PUMASがメキシコ杯の参入を締め括る
• 3-2でチアパス・ハグァーレスをオリンピック・スタジアムで破る
• シルヴィオ・トラレス(今期メキシコ杯通算5ゴール目をマーク)、ルイス・キンターナ、ダニエル・ルドゥエーニャがPUMASの得点を決め、アブラハム・カレーニョがアウェー2ゴールを決める
• ハグァーレスとPUMASが勝ち点10と8でそれぞれ第1ラウンドにて、メキシコ杯の敗退が決まる
• ディフェンダーのグスタボ・ロドリゲスが、今期メキシコ杯にて5人目のユース選手として1部リーグデビュー
チアパス・ハグァーレスに対して3-2で勝利を飾り、PUMASの今期メキシコ杯における参入が終わりました。第3グループで勝ち点8をあげチアパスは勝ち点10をあげたものの、両チームともに準々決勝進出の可能性が無くなりました。このグループの首位は、今週水曜日のベニートファレススタジアムにおいてオアハカ・アレブリヘス(勝ち点10)対チアパス・カフェタレロス(勝ち点7)の試合で決まります。
前半9分にシルヴィオ・トラレスがダニエル・ルドゥエーニャのセンタリングをヘッドで合わせて先制点をあげ、パラグアイ人ウイングが今期メキシコ杯通算5ゴール目で得点王争いのトップに立ちました。16分には、ルイス・キンターナが同じくダニエル・ルドゥエーニャのセンタリングをヘッドで合わせ追加点。34分には、ダニエル・ルドゥエーニャ自身がペナルティエリア外からシュートを決め3点目をマークしました。
チアパスは後半40分にアブラハム・カレーニョが、2分後に再びガブリエル・ファルファンに対してホセ・カルロスロブレスが犯したファールに対するPKをヨズガル・ギィテレスが一度弾いたボールをヘッドで決めました。
16歳11カ月のPUMASディフェンダー グスタボ・ロドリゲスが、今期メキシコ杯にて5人目のユース選手として1部リーグデビューをしました。(その他は、アラン・コスタ、アントニオ・メディーナ、ブライアン・ロサノ、ホルヘ・エスカミージャ)
Alineaciones:
Pumas: 17-Yosgart Gutiérrez; 16-Marcelo Alatorre, 26-Luis Quintana, 287-José Carlos Robles, 31-Jesús Gallardo; 6-Silvio Torales, 34-Kevin Escamilla, 292-Alan Acosta (335-Gustavo Rodríguez 60’), 10-Daniel Ludueña (293-Antonio Medina 82’); 23-Alfonso Nieto, 9-Dante López (14-David Izazola 82’). D.T. Guillermo Vázquez Herrera.
Chiapas: 21-Óscar Jiménez; 4-Luis Venegas, 89-Reynaldo Díaz, 81- Carlos Utrilla, 11-Jehu Chiapas (299-Daniel Jiménez 46’); 15-Pedro Vargas, 23-Gabriel Farfán, 9-Mathías Vidangossy (91-Edwin Sandez 46’), 19-Daniel González; 16-Abraham Carreño, 14-Luis Loroña. D.T. Ricardo LaVolpe (suspendido).
Árbitro central: Adonai Escobedo González. Árbitros asistentes: José Alfredo López y Miguel Ángel Chua. Cuarto árbitro: Jesús Leopoldo Guerrero. Amonestaciones: Pumas – Kevin Escamilla (43’) y Alfonso Nieto (47’). Chiapas – Luis Venegas (64’) y Edwin Sandez (71’). Expulsiones: Pumas – Alfonso Nieto (67’).
過去の日記で
おそらくギジェルモ・ヴァスケス監督は、ハナからメキシコ杯を勝とうとしていない。むしろ、ユースから上がってくる選手たちを本当に1部リーグで通用するか?を試しているんだと。
と書きましたが、この日の試合後記者会見で監督は「今期のメキシコ杯への参加はユース選手たちを数多くデビューさせ経験を積ませる目的であったが、残念ながら結果が出なかった。」と語っていました。
個人的には、1部リーグ戦でレギュラーとしてプレーをしている選手たちとカップ戦でレギュラーとしてプレーをしている選手たちとの実力差があまりにも大きいなと実感しました。ユースからデビューを果たしたばかりの選手たちは別としても、リーグ戦で誰かが怪我や退場した翌節の試合なんかは誰が代わりとして務まるのか?・・・結論として、誰一人いません。強いて言えば、左サイドバックのホセ・カルロスヴァンランキンの代わりとしてマルセロ・アラトーレぐらいでしょうか。シーズンも中盤に差し掛かり、これからいよいよ佳境へ入るという局面でこの状況はあまりに厳しい現実です。
加えて昨日スタメン出場したアルフォンソ・ニエトですが、前半早々と3-0でリードしている展開にもかかわらず2度のイエローカードで退場。2枚目は、相手選手のタックルで倒されてレフェリーのジャッジに不満に対して暴言を吐いたとのこと。
今月初めの記者会見
で、ダニエル・ルドゥエーニャがユースの選手たちに対して「どこを見回しても、南米では当たり前のようなハングリーさが見られない選手たちがいる」と苦言を呈していましたが、さもありなんという結果であったと感じます。せっかく監督からチャンスをもらっているのに、こういう形で仇で返すとは仮にリーグ戦でプレーをさせてもらったとしても結果を出せるハズがありません。
ギジェルモ・ヴァスケス監督体制となって2シーズン目にして、かねてから30歳半ばから後半のベテラン選手が多過ぎると気にしていたレギュラー陣を若手中心に総入れ替えしてようやく結果に結び付くようになってきたところですが、今後常にリーグ優勝争いに加わえるようなチームへ進化していくためには彼らユース選手たちの急成長が不可欠だと思います。