Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

【特別編】メキシコ女子リーグ2018年後期 第8節 UNAM 3-0 Cruz Azul

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今回サポーターを取り仕切っている女の子から、クラブのアカデミーで女子リーグの試合があるから見に行かない?と誘われたので、潜入して来ました。2年前からプロリーグが発足したというのはクラブの広報記事などの読んでいましたが、あまり興味が無かったので突っ込んだ知識はありませんでした。聞くところによると、やはりCDグアダラハラやクラブ・アメリカは優秀な選手たちが多く代表にも選出されているようですが、まだスポンサーなどがいないためその他のチーム選手たちは、仕事をしながら二足の草鞋のようです。

 

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住宅街に隣接した広大な敷地内にアカデミーはあります。地理的に言うと、アステカ・スタジアムの隣町のような感じ。以前まではオリンピック・スタジアムのある大学都市内に練習グラウンドが何面かあったのですが、それでは手狭だったようでこのようなスケールのアカデミーとなったようです。

 

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坑道のような長いトンネルを抜けると、そのグラウンドがありました。サポーターの責任者によると、このグラウンドは主にユースや女子リーグが使用するもので、さらに下のほうへ行くとTOPチームが使用するグラウンドが別にあるほか、レアルマドリードのアカデミーみたいなトレーニングジムや酸素補給装置などの最新設備が整っているそうです、

 

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サポーターが陣取るスタンドは、グラウンドからすぐ傍にあります。またテレビ中継などの報道陣は、その真下にいました。試合前に整列してイムノ(応援歌)斉唱をしてから、相手チームおよび審判団と共に入場するのは、男子1部リーグなどと同じ。

 

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ホームゲームのキックオフは、土曜日の正午のようです。試合は3-0とPUMASが勝利しました。ちなみに午前中にトレーニングをしていた男子TOPチーム選手たちは、グラウンドのスタンド正面に陣取って観戦していました。

 

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メキシコ杯 2018年後期 第5節 UNAM 4-1 Lobos BUAP

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その後第7節アウェイの対クラブ・ティファナ戦を1-4と大敗を喫したPUMASは、メキシコ杯第5節において予選リーグ第5組のロボスBUAPをホームで迎え撃ちました。

初戦の第2節においてアウェイで同チームに0-2と敗れ、続く第3節をホームでFCファレス戦を3-0と勝利して迎えた3戦目。リーグ戦では連敗し元気がないチームでしたが、カップ戦では相手チームがいずれも2部リーグもしくは1部リーグに昇格したばかりであり、陣容もスタメンは温存しユース出身選手や今季から補強選手として合流したメンバー中心のローテーション。

 

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試合は前半13分に右サイドのコーナーキックからアラン・メンドーサがヘディングシュートを豪快に決めて先制。しかし相手もその4分後に、ペナルティエリア外左サイドから中央にいたカルロス・トレビーニョがロングシュートですかさず同点。しかしPUMASも負けずに前半32分に右サイドからのセンタリングを相手ゴールキーパーが弾いたこぼれ球をマウロ・フォルミカが押し込み、逆転して前半を折り返しました。

 

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後半に入って、試合はホームのPUMASが一方的に攻勢に転じました。後半9分、ペナルティエリア内左サイドでボールを受けたアラン・メンドーサがディフェンダーに倒されペナルティキックを獲得。これをエリック・トーレスが、冷静にゴール左隅に流し込み3点目。その後自身もペナルティエリア右からドリブルで持ち込んだところを倒され、再びペナルティキックを得るもこれは相手キーパーに阻まれました。

 

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さらにペナルティエリア左奥からマウロ・フォルミカのセンタリングに合わせたアラン・メンドーサがダメ押し点。後半39分にお役御免となったアラン・メンドーサに代わって、ユース出身選手のイデケル・ドミンゲスがプロデビューを果たしました。

 

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メキシコリーグ2018年後期 第8節 Tijuana 4-1 UNAM

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PUMASはティファナにおけるアウェイゲームで4-1と大敗を喫し、ダブルヘッダー週においてシーズン2敗目。最近まで維持していた順位表の首位を明け渡し、順位を下げ始めました。

ニコラス・カスティージョが前半開始42秒でマティアス・アルスティサのセンタリングから先制点をマーク。クルブ・ティファナは、その試合の流れに関係なく彼らのスタイルを維持していました。

 

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その試合運びは自信過剰のボールタッチとなり、とても重苦しいエラーを招くことになりました。前半10分、アレハンドロ・アリバスがゴールキーパー︰アルフレッド・サルディヴァルに渡そうとしたヘディングパスは、スピードで勝ったマテウス・ゴンサルベスに奪われ同点ゴールとなってしまいました。

ゲームが同点となって両チームとも攻撃が激しくなり、左サイドでは90分を通してホセ・カルロス・ヴァンランキンが止めようとしたマテウス・ゴンサルベスが常にゴールチャンスを作り出していました。

 

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グスタボ・ボウの負傷退場は、クルブ・ティファナの攻撃力を削ぐ結果とはなりませんでした。PUMASは再び、ピッチの中央でエラーを犯しました。前半43分、マティアス・アルスティサがヒールキックはファン・マルティン・ルセロにインターセプトされ、ホセ・カルロスにスピードで競り勝ったマテウス・ゴンサルベスにゴール左隅へ押し込まれ、逆転。

さらに後半開始直後の6分、ペナルティーキックを献上したPUMASは、ファン・マルティン・ルセロに決められて、3-1。さらに数分後には、ダヴィッド・カブレラが2枚目の警告を受け、退場処分に。PUMASはメンタル面で冷静さを失い、自分たちのサッカーを見失う結果となりました。

 

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試合終了間際にはさらに相手のカウンターアタックを受け、マテウス・ゴンサルベスがゴールラインからビクトル・イグナシオ・マルコーラへアシストを決めて、シーズンのチーム7点目となるゴールで4-1。この結果、PUMASは順位表の第3位まで落ちてしまいました。

 

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メキシコリーグ2018年後期 第7節 UNAM 1-2 Veracruz

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さて続く第6節アウェイの対モナルカス・モレリア戦も1-2で勝利したPUMASは、第7節でホームにおいてヴェラクルスを迎え撃ちました。相手の監督は元PUMASで記憶にも新しいメキシコリーグ2015年前期ステージでプレーオフ決勝までチームを導いた、ギジェルモ・バスケスであります。

 

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この第7節は1週間に2試合組まれていた関係で、水曜日のナイターゲームとなりました。キックオフ直後から攻勢に出たヴェラクルスは、前半20分と24分にディエゴ・チャベスの得点であっという間に2-0と試合を完全に支配。

 

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36分にようやくダヴィッド・カブレラのゴールで1点差まで追い詰めるも、結局はそこまで。今季三分の一を上々の出だしであったにもかかわらず、ここから急遽その行く手に暗雲が立ち込めたのでありました。

 

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メキシコリーグ2018年後期 第6節 Morelia 1-2 UNAM

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PUMASはこの開幕ダッシュが偶然の賜物でないことを、毎節証明しています。リギージャ(プレーオフ)進出が最大目標であり、それを示す唯一の方法が真剣な姿勢とノンストップで決めることです。モレリアで無防備なライバルを一方的に支配し、ダイナミックな攻撃を全くコントロールさせないまま、新たな一歩を踏み出しました。

 

今節はニコラス・カスティージョではなくそのパートナーであり、モナルカス・モレリアを悩ませることになったマティアス・アルスティサが、カルロス・グスマンが守るゴールを脅かしたのでありました。PUMASの目標は毎節改善を重ね、プレッシャーに屈しないことです。たとえホームスタジアムであっても、アウェイであっても同じプレーをする。チームはそのスタイルかつ目指すものを捨てませんでした。精神的にも、サッカーにおいても強いその側面は、より攻撃的かつ鉄壁の守備です。

 

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 ニコラス・カスティージョとマティアス・アルスティサは、お互いにたった数本のセンタリングで相手チーム守備陣の混乱を招きました。あたかも数年来の旧知の仲であるかのようなコンビネーションで、先制点は決まりました。ヘスス・ガジャルドのロングパスをニコラス・カスティージョが流し、フリーになったマティアス・アルスティサが30メートルを独走。相手キーパー︰セバスティアン・ソサとの1対1をも制し、ボールをネットに押し込むだけというまさに縦のフットボールでした。

 

モナルカス・モレリアはPUMASがスムーズに攻撃をしている間、ボールを奪うことが出来ませんでした。先制したことでボールを支配し、容易にゲームを進めたのでした。パブロ・バレラとヘスス・ガジャルドが両サイドで各々の仕事をし、マルセロ・ディアスとダヴィッド・カブレラが前線へボールを供給したので、モナルカス・モレリアは絶望的で得点チャンスを作ることすら出来ませんでした。

 

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後半開始5分後にパブロ・バレラがニコラス・カスティージョへ送ったセンタリングは、相手ディフェンダーのカルロス・グスマンの足に当たり、オウンゴールを献上しました。残り10分になって漸く右サイドのコーナーキックからミゲル・センソーレスがヘディングで1点を返したものの、時すでに遅し。PUMASはこの試合終了時点で、2018年後期ステージの暫定的に首位となったのでありました。

 

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メキシコリーグ2018年後期 第5節 UNAM 2-0 U.A.N.L

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それでは観戦記をバックナンバーとして保存するためにも、過去の記録として振り返っていきたいと思います。

 

最後にオリンピック・スタジアムでPUMASの試合を観戦した2015年10月25日の「メキシコリーグ2015年前期 第14節 UNAM 2-3 Chiapas」


から、2年3ヵ月。この2年はとても長く感じられました。日本に帰国してからは夜中の2、3時に起きてインターネットにかじりついて、たとえチームがどんな状況にあろうともその行方を気にしておりました。そしていつの日か再びこのオリンピック・スタジアムに戻って、PUMASの試合を観戦しようと願い続けてようやくその日がやってきました。

 

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試合は前半19分、今季より新たに加入したスペイン人DFアレハンドロ・アリバスのコーナーキックからのヘディングシュートでPUMASが先制。

 

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さらにカウンターアタックを狙ったダヴィッド・パティーニョ監督の狙いがハマって、35分にはマティアス・アルスティサの相手GKを頭上を越すループシュートで追加点を挙げました。

 

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守備陣は日曜日正午キックオフという暑さに普段の攻撃が繰り出せないティグレス攻撃陣の拙攻にも助けられ、無失点で抑え5戦3勝2分けの勝ち点11でCFモンテレイ、クラブ・アメリカと並んでリーグ首位という開幕ダッシュを決めたのでありました。

 

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メキシコリーグ2018年後期 第4節 Lobos BUAP 1-1 UNAM

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ラファエル・プエンテ・ジュニア監督は戦術的なアプローチに固執し、ロボス・デ・ラ・BUAPがメキシコ1部リーグに留まるために、チームは2018年後期ステージで首位を走るPUMASと引き分け、勝ち点を挙げることに成功しました。

PUMASは対戦相手であるロボス・デ・ラ・BUAPが1戦1戦必死にプレーをすると読んでいて、ボールを奪いずっと攻撃を仕掛けました。

 

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試合前に今シーズン補強選手であるファクンド・エルペンが加入したため、開幕から前節までの3試合ベンチに追いやられていたユース出身選手︰セサル・セルカドのささやかなセレモニーが行われました。しかしながらこの試合スタメン起用され、前半6分にはコーナーキックからヘディングシュートで1部リーグ初得点をマークしたのでした。

逆にゴールを決められなかったのはフリアン・キニョネスで、ロボスフォワード陣で最も献身的でしたが、ラストタッチがなぜか今一つで3回もの明確な得点チャンスを逃しました。

 

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後半28分、ルイス・アドビンクラがペナルティーエリア内でニコラス・カスティージョに対してファールを犯してしまい、主審︰ディエゴ・ロブレスはペナルティーキックを宣告したのでした。これをマルセロ・ディアスが完璧に決め、同点に追い付いたのでした。その後もフリーキックを獲得したディアスは、壁の上を超すシュートを試みましたが惜しくもゴールにはなりませんでした。

 

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PUMASはボールを支配し続けましたが、ロボスはキニョネスが2度もチャンスを掴んだものの決めきれず、試合はそのままドローとなったのでありました。ロボスは2部降格をしないために戦い続けることになり、PUMASは首位のまま一休みをしたのでした。

 

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メキシコ杯 2018年後期 第3節 UNAM 3-0 FC Juarez

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FCファレスは、今シーズン初めて敗北を喫する

 

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メキシコ杯第3節における予選Eグループ。大学都市で行われた対PUMAS戦でFCファレスは敗れたものの、結果として全チームが勝ち点3となり均衡したものとなった

 

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試合開始直後から降り始めた雨で、序盤からホームチームがプレッシャーを掛けたが、滑りやすいピッチとなったため、どちらに味方してもおかしくない試合となった。前半33分、右サイドからのボールをペナルティーエリア外やや右寄りで受けたケヴィン・エスカミージャが、30メートルくらいのパワフルなロングシュートを決め先制点。

これでやる気が出たPUMASは、5分後にパブロ・バレラが右サイドからペナルティーエリア中央にいたロベルト・モンロイへセンタリング。これをやや後方にいたアブラハム・ゴンザレスがコロコロシュートでゴール右隅へ決め、追加点。

 

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後半に入ってもFCファレスはあまり得点チャンスを作り出せず、さらに2人の下部組織出身選手をプロデビューさせるなど、あまり反撃を作り出せなかった。逆にPUMASはカウンターアタックから、途中出場のヘスス・ガジャルドによる左サイドからのセンタリング。これを右サイドで受けたアラン・ロドリゲスが、エリア中央で待っていたアラン・メンドーサへ。これを冷製に決め、ダメ押し弾。

 

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この試合の結果、全チームが勝ち点3をそれぞれ挙げ、どのチームにも予選突破可能な状況が生まれることとなった。

 

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メキシコリーグ2018年後期 第3節 UNAM 0-0 América

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首都ダービーは、無得点のドローに終わりました。オリンピック・スタジアムの両チームゴールエリア内で感動的なプレーの応酬があった日曜日の正午、PUMASとクラブ・アメリカとの対戦は眩しく輝いておりました。因縁の対決は試合開始から、メキシコシティ南部において両チームサポーターの叫び声が響き渡りました。両チームともに最初から相手ゴールを目指し、先手を取ったのはPUMASでした。ヘスス・ガジャルドがエドソン・アルバレスの緩いマークをかいくぐってサイドを駆け上がりマウロ・フォルミカへセンタリングを送りましたが、フォルミカのシュートはクラブ・アメリカのディフェンス陣による執拗なマークによって外れました。

 

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クラブ・アメリカの攻撃は、数分後に訪れました。レナト・イバーラがスピードに乗ってサイドを攻め上がり、キーパーと1対1の状態であったセシリオ・ドミンゲスにパスを送りましたが、PUMASのキーパー︰アルフレッド・サルディヴァルは良く防ぎました。彼は前半のキープレーヤーであって、ギド・ロドリゲスのシュートをも素晴らしいセーブをしました。オリンピック・スタジアムのPUMASサポーターは、主審︰ルイス・エンリケ・サンタンデールのクラブ・アメリカ贔屓の笛に反抗的でしたが、マテウス・ウリベがダヴィッド・カブレラを叩いた場面では、カードこそ出なかったものの瞬時に笛を吹きました。

 

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クラブ・アメリカがボールを支配したものの、それを奪い返そうとスペースを埋めたPUMASに対して致命的なダメージを与えるまでには至りませんでした。マティアス・アルスティサによるカウンターアタックは、もう少しでゴールというところまで行きましたがアグスティン・マルチェシンの飛び出しの前にミスを犯してしまいました。前半終了間際、PUMASは再びサルディヴァルによって救われました。ウリベのヘディングシュートはゴールバー直撃したのでした。

 

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後半に入ってPUMASは漸く反撃を開始、ニコラス・カスティージョがそのポテンシャルを発揮し始めました。2度のチャンスのうち、1つはマルチェシンが守るゴールを掠める右足の素晴らしいシュート、もう1つはゴール直撃のヘディングシュートでした。対するクラブ・アメリカは、アンドレス・イバルグエンがセシリオ・ドミンゲスに代わって途中出場し、メキシコサッカー1部リーグデビューを果たしたものの歴史を塗り替えるような活躍は出来ませんでした。後半終了間際にはウリベがオーバヘッドキックを試みましたがうまくボールにミートせず、逆にニコラス・カスティージョの頭を直撃してしまいレフェリーにレッドカードを与えられてしまいました。よってPUMASとクラブ・アメリカはドローとなり、両チームサポーターはそれぞれそのチームのプレーに満足してスタジアムを後にしたのでした。

 

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