Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ 2023年前期ステージ 第7節 裏話

 

対サントス・ラグーナ戦におけるPUMASの敗因

PUMASはアウェーゲームの対サントス・ラグーナ戦で迫力に欠け、守備で重大なミスを犯した

 

 

サントス・ラグーナは、コロナ・スタジアムにおいてPUMASを2-1で破った。 試合開始早々に負傷者2名を失ったにも関わらず、フアン・ブルネッタとハロルド・プレシアドのゴールで試合を有利に進めた。チームは努力を惜しまず、最終的には報われるべき場面で力を発揮し、奇跡的にPUMAS相手に大量得点の勝利は出来なかったものの、アドバンテージを維持することができた。ここでは、この試合におけるPUMASの敗因を分析してみたい。

 

 

クリスティアン・タボによるボーンヘッド

クリスチャン・タボはPUMASへ加入して早速初出場をしたが、それはベストな形ではなかった。守備で多くの犠牲を払ったにもかかわらず、彼は試合で最も明らかな得点チャンスの1つを逃した。それはペナルティエリア内の狭いスペースで、リバウンドをゴールネットに押し込むだけで済んだはずだった。しかし彼の右足はかなり下に置いていたため、ボールは非常に高い位置に飛び出し、2-2の同点に追い付けた可能性があった場面で、最終的にはクロスバーに直撃してしまった。

 


PUMASによる守備のミス
この試合におけるPUMAS最大のミスは、セットプレーにおける集中力とカウンターアタックに対してどう対応をするのか?であった。 サントス・ラグーナの先制点は、ガブリエル・フェルナンデスがフリーキックの軌道を変えてしまったため、ゴールキーパー:フリオ・ゴンサレスがシュートを止めるために何もできなかった。ハロルド・プレシアドによる追加点は、サントス・ラグーナがハーフラインを飛び越えた辺りからのカウンターアタックから生まれたもので、リサンドロ・マガジャンとネイサン・シルバが本来のポジションから離れてしまい、最終的にそのカバーリングが間に合わず、相手フォワードにとって問題なく決められてしまった。

 


サントス・ラグーナは、負傷による途中退場者によるピンチを乗り越えた
ドゥバン・ベルガラとペドロ・アキーノは前半に怪我でピッチを去り、試合がどちらに転ぶか分からなかったが、チームに新たな刺激を与える義務を負ったパブロ・レペット監督はすぐに軌道修正し、それがチームのピンチから救い、中盤においても攻撃においても機動性が向上した。

 


試合は大量得点差になっていても、不思議ではなかった
サントス・ラグーナが良い形で勝利を収めたが、攻撃面でもっと大量得点の勝利を収めることが出来たはずだった。 しかし彼らはゴール前における決定的なチャンスを逃したことに加え、バイタルエリアにおいて多くのミスを犯したことでそれが出来なかった。