サントス・ラグーナが対PUMAS戦の勝利でクラブ創設40周年を飾る
2023年前期ステージの第7節でコロナ・スタジアムにおいて、お祝いのパーティーが開催
サントス・ラグーナは、2023年前期ステージの第7節にコロナ・スタジアムで行われたナイターゲームの対PUMAS戦において2-1のエキサイティングな勝利を収め、クラブ創立40周年を祝った。サントス・ラグーナは試合中の負傷により2名の重要な選手たちを失ったにもかかわらず、貴重な勝利を収めるために中盤で回復することができ、勝ち点11で総合順位表第7位に浮上し、勝ち点9に留まっていたPUMASをパスした。PUMASはボールを支配しようと試みたが、中盤においてスペースができたことで多くのボール争いがあり、オープンなサッカーを展開出来たので、カウンターアタックを狙うサントス・ラグーナにとっては却っておあつらえ向きであった。
前半10分、サントス・ラグーナは左サイドからドゥバン・ベルガラによるプレーで奥深いドリブル突破を試みた。そこからペナルティエリア中央にクロスを送ると、これをアラン・セルバンテスがヘディングシュートを打ったが、PUMASのゴールキーパー:フリオ・ゴンサレスのセーブでこのピンチから逃れた。しかしこのプレーでサントス・ラグーナは勢いづき、前半13分オマール・カンポスがファールを受けたフリーキックからフアン・ブルネッタが先制ゴールを決めた。サントス・ラグーナはその後数分間モチベーションを保っていたが、ドゥバン・ベルガラが負傷退場によりディエゴ・メディナが途中出場したため、すぐに一連の不運が訪れることになる。これは大きな損失であった。
前半34分セサール・ウェルタがカウンター攻撃を仕掛け、右サイドのガブリエル・フェルナンデスへパスを送り、ペナルティエリア内を突破して最後はボールを押し込み、同点に追い付いた。さらに、サントス・ラグーナに不運が襲う。ペドロ・アキーノの負傷退場で、アルド・ロペスが途中出場。これを好機と見たPUMASが更なるプレッシングを掛け、相手ゴールキーパー:マヌエル・ラフドを神経質にさせながら、セサール・ウェルタらが相手守備陣に襲い掛かった。攻撃に重心が寄り掛かったPUMASは、サントス・ラグーナのカウンターアタックに対するスペースを空けてしまい、左サイドから侵入したフアン・ブルネッタから、最後はハロルド・プレシアドがシュートを放ったが、これはPUMASのゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスが逸らしてコーナーキックへと逃れた。
この時間帯は全体的にセサール・ウェルタとともに敵陣でボールを取り戻そうとしていたPUMASにとって最も幸運な瞬間であり、逆に客席のホームチーム・サポーターは懸念し始めていた。しかしながらサントス・ラグーナが中盤で立ち直り、エメルソン・ロドリゲスは左サイドからペナルティエリア内に進入し、ハロルド・プレシアドに合わせて正確なボールを入れた。これをヒールシュートでネットを揺らし、2-1のリードを取り戻した。サントス・ラグーナは引き続き後半開始後も攻撃の手を緩めず、エメルソン・ロドリゲスからのクロスをゴールキーパー:フリオ・ゴンサレスが辛うじてセービングした。サントス・ラグーナは引き続き相手ゴール目掛けて殺到し続け、途中出場したディエゴ・メディナは、右サイドを奥深く侵入することが出来た。アントニオ・モハメドが行なった後半の選手交代に対してチームはフィットするのに苦労しつつも、無心で敵陣を目掛けて侵入し続け、最初に放ったシュートはマヌエル・ラフドがセーブし、次に放った2本のシュートはゴールポスト直撃。もう少しで同点に追い付けるところであった。
その後ハビエル・コレアは、途中交代で出場したばかりのわずか数分で3点目を決めるところであったが、その放ったシュートはゴールポスト右を直撃した。試合の終盤にサントス・ラグーナが止めを刺さなければならない状況であったが、フアン・ブルネッタがカウンターアタックでゴールキーパーにダイレクトでシュートを放ちつつも、PUMASもまたセサール・ウェルタがボールを奪うたびにこのチャンスを逃すものかとばかりドリブル突破を試みつつも数人の相手選手に囲まれてしまい、結果的にサントス・ラグーナが最後まで持ちこたえたところで、試合終了のホイッスルがピッチに響き渡ったのであった。