露する


ナイキは、今シーズンの試合においてPUMASがプレーをするユニフォームを紹介した。それは今週の日曜日、対クルス・アスル戦でお披露目となる。各ショップにおいて、2月8日から発売予定だ。

 

 

 

メキシコリーグ2017年後期 第2節 プレビュー2

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ホセ・ルイス・アルセ:パロマールの観客席の座席番号付けは、全ての者に利益を与えることになる

 

約45年間のオリンピック・スタジアムにおける伝統が終わろうとしている。チーム首脳陣の決定により、PUMASのサポーター3団体(ラ・プルス、ラ・バラ68、ラ・ウルトラ)は1972年から陣取り続けてきた、パロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)からカベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動することになり、それらの座席はVIP(パロマール・プレミアム)として7200ペソ(約38000円)という価格でリーグ戦からリギージャ(プレーオフ)までのシーズン通しチケットとして販売されることになった。

 

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「パロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)とその下の1階席の観客席に対する座席順番号付けは、ファンがその家族たちと来れるようになるため、試合をより良い形で楽しめるようにするために全ての者に利益を与えることになるような首脳陣による意図である。一朝一夕の決定では無く、その裏には偉大な計画があるのだ。今週の日曜日には、正当な場所を見つけるために観客を支援するためのスタッフが準備される予定である。」

 

 

と、PUMASのバイス・プレジデントであるホセ・ルイス・アルセは大学都市のオリンピック・スタジアムにおいて木曜日に語った。

 

この構想を実現するために不可欠な要素として、クラブはサポーターグループらと素晴らしい対話を維持し続けている。例えばサポーターグループ内で多くの問題を起こしてきた、『ラ・プルス』は今までパロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)の50ヤード地点のゾーンに陣取っていたが、カベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動することになった。

 

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「それらの正面であるペベテロ(『ラ・レーベル』)のゾーンは、今まで通りで移動することはない。我々はパロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席に焦点を当てて、カベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動させた。無秩序から秩序へ慣れることを好むんだ。それがより管理しやすいし、観衆にチケットを販売出来るからね。」

 

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「サポーターグループらもまたこの施策はチームのためになるので、理解しているよ。完璧にではないけれどね。でも応援してくれていて、チームに協力する方向でいるんだ。こうすればもっと応援する観衆が増やすことが出来て、彼らの子供たちをスタジアムに連れて来れるんだ。おそらく我々のサポーターをもっと増やしてくれることになり、我々の競技場にますます安全で便利なアクセスを可能にするものとして同意しているんだ。我々は、彼らに感謝している。」と、説明した。

 



『ラ・プルス』のリーダー:アレハンドロ・オルティスはオリンピック・スタジアムの陣取る場所の移動について、悲しみを隠しきれない様子で語った。

 

「ずっと昔から居た場所から移動させられることは、とても悲しいよ。1つの伝統だったから、みんな迷惑していて憤りを感じているよ。」

 

およそ1500人近いサポーターグループのリーダーは、この日曜日の対クルス・アスル戦から新しい場所に陣取ることになる。さらにクラブのプレジデントであるロドリゴ・アレス・デ・パルガよりこのように言われたと語った。

 

「ずっと取り組み続けてきたプロジェクトなんだそうだ。彼と話して、パロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)の正面であるペベテロかカベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動するように言われたんだ。リーグ戦からリギージャ(プレーオフ)までのシーズン通しチケットためプロジェクトだとね。」

 

 

ブリトスは、まだプレーを出来る状態では無い

ホセ・ルイス・アルセは、マティアス・ブリトスの治療について、引き続き高度治療をしていてフィジカル的に未だプレーを出来る状態では無い。よって、対クルス・アスル戦には出場しないと語った。

 

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サッカーのテーマについて、MF:アブラハム・ゴンザレスは今週の日曜日の行なわれる対クルス・アスル戦にチームのサポーターへ明確なメッセージを送った。

 

「昨シーズンに引き続き、ホームでは12人(イレブン+サポーター)でプレーをするんだ。勝っても負けてもいつも僕らを応援してくれることは、ピッチ上に居ても気が付くよ。ホームでは僕らはとても強く、僕らのサポーターによる助けによって勝利を得られるだろうね。」と、コメントした。

 

メキシコリーグ2017年後期 第2節 プレビュー

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ダリオ・ヴェロン:PUMASはビッグ・クラブで勝ちに行く義務がある

 

「グアダラハラへ勝ちに行くために遠征したんだ。ポジティブに見れば、チームの出来は良かったし得点シーンも作れたよ。残念ながら、試合には負けてしまったけれどね。僕らには再び対クルス・アスルという激戦が待っているけれど、PUMASはビッグ・クラブで勝ちに行く義務があるんだ。第1節に犯したミスを修正して改善すると同時に、ホームで勝利するために完璧な試合をしなければならないね。」と、PUMASの主将はこの火曜日に大学都市・第2グラウンドで行なわれたトレーニング後に語った。

 

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彼はクルス・アスルのような大半が下部組織出身選手のチームと対戦することに不利は感じておらず、逆に首脳陣の現プロジェクトを気に入っている。

 

「クラブ社長のアイデアはとても良いもので、我々ベテラン選手たちは青年たちを応援し必要としているんだ。メキシコサッカーは、とても競争が激しいと思うよ。どんなチームでも勝ちに来るんだ。青年たちは個性を持っていて、僕らにとって対CDグアダラハラやクラブ・アメリカ、クルス・アスル戦はとてもモチベーションが上がる試合であって、クルス・アスルのようなチームと対戦することは彼らにとっても特別なモチベーションであって、良い試合をするためのキャパシティを持っていると思うよ。」と、強調した。

 

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彼ら青年たちが一致団結するための一部として、ダリオはそれは自信を植え付けることだと言った。その一例として、前シーズン主将の座を与えたことである。

「PUMASの下部組織出身選手たちに夢を与えるために、ルイス・フエンテスにキャパシティとパーソナリティがあると思ってキャプテンマークを与えたんだ。そして今チームメイトたちは新たにそれを僕が巻く事をとても応援してくれて、再びその責任を負うことに満足しているよ。」と、説明した。

 

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PUMASは、2010年前期ステージからクルス・アスル戦に勝利していない

 

リーグ戦13試合でPUMASはたった一度だけオリンピック・スタジアムで勝利していて、今シーズン補強した戦力の違いによって彼らは勝ち点3を挙げようとしている。

 

「クルス・アスルは、毎シーズン準備万端だよ。クオリティの高い補強選手たちを連れてきるけれど、僕らは彼らのことは気にせず自分たちのことだけを考えるんだ。完璧な試合が出来るために、僕らは僕らのサッカーをすることに専念しているよ。前線に良い選手が揃っていていつも彼らはグラウンドを支配するので簡単には行かないと思うけれど、僕らは常に警戒をしながらホームで勝ち点3を挙げなければならないんだ。」

 

メキシコリーグ2017年後期ステージ 選手紹介(FW編)

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17.ヘスス・ガジャルド(FW)

身長:176cm 体重:76kg

1994年8月15日生まれ(22歳)

デビュー:2014年11月23日

タイトル:なし

下部組織出身。デビューした年の9月に行なわれたメキシコ杯対トルーカ戦で、ペナルティエリア外からゴラッソを決めた。昨シーズンよりファン・フランシスコ・パレンシア監督から全幅の信頼を受け、そのスピードを活かして左サイドバックのレギュラーを射止めた。また念願であったメキシコ代表にも召集され、その実力を安定して発揮できるようになれば8度目のリーグ優勝も決して夢ではない。

 

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20.マティアス・ブリトス(FW)

身長:170cm 体重:64.9kg

1988年11月26日生まれ(29歳)

デビュー:2007年

タイトル:2012年後期ステージ(ウルグアイリーグ)・2013年前期、2014年後期(レオン)

国籍:ウルグアイ・メキシコ帰化

母国リーグでデビューして5年目で優勝を経験。2012年にメキシコリーグのレオンへ移籍。PUMAS以来どのチームも成し得なかったリーグ連覇を達成し、その後PUMASへ移籍。ゴール前での敏捷な動きで、1タッチプレーが得意。身長が比較的低い割には、角度を付けたヘディングなども出来る器用な選手である。PUMAS移籍直後は継続的な腰椎負傷で苦しんでいたが、最近ではチームの医療チームによって最高の瞬間を迎えている。残念ながら、プレシーズンに左足首の不全骨折(ヒビ)で治癒までに約1ヶ月掛かるとの見立て。

 

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24. サンティアゴ・パラシオス(FW)

身長:184cm 体重:72.9kg

1991年4月21日生まれ(25歳)

デビュー:2010年

国籍:メキシコ・フランス

ニックネーム:サンティ・パラシオス

2010年にアンダー20で1年半プレーをするも翌年PUMASから移籍しパスポート申請した後、若干20歳でオランダへ渡り、3部リーグのデ・トレフェルスに加入。すぐさま『射撃手』として、その素質を見せ始める。2014-2015年シーズンは彼にとって最も素晴らしいシーズンとなり、28試合で27ゴールの得点王を獲得した。そしてオランダ1部リーグのローダJCでプレーをするようになり(形上は、2部リーグのMVVマーストリヒトからのリース契約)5ゴールをマーク。昨シーズンは補強選手として最後に合流(第6節)したため出場機会に恵まれなかったが、今シーズンはその真価が問われることになる。

 

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30.ニコラス・イグナシオ・カスティージョ・モラ (FW)

身長:179cm 体重:74kg

1993年2月14日生まれ(23歳)

デビュー:2010年

タイトル:2016年チリ杯、前・後期ステージ、チリスーパーカップ(CDウニベルシダ・カトリカ)

国籍:チリ

ニックネーム:戦闘爆撃機、飛行機、ローカル・ターミネーター、闘牛

2010~2013年CDウニベルシダ・カトリカ、2014年クラブ・ブルッヘ(ベルギー)、2015年FSVマインツ05(ドイツ)、フロジノーネ・カルチョ(イタリア2部)、2016年CDウニベルシダ・カトリカ

アンダー20南米選手権で5ゴールを挙げ名を高めたチリの点取り屋。多彩なゴールパターンに加えて、トリッキーなプレーも得意とし観衆を沸かせるショーマンである。カーブを掛けながらゴール四隅を強襲するFKも驚異。昨年2ステージ連覇を成し遂げ、自身も両シーズン続けて得点王になった。

メキシコリーグ2017年後期ステージ 選手紹介(MF編)

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6.ケヴィン・エスカミージャ(MF)

身長:179cm 体重:76.9kg

1994年2月21日生まれ(22歳)

デビュー:2012年7月25日

タイトル:なし

下部組織出身。2011年に17歳以下メキシコW杯や23歳以下トゥーロン国際大会に出場、2015年にはトロントで行なわれたパンアメリカン競技大会で銀メダルを獲得している。昨シーズンからスタメンで起用される試合も増え、ファン・フランシスコ・パレンシア監督が賭ける期待も高い。この世代ではTOPの実力者であると個人的にも思うので、いよいよ飛躍して欲しいシーズンを迎える。

 

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7.ハヴィエル・コルテス(MF)

身長:170cm 体重:76.9kg

1989年7月20日生まれ(27歳)

デビュー:2008年8月24日

タイトル:2009年後期・2011年後期

下部組織出身。2011年後期ステージにおけるプレーオフ決勝の対モレリア戦などでも貴重なゴールを決め、7度目のリーグ優勝に大きく貢献した。2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得したU-23メキシコ代表で、対日本戦の準決勝では後半45分に出場しアディショナルタイム3分にダメ押しの3点目をマーク。PUMASでも2度優勝を経験している生え抜きの選手だが、ここ数シーズンは怪我が多く周囲の大きな期待に応え切れていない感じであった。しかし前々シーズンのシーズン終盤に、また前シーズンにも再び故障。今シーズンもいかに怪我をしないで安定してプレーを出来るか?に掛かっている。

 

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8.パブロ・バレーラ(MF)

身長:178cm 体重:73.7kg

1987年6月21日生まれ(30歳)

デビュー:2005年

タイトル:2009年後期ステージ(PUMAS)2013年後期メキシコ杯(クルス・アスル)2013-14年CONCACAFチャンピオンズリーグ(クルス・アスル)

国籍:メキシコ

ニックネーム:ダイナマイト

2005年にTOPチームデビュー。足の速さを活かした突破や質の高いクロスが持ち味で、2008年7月に左ひざを負傷して半年間を棒に振ったものの、2009年1月初めに復帰し、クルブ・ネカクサ戦では早くもゴールを決め、決勝のCFパチューカ戦では後半ロスタイムに決勝ゴールを決め、後期ステージ優勝の立役者の一人となった。2010年7月にプレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドFCに移籍した後、メキシコへ帰国。クルス・アスル(49試合で4ゴール)、モンテレイへ移籍(38試合で4ゴール)した後にスタメンでのプレー機会を求めて再びPUMASへ。往年のレベルには程遠いものの、時折見せるプレーにはやはり流石と思わせるし要所での得点も多い。

 

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10.アブラン・ゴンサレス(MF)

身長:174cm 体重:76.8kg

1985年7月16日生まれ(32歳)

デビュー:2004年

2004~2007年テッラーサFC(現スペイン4部)、2007~2008年9月FCバルセロナB、2008年10月~2009年FCバルセロナ、2009~2010年カディスCF(現スペイン3部)、2010~2011年ジムナスティック・タラゴナ、SDポンフェラディーナ(現スペイン2部)、2011~2013年ADアルコルコン(現スペイン2部)、2013~2016年RCDエスパニョール(現スペイン1部)

タイトル:2009年スペイン1部リーグ、国王杯(バルセロナ)

国籍:スペイン

ニックネーム:ロシア人

スペイン下部リーグでデビューして一時期バルサに居たものの再び下部リーグを転々とした後、近年は前日本代表監督であったハヴィエル・アギーレが率いたRCDエスパニョールで10番を張っていたベテラン。昨シーズンから補強選手として加入して中で一番内容が良く、今シーズンも引き続きその活躍が期待される選手の1人である。

 

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11.ブライアン・マルティン・ラベージョ・メージャ(MF)

身長:165cm 体重:67.6kg

1994年5月16日生まれ(22歳)

デビュー:2009年

タイトル:2009年後期ステージ(CSDコロコロ)

国籍:チリ

ニックネーム:天才、宝石

2006~2012年CSDコロコロ、2012~2013年セビージャFC、2014年デポルティーボ・ラ・コルーニャ、FCルツェルン(スイス)、2015年CDレガネス、サントス・ラグナ

チリ代表にも召集されるほどの実力を持つ半面、精神的な弱さを兼ね備える悩めるMF。結果的にヨーロッパ移籍が時期尚早であったとも言われるが、CSDコロコロの象徴であるマティアス・フェルナンデスの後継として比較されるくらい隠された才能が開花すれば、レンタル移籍を決断したホセ・マヌエル・デラ・トーレ監督を後悔させることもあり得る。

 

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14.ホルヘ・エスカミージャ(MF)

身長:178cm 体重:79.8kg

1995年11月1日生まれ(21歳)

下部組織出身。1歳年上の兄ケヴィンは前々シーズンにトップチームデビューを果たし、下部組織出身者の中では一番才能があると指導者たちの評判である。兄弟の違いは利き足で、ホルへは左利き。

メキシコリーグ2017年後期ステージ 選手紹介(DF編)

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それでは、ここで今季のPUMASのプレーヤーを紹介していきます。

まずは、DF(ディフェンス)陣から。


1.アレハンドロ・パラシオス(キーパー)

身長:184cm 体重:70.5kg

1981年3月6日生まれ(35歳)

デビュー:2003年5月17日

タイトル:2004年前・後期、2009年後期、2011年後期

ニックネーム:ピコリン

下部組織出身。デビューしてすぐに前・後期リーグ優勝という、ここ近年のPUMAS黄金時代を継承。それまで不動のレギュラーだった、あのホルヘ・カンポスからその座を引き継いだ。昨シーズンもリーグ戦183試合+リギージャ(プレーオフ)17試合=200試合出場を達成し引き続き安定したセービングを見せていたが、年齢的にもそろそろピークを越えた感がある(本人曰く、今が一番ベストであるとのことだが)。

 

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2.ホセ・カルロス・ヴァンランキン(ディフェンシブハーフ)

身長:179cm 体重:71.3kg

1993年5月14日生まれ(23歳)

デビュー:2012年3月18日

タイトル:なし

下部組織出身。昨シーズンまでポジションをマルセロ・アラトーレ奪われて完全にサブメンバーとしてベンチを温めていたが、2016年ブラジル五輪ではメキシコ代表のキャプテンを務めたくらい同世代ではTOPクラスの実力を持つ。問題は安定して一定レベルの出来を保てるか?に尽きる。今シーズンで8期目を迎え、いよいよプロ選手としての正念場ではないか。

 

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3.ヘラルド・アルコバ(センターバック)

身長:183cm 体重:82.5kg

1984年11月25日生まれ(33歳)

デビュー:2004年 タイトル:なし 国籍:ウルグアイ

20歳でウルグアイ1部リーグデビューして7年プレー(2009年にリーグ優勝を経験)をし、アルゼンチンで1部リーグで2年・エクアドル1部リーグで1年プレーをした後、一昨年からPUMASへ移籍。ウルグアイ代表にも召集されたことがあるセンターバックで、その長身を活かしたセットプレーからのヘディングや、オーバーラップしての攻撃参加による得点も多く、今や主将ダリオ・ヴェロンと守備の中心を支える欠かせない存在になっている。だが昨シーズンは開幕から第12節まで欠場し、最後までチームの足を引っ張った。

 

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4.ダリオ・ヴェロン(センターバック・主将)

身長:180cm 体重:81.3kg

1979年7月26日生まれ(37歳)

デビュー:1999年7月25日

タイトル:2004年前・後期、2003-2004年度チャンピオン決定戦、2009年後期、2011年後期

国籍:パラグアイ生まれ・メキシコ帰化

20歳でパラグアイでデビューして、3年目でリーグ優勝。翌年チリのクラブでもリーグ優勝、さらにその翌年からPUMASへ移籍。2001年にパラグアイ代表にデビューし、2010年にはW杯南米予選でレギュラーとして活躍・本大会にもエントリー。A代表では、主に右サイドバックを務めていた(昨年秋にも、再びW予選で召集された)。ピコリンと共に近年のPUMAS黄金時代を継承し、PUMAS守備陣には不可欠な心臓である。クラブ歴代第2位の412試合出場の記録を持つ、まさに「ミスター・プーマス」であるが、超一流の選手たち相手にスピード負けする場面も最近は増えピコリン同様そろそろピークを越えた感がある。

 

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5.アラン・メンドーサ(ディフェンシブハーフ)

身長:174cm 体重:83kg

1993年9月28日生まれ(23歳)

デビュー:2012年7月25日

2013~2015年PUMAS(1試合1ゴール)、2015~2016年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ、26試合0ゴール)、2016年クルブ・ネカクサ(2部リーグ、16試合0ゴール)、ドラドス・シナロア(5試合2ゴール)

タイトル:2016年メキシコ2部リーグ優勝(クルブ・ネカクサ、ドラドス・シナロア)

下部組織出身。

 

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12.オルランド・ピニェダ(DF)

身長:170cm 体重:71kg

1986年2月15日生まれ(30歳)

デビュー:2008年

2008~2009年PUMAS(26試合3ゴール)、2009~2011年クラブ・レオン(33試合2ゴール)、2011~2012年メリダFC(メキシコ2部・14試合1ゴール)、2012~2013年ベラクルス(6試合1ゴール)、2014年アレブリヘス・デ・オアハカ(メキシコ2部・11試合0ゴール)、2014~2016年サン・ルイスFC(メキシコ2部・44試合3ゴール)

 

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13.アレフレッド・サルディバル(キーパー)

身長:183cm 体重:80.9kg

1990年2月9日生まれ(26歳)

デビュー:2010年8月14日

タイトル:2011年後期

ニックネーム:ポジョ(チキンの意)

下部組織出身。デビューしてすぐに、近年で1番最後のリーグ優勝を経験。ピコリンの陰でその存在が目立つ機会が無かったが、一昨年に彼が怪我で欠場したシーズンに一躍脚光を浴びた。守備陣をもり立てる素晴らしいセービングをする次世代の守護神であり、いよいよ正キーパーの座を奪わなければならない時がやってきた。

 

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15.エリック・ヴェラ

身長:170cm 体重:??kg

1992年3月24日生まれ(24歳)

デビュー:2011年

2011~2014年PUMAS(28試合0ゴール)、2014~2015年ヴェナードスFC(ユカタン州メリダ市・2部リーグ、38試合0ゴール)、2015~2016年クルブ・ネカクサ(2部リーグ、21試合0ゴール)

タイトル:2016年メキシコ2部リーグ優勝(クルブ・ネカクサ)

下部組織出身。

 

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18.ホセ・アントニオ・ガルシア(DF)

身長:176cm 体重:74.4kg

1992年1月17日生まれ(25歳)

デビュー:2009年8月18日

タイトル:なし

下部組織出身。

 

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21.アレハンドロ・カストロ(DF)

身長:177cm 体重:78.2kg

1987年3月27日生まれ(29歳)

デビュー:2005年11月26日

タイトル:2013年メキシコカップ・2014年北中米カリブ海地域チャンピオンズリーグ(共にクルス・アスル)

一昨年にクルス・アスルから加入したMF。メキシコ代表にも何度か選出されておりクルス・アスルではDFとして活躍していたが、PUMASでは中盤を支えるMFとしてギジェルモ・ヴァスケス監督から起用されており、前線へのロングパスからゴールチャンスを演じる経験豊かな貴重な存在となっている。2008年にメキシコA代表デビューし、2013年ゴールドカップでは対パナマ戦に90分出場。2018年ロシアW杯北中米カリブ海地域予選に、僚友のルイス・フエンテスと共に召集された。最近は再びDFとして起用されることが多いが同じく怪我も多いため、安定感に欠ける感がある。

 

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26.ルイス・キンターナ(センターバック)

身長:178cm 体重:75.4kg

1992年2月3日生まれ(24歳)

デビュー:2012年7月25日

タイトル:なし

下部組織出身。ホセ・カルロス・ヴァンランキン同様メキシコ1部リーグデビューして4年が経過して、今シーズンはチームの主将ダリオ・ヴェロンを越えなければならない時期に差し掛かる。昨年ホームの対ケレタロ戦にて初ゴールをマークしたように、引き続き要所における守備や攻撃参加に期待したい。

 

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30.ベルナベ・マガーニャ(キーパー)

身長:186cm 体重:87kg

1993年8月16日生まれ(22歳)

デビュー:2012年9月19日

タイトル:なし

下部組織出身。