さて、ついに2015年前期ステージも最終節を迎えました。
自分がメキシコから日本へ帰国するタイミングを決めるに当たって、最も悩んだのがこの試合を生観戦してからにするか?どうかでした。
まぁそんな贅沢は出来るハズもなく11月2日に帰った訳ですが、それぐらいこの試合は今シーズンの大一番であったことは事実です。
そんな自分に対して、サポーター仲間たちは可哀相に思ったのか?自分が撮影する以上の素晴らしいアングルで画像を送ってくれましたので、ここにご紹介しながら試合を振り返っていきたいと思います。
最後に一番会いたかったアントニオも、万を持してベラクルスから遠征してやって来ました。
いつもの場所(正面ゲート裏側)で、みんな楽しそうにビールを飲んでいます(笑)
さて、いよいよ入場です。
この通路でチャントを歌ったりしながら、気分を盛り上げていきます。
まずは、両チームによるウォーミングアップ。
第14節のチアパス戦で負傷したハヴィエル・コルテスやダリオ・ヴェロンも、この1戦に合わせてスタメン復帰。このあとすぐリギージャ(プレーオフ)があるのですが、その前にリーグ優勝の有力候補であるクラブ・アメリカとのアウェイ戦を経験しておくと同時に、両チームのそれまでの対戦における歴史やプライドからして負ける訳にはいかないというのが、ギジェルモ・ヴァスケス監督の出した結論でした。
このタイミングでもう既に監督からスタメンは言い渡されているハズなので、各選手も調整に余念がありません。
そして選手入場。
ユニフォームは、ファースト。
スタメンは、こちら。
現時点における、ベストメンバーと言えるラインナップです。
スタジアムの2階サポーター席も、超満員。
自分たちがいつも陣取る場所が、この辺。
いつも陣取る場所がそれぞれ対面である、レーベルとプルスらサポーターが集結するさまは圧巻です。
試合は、前半ホームのクラブ・アメリカに終始押される展開に。メキシコ代表のW杯予選で招集されていながら、負傷で辞退したパウロ・アギラールらがギリギリ間に合って出場。しかし、オリベ・ペラルタやリフレ・アンドラーデらはベンチスタート。しかもスタメン候補である、ミゲル・サムーディオはベンチにも不在でした。
前半38分
ワンツーでペナルティ・エリア左サイドから抜け出した、ダーウィン・キンテロが強烈なシュート。
これをキーパーのアレハンドロ・パラシオが向かって右側へ弾いたボールに、右サイドからよく詰めていたルベン・サンブェサがゴール。アメリカが先制して、前半を折り返す。
後半立ち上がりに立て続けに、アレハンドロ・カストロとホセ・カルロス・ヴァンランキンがイエローカードを貰う。加えて本来の精彩に欠く感じのフィデル・マルティネスらに代えて、ダヴィッド・カブレラ、マルセロ・アラトーレ、ダニエル・ルドゥエーニャの3枚を出場させ、退場を未然に防ぐと同時に攻撃陣にアクセントを加えるギジェルモ・ヴァスケス監督の采配。
後半26分
これが、見事に嵌る。ペナルティ・エリア左サイドから、ダニエル・ルドゥエーニャがヘラルド・アルコバとのワンツーで抜け出して、ゴールラインすれすれから鋭角にセンタリング。これを待ち構えていたエース、イスマエル・ソーサがシュート。同点に追い付く。
結局、試合はこのまま終了。メキシコリーグ2015年前期ステージは、11勝4敗2分けの勝ち点35で2位のクラブ・レオンに5点差を付ける堂々たる首位。リギージャ(プレーオフ)準々決勝の対戦相手は、ティブロネス・ロホス・デ・ベラクルスに決まりました。