Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2017年後期 第4節 プレビュー

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ヘスス・ガジャルド:下部組織は、監督の信頼に応え続けている

 

この火曜日PUMASは大学都市の第2グラウンドで再びトレーニングを開始し、対クラブ・レオン戦の決勝点を挙げたヘスス・ガジャルドは、PUMASの下部組織は、フランシスコ・パレンシア監督が寄せている信頼に応え続けていることを強調した。

 

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「PUMASは偉大な下部組織を持っていて、それを示していることに対して神様に感謝するよ。ここにはとても素晴らしい内部競争があって、各選手たちはベストを尽くすために偉大なクオリティを持っているんだ。他の外国人選手がやって来ようが、メキシコ人選手や下部組織出身選手であれば十分対抗出来ると思うから、気にしないよ。」

 

 

「(第2節における退場処分による欠場明けの)ニコラス・カスティージョと(開幕から負傷で欠場していた)マティアス・ブリトスの戦列復帰によって、僕らはもっと力強いチームになるんだ。たくさんの外国人選手を連れて来ないようにするためにも、メキシコ人若手選手たちを応援しなければいけないと思うね。仮に彼らがいなくても代わりに出場出来る選手はたくさんいて、良好な結果を得るためにサッカーがしたいんだ。」と、語った。

 

 ※パブロ・バレラは前節の負傷のため、練習には不参加。

 

これはまさに現首脳陣の提案であって、その意図通りに結果を出している。「一番重要なことは、信頼を得るためにアウェイで対クラブ・レオン戦で勝利を収めたことなんだ。開幕して数節厳しい相手との試合が多かったけれど、勝ち点を挙げ続けているので僕らは平穏だよ。このように順位表の上位を維持し続けたいし、完璧なパフォーマンスによって得られる勝利を挙げ続けたいんだ。」と、彼は説明した。

 

好調な出足を切って、PUMAS下部組織選手は今度の日曜日にオリンピック・スタジアムで行なわれる対クルブ・ネカクサ戦で勝利を挙げることために、数々のディテールを修正しなければならないことを意識している。

 

「難しい試合になるだろうね。偉大なチームだけれど、今週末に良いサッカーが出来るように僕らは僕らのハードトレーニングに焦点を当てることを明確にしないといけないんだ。」と、コメントした。

 

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※PUMASは、明日アンダー20メキシコ代表とオリンピック・スタジアムにおいて練習試合を行う予定。

 

メキシコリーグ2017年後期 第3節 レビュー

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結果的にはアウェイで勝ち点3を挙げ順位表の上位に留まれたが、この試合のスタメンを見て驚いたのは自分だけでは無い筈(この時点で前シーズンのリギージャ=プレーオフ決勝まで行ったクラブ・アメリカが勝ち点0の最下位であることも、少々意外だが)。

 

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ニコラス・カスティージョが前節退場処分のため欠場、加えてプレシーズンに負傷したマティアス・ブリトスが漸く戦列復帰したとはいえ、センターフォワードが1人もいない攻撃陣(あえて言えばブライアン・ラベージョの1TOPだが、実際の試合でそういうポジショニングはしていなかった)からだ。

 

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それでは1人1人見て行こう。まずは、ハヴィエル・コルテスから。前シーズン終盤負傷し最終節まで欠場する状況から、漸く良かった頃の出来に戻りつつある。ディフェンスの際には自身を犠牲にするようなプレーもしつつ、攻撃の際にはラストパスをFWやSBに供給するように中盤の要として機能していた。

 

次にその相方として君臨するケヴィン・エスカミージャ。パレンシア監督が期待する下部組織出身選手で昨シーズンからその重責を担っているが、後半早々に最初の選手交代としてマティアス・ブリトスと替えられたようにまだまだスタメンを全試合張るまでの活躍は出来ていない。

 

中央でその2人を支える、アブラハム・ゴンザレス。個人的には可もなく不可もなくといった出来だったように見受けられるが、昨シーズンのように要所で目立つ動きが出来ていないのはやや心配。最後の得点シーンでヘスス・ガジャルドの囮のような動きは見せたものの、次節以降の奮起に期待したい。

  

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この試合の立役者でもあるサイドバック、ヘスス・ガジャルド。最後に得点はしたものの、全体的な出来は昨年秋にメキシコフル代表に召集された当時より格段に落ちる。 かろうじて決勝点を挙げたことでそれまでの不出来が帳消しされた感じだが、ケヴィン・エスカミージャ同様いつまでもレギュラーポジションが確約されるということは有り得ない。

 

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反対サイドのサイドバック、パブロ・バレラ。何度か要所で相手DFとの1対1をイーブンで立ち回っていたが、やはり彼本来の出来からは程遠い。後半途中に担架で退場したように、持病との戦いが常に続くようなイメージが強い。

 

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そして代役CFともいえる、ブライアン・ラベージョ。開幕節、第2節となかなか良い感じでプレーを見せ、サポーターの間では議論が分かれるところではある。この試合の出来だけに関して言えば、素晴らしかったと言っても差し支えないのでは??決勝点のラストパスといい、首脳陣が補強をして正解だったと断言出来る日も近い。

 

ディフェンシブハーフの片翼である、ホセカルロス・ヴァンランキン。前半は何度かオーバーラップを見せたが、あとは存在が完全に埋もれてしまっていた。要所のディフェンスは許容範囲内であったがもう1段上を目指すべき選手であり、このままでは今シーズンオフにもTOPチームから外される可能性有り。

 

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今シーズン一番の嬉しい驚きとも言えるプレーを見せたのが、逆サイドを守る、アラン・メンドーサ。ディフェンスラインにおけるカットやボール捌き、ポジショニングといい素晴らしかった。メキシコ2部リーグレンタル移籍から古巣に戻って3試合目だが、TOPチームでも十二分にやれることを示した。

 

さて問題なのは、両センターバックの2人である。攻撃面で参加した際のヘラルド・アルコバによるヘディングなどはともかく、開幕節の最初の失点もそうだったが突然相手FWに振り切れられるシーンが今シーズンは目立つ。前節における要所のカバーリングなどは素晴らしかったが、特に主将:ダリオ・ヴェロンは30代後半に差し掛かり明らかに全盛期の出来に無い。

 


今回は前シーズンCDグアダラハラへ移籍して結果を出せなかったカルロス・ペーニャのミスもあってかろうじて失点せず試合はそのまま終盤までもつれ込んだが、リギージャ(プレーオフ)に進出してくるようなTOPクラスのチームはこういう守備面の綻びを許してくれるほど甘くない。

 

 

 次節以降の対戦相手である前シーズン2部リーグから念願の昇格を果たし、その勢いそのままにリギージャでも準決勝まで勝ち進んだクルブ・ネカクサや、前々シーズンの覇者でもあり今やリギージャの常連でもあるCFパチューカなどの攻撃陣は同じような風に行くとは到底思えない。

 

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さらには1カ月後に控えているCONCACAFチャンピオンズリーグの決勝トーナメント準々決勝の相手でもあり、前シーズンの王者でもあるUANLティグレスは昨シーズンのリギージャ準々決勝で散々痛めつけられた相手である。以前に公表されていた試合日時に若干の変更が生じたようなので、ここに再掲しておく。

 

スコシアバンクCONCACAFチャンピオンズリーグ2016-17(2016–17 Scotiabank CONCACAF Champions League)

 

決勝トーナメント準々決勝

1stレグ:2月22日(水)夜9時=日本時間23日(木)正午キックオフ

於:エスタディオ・ウニベルシタリオ

 

2ndレグ:3月1日(水)夜9時=日本時間2日(木)正午キックオフ

於:オリンピック・スタジアム

メキシコリーグ2017年後期 第3節 León 0-1 UNAM

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PUMASがヘスス・ガジャルドのロスタイムの得点で勝利する

 

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PUMASのサイドバックが2017年後期ステージ第3節の対クラブ・レオン戦でロスタイムの得点し、勝ち点3を挙げた。レオンにおけるアウェイゲームで、ロスタイムに下部組織出身選手であるヘスス・ガジャルドの得点のおかげで1-0と勝利した。

 

2017年後期ステージ第3節この試合のロスタイム、ヘスス・ガジャルドが後半48分にゴールを決めた瞬間エスタディオ・ノウ・カンプは静まり返った。この結果PUMASはこのトーナメントで勝ち点6を挙げ、対するクラブ・レオンは勝ち点3のままとなりサポーターの前でグレーのイメージを残した。

 

PUMASの監督:ファン・フランシスコ・パレンシアは、彼のチームがどんなピッチやコンディションでも結果を出せるということを告げ、対するクラブ・レオンの監督:ハヴィエル・トレンテは彼のチームが改善しなければならないことをサポーターに対して告げた。

 

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前半からPUMASは監督が述べた通りのプレーを見せ、ボール支配や相手キーパー:ウィリアム・ヤルブロにダメージを与える様々な攻撃を仕掛けたが、得点を挙げるまでには至らなかった。PUMASの攻撃はDFに至るまで輝きを見せ2度もチャンスを作り出し、1度目はアラン・メンドーサがペナルティエリア左外中央からのロングシュートと2度目はヘラルド・アルコバがもう少しで得点と言うヘディングであった。

 

 

サイド・バック:ケヴィン・エスカミージャがニコラス・カスティージョの退場処分による欠場によってスタメン出場したので、ハヴィエル・コルテスはより攻撃的にプレーをし、あと少しでゴールラインを割ろうかというところまでいったが惜しくもイグナシオ・ゴンザレスに阻まれた。

 

試合における最大のチャンスを潰したPUMASは、クラブ・レオンの反撃に遭いあわやゴールというシーンを作り出させることを許した。しかしながら、カルロス“グリット”ペーニャは2度にわたるアレハンドロ・パラシオスとの1対1というチャンスを潰し、サポーターの罵声を浴びた。

 

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後半に入ってもクラブ・レオンの攻撃は改善されることなく、確かにディフェンスラインと中盤におけるPUMASの攻撃の芽は摘んだので、キーパー:ウィリアム・ヤルブロはロスタイムにおけるプレーを除いては前半よりもリラックス出来た。

ホームチームは攻撃する試合をしなくなったのに対してサポーターがそれを後押しする応援をしたので、それがキーパー:アレハンドロ・パラシオスを心配させることとなった。チーム得点王:マウロ・ボセリは彼らのヒーローとなれるところであったが、パラシオスの制した1対1に敗北し、チームメイト:ルイス・モンテスのカウンター気味のシュートをも塞いでしまう有り様であった。さらにその後、中央からギジェルモ・エニオ・ブルディッソがヘディングしたがゴールポスト直撃となり、この夜クラブ・レオンのゴールは生まれないように見えた。

 

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しかしながらPUMASは、最後の土壇場で勝利を挙げた。チリ人:ブライアン・ラベージョが左サイドから駆け上がって相手ペナルティエリアにセンタリングを上げ、ヘスス・ガジャルドが左足でこれをゴール右奥へ押し込み1-0とした。

 

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このようにしてPUMASは試合における大半の時間押していたにもかかわらず、相手チームとは対照的に戦いに敗れるかと見えたが最後に勝利を収めた。クラブ・レオンは、ホームでよりリアクションをすべきであるが故に心配の種が残った。

 

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スタメン:

クラブ・レオン:25-ウィリアム・ヤルブロ、3-ギジェルモ・ブルディッソ、5-フェルナンド・ナヴァーロ、24-オスバルド・ロドリゲス、35-イグナシオ・ゴンザレス、10-レイス・モンテス、11-アンドレス・アンドラーデ、20-レオネル・ロペス、26-クリスティアン・ヴァルデス、27-カルロス・ペーニャ(後半22分、8-エリアス・エルナンデス)、17-マウロ・ボセリ、監督:ハヴィエル・トレンテ

 

PUMAS:1-アレハンドロ・パラシオス、2-ホセカルロス・ヴァンランキン、3-ヘラルド・アルコバ、4-ダリオ・ヴェロン、5-アラン・メンドーサ、6-ケヴィン・エスカミージャ(後半15分、20-マティアス・ブリトス)、7-ハヴィエル・コルテス、8-パブロ・バレラ(後半38分、24-サンティアゴ・パラシオス)、10-アブラハム・ゴンザレス、17-ヘスス・ガジャルド、11-ブライアン・ラベージョ、監督:ファン・フランシスコ・パレンシア

 

主審:ホルヘ・イサック・ロハス、副審:アレハンドロ・アジャラ、ハヴィエル・サンタクルス、第4審:サウル・フェルナンド・オロスコ

 

警告:

クラブ・レオン 前半45分フェルナンド・ナヴァーロ、後半33分アンドレス・アンドラーデ

 

PUMAS 前半13分ヘラルド・アルコバ、45分アレハンドロ・パラシオス、後半33分ホセカルロス・ヴァンランキン、42分ヘスス・ガジャルド

 

メキシコリーグ2017年後期 第3節 プレビュー2

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ハヴィエル・コルテス:力強さと自信に溢れたサッカーをして、レオンから勝利を持ち帰る

 

「彼ら(クラブ・レオン)のサッカーをさせるチャンスを与えないように、僕らのリズムを維持しなければならないね。ダイナミックさという面では僕らは似たチームであって、彼らとの違いを出さなければいけないよ。僕らは、アウェイで新しい歴史を作りたいんだ。僕らに足りないのは、ほんの少しの運とフィニッシュだよ。僕は、力強さと自信に溢れたサッカーをして、レオンから勝利を持ち帰れると信じている。」と、ハヴィエル・コルテスはこの木曜日にオリンピック・スタジアムにおけるトレーニング後に語った。

 

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この試合におけるニコラス・カスティージョの欠場(前の試合で退場した処分のため)は、負担にならないべきであるとコメントした。

 

「彼は持っている力を100%出し切る偉大な選手だけど、PUMASでは全員が重要な選手たちなんだ。僕らにとって出来ることは、チームメイトが良いプレーをするためにサポートすることだよ。PUMASには、サンティアゴ・パラシオスのようなマティアス・ブリトスもしくはニコラス・カスティージョが占めるポジションでプレーが出来る良い選手たちが揃っている。ブライアン・ラベージョも然りであり、PUMASにとって全員が重要な選手たちであって、誰ひとりとして不可欠であり誰かが負傷した時は他の誰かがカバーをするんだ。」

 

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PUMASが持っているアドバンテージ要素は今週土曜日に行なわれる対クラブ・レオン戦に限らずトーナメントを通してものであり、それは補強選手たちが持っている力を示すことである。

 

「チームの一致団結具合はとても良い感じで、大きな自信を与えてくれるから満足しているよ。僕らのユニフォームにそれは表わされていて、勝ち点を挙げていくにつれて偉大な結果を出しているからとても素晴らしいことなんだ。」と、強調した。

 

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PUMASのMF:ハヴィエル・コルテスは、2017年後期ステージ開幕後にクルス・アスルの選手であるディエゴ・ノヴァレッティとガブリエル・ペニャアルバがしているのが特徴づけられている行為に対して、ピッチ上の相手チームの選手に対して失礼であると述べた。

 

「フェアプレーを優先して、サッカーをするべきだよね。僕らのことを見ていたり、サッカー選手になりたいと思う子供たちに対して模範であるべきであって、本当にそれは失礼な行為(相手選手に対して唾吐きをすること)だ。ライバルである前にプロサッカー選手仲間であって、それは尊重しなければならないよ。」と、記者会見で語った。

 

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彼は人間である以上ミスは犯すため、今シーズン第3節の対クラブ・レオン戦は審判のレフェリングは考えずに偉大な試合を出来るよう期待している。

 

「対CDグアダラハラ戦は良いサッカーをしたけれど、あまり運に恵まれなかったんだ。でも、本当に得点シーンは生みだせたよ。チームはその修正をするためにハードトレーニングをしていて、まさに今アウェイで良い形が出るようにしたいね。」と、審判の仕事に対しては語るのを避けた。

 

 

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「ピッチの上ではサッカーをすることに忠実であるべきであって、レフェリーがすることに対しては任せておくべきだ。彼らはレフェリングをすることが難しいプレーという観点から見れば、もっと選手たちとコミュニケーションを取るべきだ。人間である以上、たぶん僕らのように彼らもミスは犯すんだ。僕らはそれをサポートするために僕らの良いサッカーをすべきだし、彼らも彼らのレフェリングに集中するべきなんだよ。」

と、締め括った。

 

 

 

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マティアス・ブリトスは戦列復帰の予定

 

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ニコラス・カスティージョの欠場(前の試合で退場した処分のため)をカバーするPUMASのピースとして、ウルグアイ人プレーヤー:マティアス・ブリトスはレオン遠征に帯同するための準備は整っている。彼は対クラブ・レオン戦で今シーズン初登場する予定であり、今週の木曜日のトレーニングで問題無く練習に参加し最後にはシュートを放つ場面も見せた。

 

 

ルイス・ガルシア・ポスティーゴの回想録にニコラス・カスティージョ

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PUMASのセンターフォワードは歴史的に有名なポジションとなっていて、数十年前にその座に君臨していた自分自身のことには触れないし、自慢をするつもりもない。

 

しかし偉大なるカビーニョ(メキシコリーグで415試合で312ゴールを決め8度の得点王に輝いた史上最高のFW=74年にPUMASに加入、1975~76シーズンから4度の得点王、78-79シーズンにはチームメイト:ウーゴ・サンチェスとタイトルを分け合うも、リーグ優勝はPUMAS時代の76-77シーズンのみ)は、間違いなく神々の領域に達していたと言えるだろう。

 

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いくつかの長く謳歌した時代に、崇高なメキシコ人サッカー選手たち:ウーゴ・サンチェス、ルイス・フローレスらは背番号9を付けてプレーをすべき椅子を与えられていた。自分は彼らとトレーニングと試合との両方でプレーが出来る名誉と喜びを感じていた。そして疑いようも無く、あらゆる角度から最大限に見てそれは喜びであった。

 

いくつかの彼らとの逸話を紹介しよう。ルイス・フローレスとは、彼が抜群の活躍(31試合12得点)をしたスポルティング・デ・ヒホン(スペイン1部リーグ)から帰国してきて、まるで子供を怖がらせるようにロッカールームのボスとして専制君主みたいに語りかけた一場面があった。

 

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初めてロッカールームに入る彼を見たとき、その口髭がとても印象的で身長が2メートルくらいあるように見えた。心の中で我々を虐めるひねくれた英雄を想像したが、その魅力的なキャラクターと偉大な品格の人間性はすぐにそうでないことを明らかにし、皇帝のような尊厳を剥がしチームの1員であることを示した。さらにトレーニング後にペナルティエリアで追加でシュート練習に付きっきりで残ってくれて、いつも偉大なコーチとなってくれた。

 

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ウーゴ・サンチェスは、さらに印象的であった。私がアトレティコ・マドリードでプレーをしに行こうとしていた時、サッカーとスペインでの生活に対するアドバイスをしてくれるために大学都市にある彼の家に招待してくれたことをよく覚えている。実際には私は音も立てず一言も話さずに、ただただ彼が言ったことすべてに頷くだけであった。

 

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その後1994年アメリカ・ワールドカップ前のメキシコ代表合宿で、トレーニングセンターに滞在したときであった。部屋は4人に対してベッドが3つしかなく、彼は私をダヴィッド・パティーニョ(現コーチ)を押し付けたんだ。

 

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彼と私は当時スペインでプレーをしていて、私の親友ダヴィッドは夜に遊ぶ時間になると悪態をついた。彼はスポーツバッグ以外に小さな黒いブリーフケースを身に付けており、セッションの後、イベリコ豚のハムやケソ・マンチェゴ(スペインのラ・マンチャ地方を発祥とする、羊乳を原料としたチーズ)とワインのボトルを取り出して、私達に軽食を作ってくれたときは驚きであった。

 

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話をサッカーに戻そう。長い年月の間、国内外の選手を問わずPUMASのセンターフォワードとして素晴らしい選手が輩出することがなかった。その沈黙を破ったのは、ニコラス・カスティージョであった。若干24歳になったばかりで世界各地を渡り歩き、鳴り物入りで加入し興奮させた。

 

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自国チリ1部リーグのウニベルシダ・カトリカからベルギー1部リーグのクラブ・ブルッヘやブンデスリーグのFSVマインツ05、セリエBのフロジノーネ・カルチョでプレーをした後、再びウニベルシダ・カトリカに戻ったキャリアは非常に説得力のあるものだ。彼のキャリアは、効果的に実践するための保証として多くの情報、学習や経験を集めている。経験豊富なスキルと組み合わたのは、チリ代表ユースとして絶対的な存在であったことだ。2013年南米ユース選手権で第4位で、同年トルコで行なわれたFIFA U-20ワールドカップで準々決勝で同大会3位で終えたガーナに惜しくも敗れた。

 

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そしてフル代表では昨年からそのキャリアをスタートさせたばかりだが、いずれはワールドカップのような大舞台で活躍する日が来るだろう。南米サッカー連盟100周年のコパ・アメリカ2015では、決勝戦延長後半4分に大会得点王に輝いたエドゥアルド・バルガスに代わって出場したのみであった。繰り返しになるが直近における過去の成績はあまり輝かしいものではなく、メキシコ1部リーグにおける2試合もそうである。

 

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彼のデビューだった対CDグアダラハラ戦では、開幕戦で一番活発なプレーをして見せた。激しく動き回らなかったせいで、ペナルティエリアでそう消耗しなかった。そして、対クルス・アスル戦における華麗なデモンストレーションだ。チームは良く戦ったし、断片的な場面でも相手を上回った。いくつかの粗いプレーはさておき、ピッチを完全に支配した。

 

終盤数分は退場でピッチから去りボールを触るシーンも減って、相手を再び数的不利な状況から再生させた。彼の得点は勝利を呼び込み、数年にわたってクルス・アスル戦では勝てなかった状況を打開したので、とても適切であった。我々はそのアクションを深く分析する必要がある。

 

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サイドスローインから放ったシュートは、組み合わさった芸術作品のような甘い香りが漂う。そのボールに対するファーストタッチと、後ろで守っていたディフェンダーに対して仕事をさせない激しいポジショニングであった。自分が立っていなくてはいけない場所と、次に何をしなくていけないかを完全に把握している聡明さである。太ももでボールにタッチし、その直後に冷徹なボレーシュートを放った。

 

サッカー選手では無くまるでクラシックバレーダンサーのような可塑性で、回転しシュート。そして最後に我を忘れて、生まれ付いた競争本能とどんなにサッカーを愛しているかを表現することを止められないようなゴールパフォーマンスをした。彼のゴールは可能な全てのものを包含し、過去に捉われることのない生き方と手にした可能性を夢見て、往年の偉大なPUMASのセンターフォワードたちが持っていた狂乱さやクオリティー、頻繁さを取り戻す。

 

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ルイス・ガルシア・ポスティーゴ

 

あだ名はドクター、メキシコシティ出身の1969年6月1日生まれ(47歳)。PUMAS下部組織出身で、1986~87シーズンに17歳でメキシコ1部リーグデビュー。90~91年シーズンにリーグ優勝。1992~94年にアトレティコ・マドリード、94~95年にレアル・ソシエダへ移籍。帰国後95~97年にクラブ・アメリカ、アトランテFC,98~2000年にCDグアダラハラ、晩年にはモナルカス・モレリア、プエブラFCにそれぞれ所属し、リーグ通産158得点(1991、92、97年に得点王)。メキシコ代表としては77試合に出場し、ウーゴ・サンチェスやルイス・フローレスと並ぶ29得点を挙げた。1994年米国(対アイルランド戦2得点)、1998年フランス・ワールドカップ(出場機会無し)など多くの大会に招集され、1995年のコパ・アメリカ ウルグアイ大会では大会得点王にもなった。現役引退後は、テレビ局のコメンテーターを務めている。

 

メキシコリーグ2017年後期 第3節 プレビュー

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パブロ・ハケス:今シーズン初めに僕らが見せた振る舞いとともに、レオンで勝利を得られるだろう

 

「それは僕ら選手たちが監督がくれた信頼に応え続けるトレーニングであって、日々たくさんの努力をしながらその可能性を掴むためにトレーニングし続けるんだ。僕ら自身がそれらを作るんだ。誰も、それをプレゼントしてくれる訳ではないからね。首脳陣が下部組織出身選手たちに企図してくれることはとても偉大なモチベーションであって、そのためにハードトレーニングを積み重ねているから幸せなんだ。」

 

と、先週の日曜日に対クルス・アスル戦でメキシコ1部リーグのデビューを飾った下部組織出身選手は語った。

 

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「ディフェンダーは、そんなに交代の可能性が多いポジションでは無いよ。実際に試合が始まってそんなに経過していない時間帯に自分の出番が来たんだけれど、それはずっと夢見ていた満員のスタジアムにおけるダービーというデビュー戦だったんだ。」


「誰かがイエローカードを貰って退場しないようにというテーマに直面したのか分からないけれど、監督はある決断をしてそれが自分にとって適したものだったんだ。それはサッカーにおける出来事であって、誰も交代退場をしたくないさ。だけどヘラルド・アルコバはそれを理解して、僕のデビューを『お前に値するものであったし、引き続き謙虚に努力をするんだぞ。』と祝福してくれたよ。」

 

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そして、これはまさにPUMAS首脳陣が持っているアイデア:若手選手たちを経験のあるベテラン選手たちがサポートをしてあげることであるのだ。

 

「ダリオは僕のキャリアをとてもよく見ていてくれて、アドバイスをしてくれるのでそれはとても僕にとって助けとなっているし、彼は僕のアイドルでもあるんだ。監督やコーチ陣が、僕にくれた可能性と信頼にとても満足しているよ。今もっと多くの可能性を掴むために、引き続きハードトレーニングをしなければならないんだ。」と、コメントした。

 

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「良い試合をするための鍵は、監督が僕らに与えたアプローチと良いポジショニングをし続けることだろうね。今シーズン初めに僕らが見せた振る舞いとともに、レオンで勝利を得られるだろう。」

 

目標を達成するためには、健全なPUMASのプレーヤーである彼は修正するための具体的な状況があることを認識している。

 

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「チームは、対クルス・アスル戦で残した課題に焦点を当てているんだ。そしてもうその詳細を改善し、アウェイで勝利を得るためにハードトレーニングをしているよ。」

 

と、ダリオ・ヴェロンに関連されたことをアドバイスされた若手選手は説明した。

 

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メキシコリーグ2017年後期 第2節 UNAM 1-0 Cruz Azul

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PUMASが対クルス・アスル戦にホームで勝利

 

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フランシスコ・パレンシアは、現首脳陣として第3の下部組織出身選手:パブロ・ハケスをメキシコ1部リーグ・デビューさせた

 

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2017年後期ステージ第2節において、後半18分補強選手であるチリ人ストライカー:ニコラス・カスティージョのゴールでPUMASが対クルス・アスル戦にホームで勝利デビューした。

 

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試合終了後、クラブのバイス・プレジデントであるホセ・ルイス・アルセは記者会見の場でパブロ・ハケスのメキシコ1部リーグ・デビューを祝い「彼には、とても満足している。我々の主要なプロジェクトの選手たちであるからである。」と、コメントした。

 

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さらに首脳陣はサポーターら応援グループに対して、パロマールの観客席の座席番号付けへの協力にも感謝の意を表した。「同じくあり得ないような技術的なミスに対して、お詫びを申し上げたい。全ての面において、我々は改善していくつもりだ。」と、述べた。

 

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PUMASの監督:フランシスコ・パレンシアは、ガブリエル・ペニャアルバが吐いた唾に対するニコラス・カスティージョのクレームを調査すると発表すると同時に、観察していたことを明らかにした。「私はニコラスのジェスチャーを見たし、そのことを線審や第4審に告げたんだ。」と、説明した。

 
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試合内容についてPUMASの監督は、チームの偉大な補強とオリンピック・スタジアムにおける選手たちのプレーを再認識した。「ダービーには勝たなければならないし、クルス・アスルのような偉大なライバルチームを制して勝ち点3を挙げた。本当に下部組織選手たちは、今日の試合をよく戦ったよ。」と、述べた。

 

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スタメン:

PUMAS:1-アレハンドロ・パラシオス、2-ホセ・カルロス・ヴァン・ランキン、3-ヘラルド・アルコバ(後半44分、89-パブロ・ハケス)、4-ダリオ・ヴェロン、5-アラン・メンドーサ、7-ハヴィエル・コルテス、10-アブラハム・ゴンザレス、8-パブロ・バレラ(後半41分、24-サンティアゴ・パラシオス)、17-ヘスス・ガジャルド(後半38分、6-ケヴィン・エスカミージャ)、11-ブライアン・ラベージョ、30-ニコラス・カスティージョ、監督:ファン・フランシスコ・パレンシア

 

クルス・アスル:1-ヘスス・コロナ、2-オマール・メンドーサ、4-フリオ・ドミンゲス、6-フリアン・ヴェラスケス、16-アドリアン・アルドレテ、8-ガブリエル・ペニャアルバ、22-ラファエル・バカ、9-ジョアオ・ロハス(後半1分、5-フランシスコ・シルヴァ、24分、14-マルティン・ロドリゲス)、13-アンヘル・メナ、10-クリスティアン・ヒメネス(後半36分、23-リチャード・ルイス)、27-ホルヘ・ベニテス、監督:フランシスコ・ヒメネス

 

主審:オスカル・マシアス・ロモ、副審:マルコス・キンテロ、ホセ・デ・ヘスス・バニョス、第4審:ジョナサン・エルナンデス

 

警告:

PUMAS 前半24分、ニコラス・カスティージョ、44分、ヘラルド・アルコバ、後半24分、パブロ・バレラ、30分、アラン・メンドーサ

クルス・アスル 前半25分、フリオ・ドミンゲス

退場:

PUMAS 後半36分、ニコラス・カスティージョ、クルス・アスル 前半37分、ガブリエル・ペニャアルバ

 

メキシコリーグ2017年後期 第2節 プレビュー3

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アレス・デ・プラガ:パロマールの観客席の座席番号付けは、FIFAによる要件である

 

今週の日曜日にスタジアムの切符売り場は開かないので、PUMAS対クルス・アスル戦の切符は残り僅かである。

 

PUMASのプレジデント:ロドリゴ・アレス・デ・プラガは、金曜日にオリンピック・スタジアムのパロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)の観客席の座席番号付けを行なう構想について語った。

 

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「これは、長い月日を掛けて行なってきたプロジェクトなんだ。皆さんご承知の通り、FIFAは座席の数を番号で数えるよう依頼している。我々のスタジアムは、文化遺産でもあるので、それを拒否することは出来ないんだ。しかしそれをすればFIFAの規定を遵守出来るので、行なうことにした。」と、記者会見の場で説明した。

 

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彼は今週の日曜日にスタジアムの切符売り場が開かないので、対クルス・アスル戦の切符は残り僅かであることを発表し、サポーターグループらの協力に感謝すると同時にサポーターが対クルス・アスル戦において味方チームが有利になるよう期待している。

 

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「PUMASは偉大な陣容を持っているよ。クルス・アスルに対して、我々は何も注文は無いんだ。日曜日の勝利チーム候補は我々であって、ホームにおいてPUMASは常に有利なんだと選手たちは主張するだろう。勝ちに行きたいね。我々は相手チームを過小評価しないが、首脳陣の感触はホームチームが勝つだろうということである。」

 

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オリンピック・スタジアムにおいて6年間対クルス・アスル戦に勝っていないことを首脳陣はそれまで軽視していたことを認めた上で、PUMASはクルス・アスルより多くリーグ優勝している事実を強調した。

 

「重要なことは、何回リーグ優勝してきたか?なんだ。彼らは何度もプレーオフ決勝に出場しているかもしれないが、ここ数年我々の方がより多くのリーグ優勝を収めているんだ。このことは、リーグ戦の戦いよりもっと価値のあることじゃないかな。」と、締め括った。

 

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一方、ヘラルド・アルコバはそのプレジデントのパロマールの観客席の座席番号付けを行なったことに対して、観客のためにより快適な環境をつくるので必要であったと同意し、PUMASサポーターに対してこの試合で応援してくれるよう頼んだ。

 

「サッカーの試合は全ての人に対して招待されているけれど、現実はホームで良い結果を収めなければいけない義務が僕らにはあるんだ。それらの試合は重要であって、どんな形であっても勝つんだ。難しい試合になることを予想しているし、間違いなくそうなるね。だから、我々のサポーターによる応援を望んでいるんだ。満席のスタジアムは新たにPUMASの家族を見ることが出来るので、僕らを満足させてくれるだろう。」

 

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ヘラルド・アルコバにとって、対クルス・アスル戦は両方のクラブに対して常に特別である。さらに相手チームの補強選手たち(エクアドル人:アンヘル・メナとウルグアイ人:マルティン・カウテルシオ)はよく知っていると語った。前者はPUMASでリベルタドーレス杯で対戦し、自身も2014年にエクアドルでLDUキトでプレーをしていたからであり、後者は同じウルグアイ人同士であるからである。

 

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「エクアドル・リーグでプレーをしたんだ。アンヘル・メナは良い形でメキシコ・リーグへ来たね。お互い個性や弱点を知っていて、僕らはクルス・アスルのチーム陣容すべてを心配しているんだ。マルティン・カウテルシオは個人的に知っていて、彼をずっと長い間見てきているよ。もしプレーをすれば有力なスペアパーツとなるから、彼らにとってとてもポジティブだし、彼にとってもメキシコで新たなクオリティを磨くことになるだろう。」と、述べた。

 

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ウルグアイ人のDF:ヘラルド・アルコバとPUMASは勝つことのみを考えるが、いろいろな面で注意を怠らなければならないことを分かっている。クルス・アスルの攻撃において相手チームの監督とアンヘル・メナを中心にした選手たちに対しては、要注意であるとコメントした。

 

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PUMASは2017年後期ステージのために第3ジャージを披露する


ナイキは、今シーズンの試合においてPUMASがプレーをするユニフォームを紹介した。それは今週の日曜日、対クルス・アスル戦でお披露目となる。各ショップにおいて、2月8日から発売予定だ。

 

 

 

メキシコリーグ2017年後期 第2節 プレビュー2

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ホセ・ルイス・アルセ:パロマールの観客席の座席番号付けは、全ての者に利益を与えることになる

 

約45年間のオリンピック・スタジアムにおける伝統が終わろうとしている。チーム首脳陣の決定により、PUMASのサポーター3団体(ラ・プルス、ラ・バラ68、ラ・ウルトラ)は1972年から陣取り続けてきた、パロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)からカベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動することになり、それらの座席はVIP(パロマール・プレミアム)として7200ペソ(約38000円)という価格でリーグ戦からリギージャ(プレーオフ)までのシーズン通しチケットとして販売されることになった。

 

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「パロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)とその下の1階席の観客席に対する座席順番号付けは、ファンがその家族たちと来れるようになるため、試合をより良い形で楽しめるようにするために全ての者に利益を与えることになるような首脳陣による意図である。一朝一夕の決定では無く、その裏には偉大な計画があるのだ。今週の日曜日には、正当な場所を見つけるために観客を支援するためのスタッフが準備される予定である。」

 

 

と、PUMASのバイス・プレジデントであるホセ・ルイス・アルセは大学都市のオリンピック・スタジアムにおいて木曜日に語った。

 

この構想を実現するために不可欠な要素として、クラブはサポーターグループらと素晴らしい対話を維持し続けている。例えばサポーターグループ内で多くの問題を起こしてきた、『ラ・プルス』は今までパロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)の50ヤード地点のゾーンに陣取っていたが、カベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動することになった。

 

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「それらの正面であるペベテロ(『ラ・レーベル』)のゾーンは、今まで通りで移動することはない。我々はパロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席に焦点を当てて、カベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動させた。無秩序から秩序へ慣れることを好むんだ。それがより管理しやすいし、観衆にチケットを販売出来るからね。」

 

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「サポーターグループらもまたこの施策はチームのためになるので、理解しているよ。完璧にではないけれどね。でも応援してくれていて、チームに協力する方向でいるんだ。こうすればもっと応援する観衆が増やすことが出来て、彼らの子供たちをスタジアムに連れて来れるんだ。おそらく我々のサポーターをもっと増やしてくれることになり、我々の競技場にますます安全で便利なアクセスを可能にするものとして同意しているんだ。我々は、彼らに感謝している。」と、説明した。

 



『ラ・プルス』のリーダー:アレハンドロ・オルティスはオリンピック・スタジアムの陣取る場所の移動について、悲しみを隠しきれない様子で語った。

 

「ずっと昔から居た場所から移動させられることは、とても悲しいよ。1つの伝統だったから、みんな迷惑していて憤りを感じているよ。」

 

およそ1500人近いサポーターグループのリーダーは、この日曜日の対クルス・アスル戦から新しい場所に陣取ることになる。さらにクラブのプレジデントであるロドリゴ・アレス・デ・パルガよりこのように言われたと語った。

 

「ずっと取り組み続けてきたプロジェクトなんだそうだ。彼と話して、パロマール(グラウンドを挟んで各チームのベンチがある側:2階席)の正面であるペベテロかカベセラ・ノルテ(北側の電光掲示板下付近)に移動するように言われたんだ。リーグ戦からリギージャ(プレーオフ)までのシーズン通しチケットためプロジェクトだとね。」

 

 

ブリトスは、まだプレーを出来る状態では無い

ホセ・ルイス・アルセは、マティアス・ブリトスの治療について、引き続き高度治療をしていてフィジカル的に未だプレーを出来る状態では無い。よって、対クルス・アスル戦には出場しないと語った。

 

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サッカーのテーマについて、MF:アブラハム・ゴンザレスは今週の日曜日の行なわれる対クルス・アスル戦にチームのサポーターへ明確なメッセージを送った。

 

「昨シーズンに引き続き、ホームでは12人(イレブン+サポーター)でプレーをするんだ。勝っても負けてもいつも僕らを応援してくれることは、ピッチ上に居ても気が付くよ。ホームでは僕らはとても強く、僕らのサポーターによる助けによって勝利を得られるだろうね。」と、コメントした。

 

メキシコリーグ2017年後期 第2節 プレビュー

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ダリオ・ヴェロン:PUMASはビッグ・クラブで勝ちに行く義務がある

 

「グアダラハラへ勝ちに行くために遠征したんだ。ポジティブに見れば、チームの出来は良かったし得点シーンも作れたよ。残念ながら、試合には負けてしまったけれどね。僕らには再び対クルス・アスルという激戦が待っているけれど、PUMASはビッグ・クラブで勝ちに行く義務があるんだ。第1節に犯したミスを修正して改善すると同時に、ホームで勝利するために完璧な試合をしなければならないね。」と、PUMASの主将はこの火曜日に大学都市・第2グラウンドで行なわれたトレーニング後に語った。

 

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彼はクルス・アスルのような大半が下部組織出身選手のチームと対戦することに不利は感じておらず、逆に首脳陣の現プロジェクトを気に入っている。

 

「クラブ社長のアイデアはとても良いもので、我々ベテラン選手たちは青年たちを応援し必要としているんだ。メキシコサッカーは、とても競争が激しいと思うよ。どんなチームでも勝ちに来るんだ。青年たちは個性を持っていて、僕らにとって対CDグアダラハラやクラブ・アメリカ、クルス・アスル戦はとてもモチベーションが上がる試合であって、クルス・アスルのようなチームと対戦することは彼らにとっても特別なモチベーションであって、良い試合をするためのキャパシティを持っていると思うよ。」と、強調した。

 

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彼ら青年たちが一致団結するための一部として、ダリオはそれは自信を植え付けることだと言った。その一例として、前シーズン主将の座を与えたことである。

「PUMASの下部組織出身選手たちに夢を与えるために、ルイス・フエンテスにキャパシティとパーソナリティがあると思ってキャプテンマークを与えたんだ。そして今チームメイトたちは新たにそれを僕が巻く事をとても応援してくれて、再びその責任を負うことに満足しているよ。」と、説明した。

 

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PUMASは、2010年前期ステージからクルス・アスル戦に勝利していない

 

リーグ戦13試合でPUMASはたった一度だけオリンピック・スタジアムで勝利していて、今シーズン補強した戦力の違いによって彼らは勝ち点3を挙げようとしている。

 

「クルス・アスルは、毎シーズン準備万端だよ。クオリティの高い補強選手たちを連れてきるけれど、僕らは彼らのことは気にせず自分たちのことだけを考えるんだ。完璧な試合が出来るために、僕らは僕らのサッカーをすることに専念しているよ。前線に良い選手が揃っていていつも彼らはグラウンドを支配するので簡単には行かないと思うけれど、僕らは常に警戒をしながらホームで勝ち点3を挙げなければならないんだ。」