FCファレスがPUMASを破り、メキシコ杯決勝でクラブ・アメリカと対戦
若手フォワード:オマール・パヌコとルイス・ロペスらの活躍で、メキシコサッカー2部リーグのFCファレスが2-0でPUMASを破り、コパMXと名称を変えてから7年という短い歴史で初めてメキシコ杯決勝戦へ進出した。
17歳のパヌコは後半19分、UANLティグレスからレンタル移籍しているアルゼンチンMF:マウロ・ラウル・フェルナンデスによる素晴らしいプレーから先制点を挙げ、後半39分には7年前にCFモンテレイでデビュー、その年に北中米カリブ海チャンピオンズリーグを優勝したロペスが追加点を挙げた。
米国との国境にある街のクラブは、2015年5月29日に創設したばかりで来週の水曜日に初めて決勝へ進出。ホームでクラブ・アメリカを迎え撃つ。メキシコ杯は2012年前期ステージにコパMXと名称を変えてから、メキシコサッカー2部リーグのチームではシナロア・ドラードスが優勝。それ以外では2014年後期ステージでオアハカ・アレブリヘスが準優勝したのみである。
PUMASは1974年にテコスを破って初優勝して以来、メキシコ杯の決勝戦へ戻ることを夢見てきた。2019年後期ステージのリーグ戦では残り5節で勝ち点13の第14位という芳しくない結果を収めており、メキシコ杯優勝することでそれを乗り越えようと試みた結果の敗戦。これでPUMASは2011年後期ステージでリーグ優勝してから、未だにタイトルを獲得出来ていない。
前半は終始FCファレスに試合を支配され、後半開始早々にロドリゴ・ゴンザレスが2枚目のイエローカードで退場処分となり、10人で戦わざるを得なくなったPUMASは絶望の淵に立たされることになった。
FCファレスは後半19分、マウロ・ラウル・フェルナンデスが右サイドから数人のPUMASディフェンダーを置き去りにし、ペナルティーエリアの中へセンタリングパスを送り、待ち受けていたオマール・パヌコがアルフレッド・サルディヴァルが守るゴールへシュートを決めた。
その20分後には、ゴール前でフリーになったベテランのブラジル人FW:レアンドロ・カリージョ・シルヴァが放ったシュートのこぼれ玉をルイス・ロペスが右足で角度のないところから決め、2-0と試合の行方を決定づけた。