第5節を終わった時点で書いたメモの中に
攻撃陣だが~バリエーションが少なすぎる。各選手たちの個の強さで1対1を勝てるほどのクオリティはないので、どうしてもコンビネーションに頼らざるを得ない・・・基本的には個より集団で崩すしかないと思う
というものがありました。今回の試合の先制点は、数あるフォーメーションの中の1つであると思われる、パブロ・ハケスからカルロス・ロドリゲスへのロングパスを足元のワンタッチパスでフェリペ・モラへ壁パスのような感じで、付いていたクラブ・レオンの両センターバックを振り切ってフリーの状態でシュートというものでした。
これを見ると、ようやく攻撃陣の今季補強選手たちがお互いのクセを分かってきて、個々の特性を活かせるようになった感じがします。
またこの同点弾の後に、ダヴィッド・パティーニョ監督のもとへすかさず指示を仰ぎに戻っているように、中盤を支えるビクトル・マルコーラ。
かつてFOX SPORTSのインタビューで答えていた如く、自分の個性を出すようになった1場面が前半40分のペナルティエリア右外からのミドルシュートです。それまでにはなかったようなプレーが、今節は随所に見られました。
カルロス・ゴンザレスが『この陣容はもっと多くのことが出来るためにある』と言うのも頷けます。
話題は全く違う方向に変わりますが、レオンの街に行くのは今回が初めてではありませんでした。仕事の用で以前住んでいたアグアスカリエンテスから、グアナファト州のいろんな工場へ出張する際や、スタジアムも今回で3度目でした。
以前はバスターミナルからタクシーや市内バスなどで移動したり、アグアスカリエンテスから走っている高速道路から降りて市内へ入っていたので、大きな国道における渋滞のようなイメージが強く残っていました。しかし今回はグアダラハラからラゴスデモレノという北側にある街から知り合いの車で行ったので、市内を走る川の両サイドにある自動車専用道とか丘の上から一面に広がる市内の景色は、初めて見ました。
なるほど、日本国大使館の領事部が置かれるだけの都市だなと納得しました。試合後には車で数分の場所にある日本食レストラン『栄紀』へ行き、久しぶりに海鮮丼を美味しく頂きました。通り沿いにあった『イエス・キリストの神聖な心の祈りの寺院』という建物は夜景に映えてとてもキレイでした。