Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2023年後期ステージ 選手紹介(MF編)

 

6:マルコ・アントニオ・ガルシア・ロブレド(右サイドハーフ)

身長:164cm 体重:67kg

2000年1月17日生まれ(22歳)

デビュー:2020年1日12日(PUMAS)

経歴: 2019年~2020年、2022年~現在(PUMAS、40試合3得点)、2020~2022年(Pumasタバスコ、12試合1得点)

メキシコシティ生まれ、下部組織出身。攻撃的ボランチまたはサイドハーフとしてプレーする。2020年~2021年には、Pumasタバスコ(2部リーグ)にレンタル移籍をするも、2022年には再びTOPチームへ復帰。現在に至る。2020年後期ステージに1部リーグデビューを果たし、下部組織出身選手たちの誰もが通るスピードによる違いの洗礼を受けるも、第8節までは順調に成長していった矢先のメキシコシティダービーで大怪我を負ってしまい、復帰できたのは2021年グリッタ前期ステージ 。それでも第14節には豪快なゴラッソを決め完全復活を印象付けたが、再び2022年グリッタ後期ステージまで出場することが出来ず、それから休みがちで今シーズンも果たしてどこまで持っている(もしくは、それまで見せていた)能力を発揮できるのか?疑問が残るところ。

 

 

8:イゴール・マテウス・メリタオ(ボランチ)

身長:186cm 体重:84.5kg

1994年6月23日生まれ(28歳)

国籍:ブラジル

デビュー:2018年5月19日、アソシアソン・フェロヴィアリア・ジ・エスポルテス(ブラジル4部リーグ)

経歴:2018年フェロヴィアリア(ブラジル4部リーグ・38試合3得点)、2019年ボタフォゴFR(ブラジル2部リーグ、28試合1得点)、2020年フェロヴィアリア(ブラジル4部リーグ・19試合3得点)、パラナ・クルーベ(ブラジル3部リーグ、10試合1得点)

ボランチでありながらもペナルティーエリアの外からでも、数人の相手ディフェンダーに囲まれた状態から左足のシュートでゴールを奪える能力を持つ。ダニエウ・アウヴェスやウリセス・リバスらと中盤を組みながら、主に攻撃陣を引っ張るような役割を求められる。ブラジル1部リーグのプレー経験は無いものの、今のチームに必要なものを兼ね備えているような印象。昨シーズン終盤には漸くメキシコサッカー1部リーグのスピードに慣れてきたようで、今シーズンはこれまで以上の活躍を期待。

 

 

11.カルロス・グティエレス・エステファ(右サイドハーフ)

身長:177cm 体重:72.7kg

1997年4月9日生まれ(23歳)

デビュー:2019年10月20日(アトレティコ・サンルイス)

経歴:2019年PUMAS、2019〜2020年アトレティコ・サン・ルイス(5試合無得点)、2020年〜PUMAS

下部組織出身。一時アトレティコ・サン・ルイスへレンタル移籍され、そこでメキシコサッカー1部リーグデビューする。2020年から古巣へ戻り、1昨シーズンを通してスタメン出場するなどアンドレス・リリーニ監督の信任も厚く、レギュラーシーズンやリギージャ(プレーオフ)でも、フォワード陣に対するサイドからのセンタリングを供給。1部リーグのスピードにも慣れてきた咋シーズンは更なる精度と持ち前の豊富な運動量を問われたが、開幕直前にトレーニング中足を骨折してしまいシーズン丸々棒に振った昨シーズン開幕前のプレシーズンマッチに出場したり、最終節前(第7節順延分)にスタメン出場したが、ぶっちゃけ怪我をする前に見せていたパフォーマンスからは程遠いレベル。1日も早く、そのレベルを取り戻して欲しいところ。

 

 

15:ウリセス・リバス・ヒリオ(ボランチ)

身長:178cm 体重:72kg

1996年1月25日生まれ(26歳)

デビュー:2014年4日10日(サントス・ラグーナ)

経歴: 2013~現在(サントス・ラグーナ、137試合5得点)

タイトル:2013,2015年前期ステージ・アンダー20メキシコ1部リーグ優勝、2014年前期ステージ・メキシコ杯、2015,2018年後期ステージ・メキシコ1部リーグ優勝、2015年年間王者決定戦(全てサントス・ラグーナ)

コアウイラ州トレオン市出身。2014年4月10日にリベルタドーレス杯グループリーグの対アルセナルFC戦(0-3)でTOPチームデビュー。8月19日にはメキシコ杯(本大会優勝)の対コレカミノスUAT戦(3-0)でフル出場、翌2015年1月9日には後期ステージ・開幕戦の対ティブロネス・ロホス・デ・ベラクルス戦の後半26分にカルロス・エミリオ・オランティアと交代出場でメキシコサッカー1部リーグデビューを果たす。結果として、そのシーズンにサントス・ラグーナでリーグ優勝。左サイドハーフ、インサイドハーフ、ボランチなど、様々なポジションをこなすユーティリティプレーヤー。今シーズンの新補強選手の1人だが、プレシーズンマッチでのプレーを見ている限りでは、どれだけ今のチームに貢献することが出来るのか?未知数である。

 

 

19:ヘスス・アントニオ・モリーナ(ボランチ)

身長:183cm 体重:77kg

1988年3月29日生まれ(34歳)

デビュー:2007年8日24日(UANLティグレス)

経歴: 2007~2011年(UANLティグレス、106試合11得点)、2011~2014年(クラブ・アメリカ、134試合6得点)、2015~2016年(サントス・ラグーナ、84試合4得点)、2017~2018年(CFモンテレイ、86試合4得点)、2019~2022年(CDグアダラハラ、45試合3得点)

タイトル:2013年後期ステージ、2014年前期ステージ(クラブ・アメリカ)、2015年後期ステージ、王者決定戦(サントス・ラグーナ)、2017年前期メキシコ杯(CFモンテレイ)

メキシコ代表歴:30キャップ無得点(2013年FIFAコンフェデ杯ブラジル大会、2016年コパ・アメリカ100周年記念特別大会、2017年ゴールドカップ)

ソノラ州エルモシージョ市出身。2007年UANLティグレスに加入、8日24日の対CDティブローネス・ロホス・デ・ベラクルス戦(1-2)で1部リーグデビューを果たす。2009年5月9日の対モナルカス・モレリア戦(1-1)で初得点を決め、このゴールがUANLティグレス1部残留に繋がることになる。国際試合初出場は、2009年6月23日の北米スーパーリーグで得点。決勝戦(対シカゴ・ファイアーFC戦)に勝利して、優勝。同年後期ステージでTOPチームのスタメンとなり、翌年にはキャリアハイの13試合6得点。その後クラブ・アメリカへ移籍、2度のリーグ優勝などを果たす。そしてサントス・ラグーナでも同様にタイトルを手に入れる。さらにはCFモンテレイでも、メキシコ杯を優勝。メキシコ代表としても、数々の大舞台を経験。そのキャリアを買われ、CDグアダラハラでは主将としてチームを引っ張っていた。

 

 

30:エドガー・ジャイール・アラフィタ・ガルシア(ボランチ)

身長:160cm 体重:65kg

1996年10月18日生まれ(26歳)

デビュー:2023年1日8日(PUMAS)

経歴: 2012年~2013年ティブロネス・ロホス・デ・ベラクルス(1試合無得点)、2013~2014年アトレティコ・サンルイス(13試合無得点)、2014~2016、2017年クルブ・ネカクサ(42試合1得点)、2016年ロボス・デ・ラ・BUAP(12試合無得点)、2017年シマロネス・デ・ソノラFC(19試合3得点)、2018~2020年アレブリヘス・デ・オアハカFC(34試合2得点)、2020~2021年アトランテFC(40試合3得点)、2021~2022年Pumasタバスコ(49試合5得点、全てメキシコサッカー2部リーグ)

ベラクルス州ポソリカ生まれ、アトレティコ・サンルイス下部組織出身。守備的ボランチまたはディフェンダーとしてプレーする。プロデビューしてから2部リーグのクラブを転々とした後、2021年にPumasタバスコへ移籍。昨年末のプレシーズン合宿で、ラファエル・プエンテ新監督にTOPチームへ抜擢され、プレシーズンマッチを経て先日のリーグ開幕戦で1部リーグデビューを果たす

 

 

35:ホルヘ・アントニオ・ルバルカバ・カストロ(左サイドハーフ)

身長:180cm 体重:63kg

2001年7月23日生まれ(21歳)

国籍:米国・メキシコ

デビュー:2022年1日10日(PUMAS)

経歴:2020~2021年オセロット・コルトン・アカデミー(ユナイテッド プレミア サッカー リーグ、米国2部リーグ)、2021~2022年(Pumasタバスコ、2試合無得点)、2022年~現在(PUMAS、24試合4得点)

米国カリフォルニア州生まれ、2019年にCDレガネス(スペイン2部リーグ)の下部組織へ。2020年にはカリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校(CSUSB)コヨーテと契約、その後オセロット・コルトン・アカデミー(ユナイテッド プレミア サッカー リーグ、米国2部リーグ)でプレー。翌年PUMASへ移籍。デビュー戦で初得点をマーク。メキシコサッカー・アンダー21代表として、2022年トゥーロン国際大会へ出場(第3位、4試合1得点)した。そして昨年にはFIFAワールドカップ・カタール大会において、メキシコ代表チームの実戦形式や試合形式、またはそれに近い形の練習相手として参加。彼もまたメキシコサッカー1部リーグの一線級相手とのスピードに慣れるまで苦労をしているが、今シーズンこそは飛躍の年になるか。

 

 

77:ダニエウ・アウヴェス・ダ・シウヴァ(右サイドハーフ)

生年月日:1983年5月6日(39歳)

国籍:ブラジル

身長:171cm 

体重:81kg 

経歴: 2001~2002年ECバイーア(ブラジル1部リーグ、37試合5得点)、2002~2008年セビージャFC(スペイン1部リーグ、251試合16得点)、2008~2016、2021~2022年FCバルセロナ(スペイン1部リーグ、408試合22得点)、2016~2017年ユヴェントスFC(イタリア1部リーグ、33試合6得点)、2017~2019年パリ・サンジェルマンFC(フランス1部リーグ、73試合8得点)2019~2021年サンパウロFC(ブラジル1部リーグ、95試合9得点)

タイトル:UEFAカップ(2005~06,2006~07年)、UEFAスーパーカップ(2006年)、国王杯(2006~07年)、スペインスーパーカップ(2007年、全てセビージャFC)、FIFAクラブワールドカップ(2009,2011,2015年)、UEFAチャンピオンズリーグ(2008~09,2010~11,2014~15年)、UEFAスーパーカップ(2009,2011,2015年)、スペイン1部リーグ優勝(2008~09,2009~10,2010~11,2012~13,2014~15,2015~16年)、国王杯(2008~09,2011~12,2014~15,2015~16年)、スペインスーパーカップ(2009,2010,2011,2013年、全てFCバルセロナ)、イタリア1部リーグ優勝(2016~17年)、イタリア杯(2016~17年、全てユヴェントスFC)、フランス1部リーグ優勝(2017~18,2018~19年)、フランス杯(2017~18年)、フランスリーグ杯(2017~18年)、フランススーパーカップ(2017~18年、全てパリ・サンジェルマンFC)

最高の攻撃力を有すとも讃えられる右サイドバック。小柄だが当たりには強くフィジカルで存在感を示す。無尽蔵のスタミナで爆発的なスピードのオーバーラップだが決して荒削りではなく、精度の高いクロスやパスでアシスト数も多いのが特徴。多彩な軌道を描くFKを持っている。過去に8度、世界年間ベストイレブンに選出された。バルセロナ時代ではジョゼップ・グアルディオラが築いた黄金チームの1人となり、UEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガを制覇。ユヴェントス、パリ・サンジェルマン、ブラジル代表などで40回のタイトルを獲得した。

ブラジル代表としては、2019年、36歳でチーム最年長として2019年コパ・アメリカ・ブラジル大会に出場、プレスを物ともしない足元の技術と攻守にわたるハードワークを見せベテランとしてチームを牽引し、自国開催のプレッシャーを跳ね除け優勝に貢献、大会MVPにも選出された。2021年、東京2020オリンピック競技大会に出場するU-24ブラジル代表にオーバーエイジ枠で選出され、決勝の相手であるスペインとの対戦を含む全試合にフル出場、優勝を果たした。

文字通り、チームの大黒柱。昨シーズンから加入するも、何度もチャンスを創出して危機を救ってきた。今シーズンから本職である右サイドバックとして出場するようになるも、年齢的に全盛期のプレースピードはすでに保っておらず、どこまでテクニックでカバー出来るか?が大きなポイントとなりそう。

 

 

201:アレク・アルバレス・ベルムデス(左サイドハーフ)

身長174cm・体重67kg

2004年4月2日生まれ(19歳)

デビュー:2022年3日19日(PUMAS)

経歴: 2022年~現在(PUMAS、9試合無得点)

昨年メキシコサッカー1部リーグデビューした下部組織出身選手の一人。リーグ戦以外にもCONCACAFチャンピオンズリーグ準決勝1stレグでワシントン・コロソに代わって後半途中出場した。前述のデビュー戦で、ジオゴ・デ・オリヴェイラによる得点をアシストした。これからの伸び代に期待したい選手の一人。

 

 

251:ホセ・ゴンザレス(右サイドハーフ)

ホセ・ダニエル・ゴンザレス・ピチャルド

身長172cm・体重69kg

2004年11月12日生まれ(18歳)

経歴: 2022年~現在(PUMASタバスコ、2試合無得点)