Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2023年前期ステージ 選手紹介(FW編)

 

9.ファン・ディネンノ(主将:センターフォワード)

身長:186cm 体重:82.6kg

1996年8月29日生まれ(28歳)

国籍:アルゼンチン

デビュー:2013年10月13日、ラシン・クラブ

経歴:2013~2014年ラシン・クラブ(アルゼンチン1部リーグ・9試合1得点)、2014~2015年CAテンペルレイ(アルゼンチン2部リーグ・46試合10得点)、2016年CAアルドシビ(アルゼンチン1部リーグ・17試合1得点)、2017年デポルティーボ・クエンカ(エクアドル1部リーグ・46試合21得点)、2018年バルセロナSC(エクアドル1部リーグ・42試合17得点)、2019年~2020年デポルティーボ・カリ(コロンビア1部リーグ・60試合28得点)、2020年~PUMAS

チーム新加入時からその得点能力の高さを遺憾なく発揮し、3シーズン前にはチーム最多の12得点であわやリーグ得点王という活躍ぶり。それまで2TOPを組んでいたカルロス・ゴンザレスの退団により改めてその得点力には期待がかかったものの、やはり1人に掛かる負担は大きく伸び悩んだ。1試合複数ゴールを奪う点においては引き続き期待したいとともに、その長身を生かしたヘディングやトラップした後の素早いフェイントからの強烈なミドル、ロングシュートには定評がある。今シーズンはPUMASの歴代最多得点者ランキング第10位:マルティン・ブラボ(60得点)を超えたいところ。

 

 

10:エドゥアルド・サルビオ(第2主将:左サイドハーフ)

身長:173cm 体重:70kg

1990年7月13日生まれ(32歳)

国籍:アルゼンチン

デビュー:2008年8日24日(CAラヌース)

経歴: 2008~2009年CAラヌース(アルゼンチン1部リーグ、47試合14得点)、2009~2011年アトレティコ・マドリード(スペイン1部リーグ、70試合10得点)、2012〜2019年SLベンフィカ(ポルトガル1部リーグ、267試合62得点)、2019〜現在ボカ・ジュニアーズ(69試合18得点)

タイトル:2009,2011年UEFAヨーロッパリーグ(共にアトレティコ・マドリード)、2013、2014、2015、2016、2018年ポルトガル1部リーグ、2011、2014、2015,2016年アリアンツ杯(ポルトガル1、2部リーグクラブカップ戦)、2014,2017年ポルトガル杯、2014,2016,2017年ポルトガルスーパーカップ(全てSLベンフィカ)、2019年アルゼンチン1部リーグ、2020、2022年アルゼンチンスーパーカップ、2010年アルゼンチン杯(全てボカ・ジュニアーズ)

卓越したボールテクニックを有するサイドアタッカー。切れ味抜群のドリブルが最大の武器だが、局面に応じてカットインやアーリークロス、ミドルでチームの攻撃を活性化させる。小さいながらもヘディングも上手。サイドハーフ、ウイング、セカンドトップなど複数の攻撃的なポジションでプレーできる。運動量が多く、あらゆる場所に顔を出して攻撃に関与する。献身的なプレスや得点感覚も備え、多彩な形でチームに貢献する。メキシコサッカー1部リーグで3シーズン目を迎え、まずは怪我をしないこと。そして、いかに周りの選手たちとコンビネーションプレーができるかどうかカギとなる。

 

 

11.カルロス・グティエレス(右サイドハーフ)

身長:177cm 体重:72.7kg

1997年4月9日生まれ(24歳)

デビュー:2019年10月20日(アトレティコ・サンルイス)

経歴:2019年PUMAS、2019〜2020年アトレティコ・サン・ルイス(5試合無得点)、2020年〜PUMAS

下部組織出身。一時アトレティコ・サン・ルイスへレンタル移籍され、そこでメキシコサッカー1部リーグデビューする。2020年から古巣へ戻り、1昨シーズンを通してスタメン出場するなどアンドレス・リリーニ監督の信任も厚く、レギュラーシーズンやリギージャ(プレーオフ)でも、フォワード陣に対するサイドからのセンタリングを供給。1部リーグのスピードにも慣れてきた2022年グリッタ後期ステージは更なる精度と持ち前の豊富な運動量を問われたが、開幕直前にトレーニング中足を骨折してしまいシーズン丸々棒に振った。2022年グリッタ前期ステージ開幕前のプレシーズンマッチに出場したり、最終節前(第7節順延分)にスタメン出場したが、ぶっちゃけ怪我をする前に見せていたパフォーマンスからは程遠いレベル。今シーズンは、いよいよプロサッカー選手としての正念場を迎えることになるだろう。

 

 

12:セサル・ウエルタ(右サイドハーフ)

身長:171m 体重:67g

2000年12月3日生まれ(22歳)

デビュー:2000年12日3日(CDグアダラハラ)

経歴:2018~2019年CDグアダラハラ(2試合無得点)、2019年CDサカテペク(2部リーグ、17試合6得点)、2020年モナルカス・モレリア(10試合無得点)、2020年マサトランFC(17試合3得点)、2021〜2022年CDグアダラハラ(2試合無得点)

2023年8月29日メキシコ代表初招集

メキシコサッカー1部リーグデビューは、2018年3月19日。当時指揮を執っていたマティアス・アルメイダ監督からTOPチームに召集され、対サントス・ラグーナ、UANLティグレス戦の親善試合に出場。さらに同年11月10日、対クラブ・レオン戦でリーグ戦デビュー。その後、12月18日にCDサカテペクへレンタル移籍。2部リーグ戦で3得点、メキシコ杯で2得点をそれぞれマーク。2019年6月11日に故トマス・ボーイ監督から2019年前期ステージの補強選手として古巣へ復帰するも、2020年1月4日、モナルカス・モレリアへ後期ステージの補強選手としてレンタル移籍。さらに2020年7月27日、移籍したマサトランFCでメキシコサッカー1部リーグ初得点。8月24日のCFパチューカ戦で2得点目を記録。シーズン・ベストイレブンの1人としてのパフォーマンスを見せ始める。PUMASへ移籍したシーズンには怪我が多くまともに出場できなかたが、昨シーズン後半はアントニオ・モハメド監督就任後その才能を漸く発揮し始めた。

 

 

19:ガブリエル・フェルナンデス(フォワード)

1994年5月13日生まれ(29歳)

国籍:ウルグアイ

身長186cm、体重81kg

プロデビュー:2013年2月23日(セロ・ラルゴFC)

2011~2012、2013~2014年デフェンソール・スポルティング(7試合1得点)、2013年セロ・ラルゴFC(12試合2得点)、2014~2018年ラシン・クラブ・デ・モンテビデオ(49試合13得点)、2018~2019年CAペニャロール(共にウルグアイ1部リーグ54試合18得点)、2019~2020年セルタ・デ・ビーゴ(スペイン1部リーグ、22試合1得点)、2020~2021年レアル・サラゴサ(スペイン2部リーグ、24試合無得点)、2021年~現在FCファレス(37試合12得点)

タイトル:2018年ウルグアイ1部リーグ後期ステージ、ウルグアイスーパーカップ、2019年ウルグアイ1部リーグ前期ステージ(全てCAペニャロール)

 

 

21:グスタボ・デル・プレテ(TOP下)

身長:175cm 体重:68kg

1996年6月12日生まれ(27歳)

国籍:アルゼンチン

デビュー:2006年1日21日(モナルカス・モレリア)

経歴: 2014~2019年クラブ・シポレッティ(アルゼンチン3部リーグ、85試合8得点)、2019~2021年モンテビデオ・シティ・トルケ(ウルグアイ2部リーグ、61試合24得点=リーグ得点王となり、1部リーグ昇格に貢献)、2021~2022年エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタ(アルゼンチン1部リーグ、39試合13得点)

2021年コパ・スダメリカーナ(南米クラブ選手権大会=UEFAヨーロッパリーグに相当、モンテビデオ・シティ・トルケ)予選リーグ敗退(8試合6得点)

2022年1月カタールワールドカップ南米予選最終節で、アルゼンチン代表に召集される。

時折見せるオーバーヘッドキックシュートなど、ゴール前における嗅覚は確か。2022年グリッタ前期ステージに加入して、それまでやっていなかったポジションにおけるプレーやメキシコサッカー1部リーグに慣れるまで時間が掛かった印象。毎プレシーズンマッチでは得点を量産するも、シーズンインしてからそれが嘘であったかのように影を潜めてしまう。それでも要所要所における得点を決めており、改めて本来持っている能力を十二分に発揮してもらいたいところ。