Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2022年グリッタ後期ステージ 選手紹介(MF編)

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7.セバスチャン・サウセド・モンドラゴン(MF・左サイドハーフ

身長:173cm 体重:70.4kg
1997年1月22日生まれ(24歳)
デビュー:2015年3月29日
経歴:2015~2019年レアル・ソルトレイク(83試合出場、5得点)、2015年レアル・モナークス=レンタル(13試合出場、5得点)、2016年CDティブローネス・ロホス・デ・ベラクルス(4試合出場、0得点)、2020年~PUMAS
国籍:米国・メキシコ
国際大会経験:2014~2015年米国アンダー18、2015~2017年米国アンダー20(19試合出場、8得点)、2015年メキシコアンダー20(1試合出場、無得点)
 
サイドハーフだが、右サイドもこなせる。1対1で優れた個人技を持つと同時にロングシュートも得意。1昨シーズンは原因不明な負傷でほぼ1シーズンを棒に振ってしまったが、今シーズンこそは万全な状態でチームの得点源としての活躍が改めて求められる。アメリカ、メキシコ両国籍を持っているが、基本的にはアメリカ代表として活躍しているし、本人自身もその意向が非常に強い。
 

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8:イゴールマテウス・メリタオ(ボランチ
身長:186cm 体重:84.5kg
1994年6月23日生まれ(27歳)
国籍:ブラジル
デビュー:2018年5月19日、アソシアソン・フェロヴィアリア・ジ・エスポルテス(ブラジル4部リーグ)
経歴:2018年フェロヴィアリア(ブラジル4部リーグ・38試合3得点)、2019年ボタフォゴFR(ブラジル2部リーグ、28試合1得点)、2020年フェロヴィアリア(ブラジル4部リーグ・19試合3得点)、パラナ・クルーベ(ブラジル3部リーグ、10試合1得点)
 
ボランチでありながらもペナルティーエリアの外からでも、数人の相手ディフェンダーに囲まれた状態から左足のシュートでゴールを奪える能力を持つ。ファビオ・アルバレスと中盤を組みながら、主に攻撃陣を引っ張るような役割を求められる。ジョゼ・ロジェーリオと違ってブラジル1部リーグのプレー経験は無いものの、今のチームに必要なものを兼ね備えているような印象。昨シーズン終盤には漸くメキシコサッカー1部リーグのスピードに慣れてきたようで、今シーズンはこれまで以上の活躍を期待。
 

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10.ファビオ・ラミロ・アルバレス(MF・TOP下)
身長:184cm 体重:71.1kg
1993年1月23日生まれ(29歳)
国籍:アルゼンチン
デビュー:2011年3月6日
経歴:2016~2015年CAタジェレス(アルゼンチンサッカー当時3部リーグ、88試合出場10得点)、2015年デフェンサ・イ・フスティシア(アルゼンチンサッカー1部リーグ、19試合出場2得点)、2016年CAサルミエント(アルゼンチンサッカー2部リーグ、9試合出場無得点)、2016~2019年アトレティコ・トゥクマン(アルゼンチンサッカー1部リーグ、63試合出場6得点)、2019年ロサンゼルス・ギャラクシー(MLS、21試合出場3得点)、2020年~PUMAS
国際大会:
 
TOP下において万能な活躍が出来るタイプで、1対1に強い傍らワンツーパスで抜け出した後のミドルシュートなども得意。ドリブル突破やディフェンス能力も高く、多彩なテクニックで得点能力も高い。今シーズンからはボランチにポジションをコンバートされ、レオネル・ロペスとコンビを組み中盤の底から攻撃陣へのワンタッチプレーから、フィニッシュまでの組み立てを求められている。昨シーズンまでの前線における役割が今ひとつ機能していなかったことを考えると、むしろこちらのポジションの方が向いているかも知れない。
 

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11.カルロス・グティエレス(MF・右サイドハーフ
身長:177cm 体重:72.7kg
1997年4月9日生まれ(24歳)
デビュー:2019年10月20日
経歴:2019年PUMAS、2019〜2020年アトレティコサン・ルイス(5試合無得点)、2020年〜PUMAS
 
下部組織出身。一時アトレティコサン・ルイスへレンタル移籍され、そこでメキシコサッカー1部リーグデビューする。2020年から古巣へ戻り、1昨シーズンを通してスタメン出場するなどアンドレス・リリーニ監督の信任も厚く、レギュラーシーズンやリギージャ(プレーオフ)でも、フォワード陣に対するサイドからのセンタリングを供給。1部リーグのスピードにも慣れてきた咋シーズンは更なる精度と持ち前の豊富な運動量を問われたが、開幕直前にトレーニング中足を骨折してしまいシーズン丸々棒に振った。まだ完治していないようで今シーズンもベンチ入りすらしていないが、1日も早くその元気な姿を取り戻して欲しい。
 

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14. アマウリ・ガルシア・モレノ(MF・攻撃型ボランチ
身長:180cm 体重:69.2kg
2001年12月19日生まれ(20歳)
デビュー:2020年8月3日
 
下部組織出身。1昨シーズンにTOPチームデビューしたばかりであるが、アンドレス・リリーニ監督が最も内容が良かったと評する2020年ガーディアンズ 第4節の対CFモンテレイ戦と2020年ガーディアンズ 第6節の対UANLティグレス戦においてスタメン出場するなど、とても初シーズンとは思えないパフォーマンスを披露。メキシコサッカー1部リーグのスピードにも慣れてきた昨シーズンはそれまで以上の活躍を期待される1人であったが、主にベンチを温めているのが現状。
 

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17.レオネル・ロペス・ゴンザレス(MF・守備型ボランチ
身長:175cm 体重:71.5kg
1994年5月24日生まれ(26歳)
デビュー:2013年5月
経歴:2013~2017年クラブ・レオン(37試合無得点)、2017年デポルティボトルーカ(16試合無得点)、クラブ・レオン(7試合無得点)、2019年デポルティボトルーカ(5試合無得点)、2019年~2020年クラブ・アメリカ(6試合無得点)、2020年~PUMAS
 
チームの心臓部であるボランチを務め、1昨シーズンはリギージャ(プレーオフ)準決勝2ndレグの対クルス・アスル戦で、相手のパス供給源であったルイス・ロモやラファエル・バカを完全にその攻撃の芽を潰して、目立たないながらもメキシコサッカー1部リーグ史上最大の逆転劇を演じる重要な役割を見事に果たした。昨シーズンも同様に主要な試合でその役割を果たし、レペチャへの対デポルティーボ・トルーカ戦で貴重な先制点(ハーフライン辺りからのロングシュート)を決め、リギージャ準決勝まで進出する快進撃のきっかけとなった。今シーズンも引き続き、その活躍を期待していきたい。
 

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22.クリスティアン・バトッキオ(ミッドフィルダー
身長:169cm 体重:64kg
1992年2月10日生まれ(29歳)
国籍:アルゼンチン、イタリア
デビュー:2015年12月6日(インデペンディエンテ・デル・バジェ)
経歴:2011〜2012年ウディネーゼ・カルチョ(イタリアセリエA・6試合無得点)、2012〜2013年ワトフォードFC(イングランドプレミアリーグ・35試合4得点)、2014〜2015年ヴィルトゥス・エンテッラ(イタリアセリエB・32試合無得点)、2015〜2017、2019〜2021年スタッド・ブレスト29(フランスリーグアン・123試合18得点)、2017〜2019年マッカビ・テルアビブFC(イスラエルプレミアリーグ・25試合1得点)、2021年徳島ヴォルティス(日本J1リーグ・10試合無得点)
イタリア代表歴:2011年アンダー20親善試合
 
リオネル・メッシと同じアルゼンチン・サンタフェ州ロサリオ出身で、これまでにウディネーゼワトフォードスタッド・ブレストなどのクラブでプレーしてきた。なお、出身はアルゼンチンだが祖父母がイタリア出身であり、国籍はイタリア。年代別イタリア代表での出場歴もある。
小柄な選手だが足元の技術に優れており、巧みなパスやミドルシュートで存在感を放つことが可能。インサイドハーフボランチ、トップ下、そしてサイドと、中盤ならどこでもプレー可能という柔軟性も持つ。 ただ昨シーズンは期待されたような活躍はほぼ出来ず、今シーズンもまたシーズン開幕に間に合わず出場した試合ではその存在が完全に浮いていた。