さて、いよいよ2ndレグの日がやって来ました。今回はいったん23時くらいから仮眠して、朝2時半くらいに起きて新兵器??
これ見た目はちょっとどうかな??という感じに見えますが、なかなかの性能でインターネットによるライブ放送(現地テレビ局)もばっちり見れるんです!!
ということで、生観戦です。
まずは、現地オリンピック・スタジアムの様子から。因縁の首都ダービーということもあって、警察による厳重な警備態勢が敷かれています。
これはいつも自分が取るアングルとは多少変わっていたので、ちょっとだけ掲載してみます。
これがいつもサポーター仲間たちとたむろしている、駐車場側です。
僕らがいつも陣取るパロマール側の様子を、反対側のベベテロ側から撮った画像。
その真逆のアングル。
1階席の様子。
そして、僕らがいる2階スタンドの様子。
間もなくして、選手入場。
スタメンは、こちら。1stレグと同じです。
前半から1stレグ同様、クラブ・アメリカ自慢の攻撃陣がPUMASゴールへ襲いかかる。1stレグではベンチにはいたものの出場しなかった、ダリオ・ベネデットがスタメン出場。それに加えてダーウィン・キンテロ、オリベ・ペラルタ、ルーベンス・サンブェサ、アンドレス・アドラーデといったFW陣が、完全に試合の主導権を握って縦横無尽に攻めまくる。クラブ・アメリカが決勝戦に進出するためには、1stレグをホームで3-0と完敗していたため4点以上の勝利が義務付けられていた。
前半9分 ダーウィン・キンテロが、PUMAS守備陣の綻びを突いて先制点。この瞬間からクラブ・アメリカはピッチ上でプレーをすることに快適さを感じ始め、全力で相手に向かっていった。
時間の経過とともに、PUMASが試合の雰囲気に飲み込まれ始めた。逆に不快適さを感じながら打つ手もなく攻め込まれ、前半25分に2点目を献上してしまう。再びダーウィン・キンテロに守備陣のエラーを突かれ、決勝進出まであと2ゴールとされてしまう。
クラブ・アメリカの得点が連続で入り、PUMASが3度連続でパスが繋がらないような攻撃しか出来ない。フィデル・マルティネスが左サイドから攻撃を仕掛けるも、あまりにも後ろ気味のポジションにいるイスマエル・ソーサやエドワルド・エレラらにうまくセンタリングが上げられず、早くも前半25分に選手交代を余儀なくされる。
マティアス・ブリトスがボールの支配率を変えるために、ダヴィッド・カブレラに代わって出場。全般的にバランスを取って、中盤でさらにPUMASが主導権を握るためであった。しかしながら交代をした後も同じような状況は続き、全てのラインにおいてクラブ・アメリカに押し込まれ続けた。ハーフタイムに頭を冷やして立て直さないと、次の45分において決定的になってしまう恐れがあった。
後半になって漸く、サポーターたちが待ちに待っていた交代が行われた。ダニエル・ルドゥエーニャが、いつもようなプレーが出来ないフィデル・マルティネスに代わって出場。後半開始から試合は前半同様の流れであった。経過した10分にPUMASは明らかな得点チャンスを掴みたかったが、イスマエル・ソーサ1人を頼ったカウンターではどうにもならない。
PUMASがボールを少しだけ持てるようになりプレーを最後までし始めるも、まだクラブ・アメリカのペースのままだった。ペナルティエリア内に押し込まれる全てのボールは、PUMAS守備陣にとって試練であった。 クラブ・アメリカのすべての攻撃は、PUMASの時間と空間によって恩恵を受けた。
このような状況を諦めて待つことだけをした方が良いように思われた時、後半23分ギジェルモ・ヴァスケス監督による3人目の選手交代が行われた。期待の攻撃陣であるダニエル・ルドゥエーニャとマティアス・ブリトス、イスマエル・ソーサらが本来のプレーが出来るように、エドワルド・エレラを外してホセ・カルロス・ヴァンランキンが出場。
試合が新たに360度変わったのは、パオロ・ゴルツが2枚目のイエローカード累積=退場処分を受けた瞬間からであった。
試合はクラブ・アメリカの統率が取れなくなり、さらに後半33分ルーベンス・サンブェサがイスマエル・ソーサを踏ん付けるというファールによる退場処分が。
これでクラブ・アメリカは1stレグ同様、9人で戦わざるを得ない状況に追い込まれてしまう。
後半38分、右サイドを抜け出したイスマエル・ソーサが中央へ走りこんだハヴィエル・コルテスにセンタリング。相手守備陣の崩れたバランスを突いて、ついにPUMASが得点。その3分後、クラブ・アメリカはアンドレス・・アドラーデによるペナルティエリア外からのミドルシュートで1点追加。これによって、どちらかがもう1点挙げた方が決勝戦に進出出来る展開に。クラブ・アメリカは再び攻勢に出て、PUMASはここは我慢をするという決断。1プレー毎に苦しまられたが、試合はそのまま終了しPUMASが決勝戦に進出することになった。
そして決勝戦の相手は、ティグレスと決まりました。12月10日(木)21:00にまずモンテレイで1stレグを、12月13日(日)20:30にオリンピック・スタジアムにおいて2ndレグをそれぞれ戦います。