Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2023年後期ステージ 選手紹介(DF編)

 

1.フリオ・ホセ・ゴンザレス(ゴールキーパー)

身長:182cm 体重:80.7kg

1982年9月18日生まれ(29歳)

デビュー:2014年4月19日

経歴:2007~2017年サントス・ラグーナ、2017~2018年タンピコ・マデロFC(2部リーグ)、2019年CDティブローネス・ロホス・デ・ベラクルス、CDプラビアーノ(スペイン3部リーグ)、2020年~PUMAS

タイトル:2012年後期ステージ、2014年前期ステージ・メキシコ杯、2015年後期ステージ、2014〜2015年・年間王者決定戦(すべてサントス・ラグーナ)

メキシコ代表歴:2011年アンダー20ワールドカップ

サントス・ラグーナ下部組織出身。近年の黄金時代を経験、さらにはスペイン3部リーグにも在籍したキャリアを持つ。1昨シーズンはPUMASに加入して初めてのシーズンであったが、正ゴールキーパー:アルフレード・タラベラが守っていた守護神の座をリギージャ(プレーオフ)準決勝までしっかりと守り、その存在をアピールした。そしてアルフレード・タラベラが移籍して、正ゴールキーパーとして迎えた昨シーズンであったが、残念ながら期待されたパフォーマンスを発揮することなく、今シーズンは再び第2(ベンチ控え)ゴールキーパーとして臨む。

 


2:パブロ・ベネベンノ(右サイドバック)

身長:177cm 体重:65kg

2000年1月3日生まれ(23歳)

デビュー:2021年7日25日(PUMAS)

経歴: 2021年~2022年、2022年~現在(PUMAS、20試合無得点)、2021~2022年(Pumasタバスコ、30試合1得点)

メキシコシティ生まれ、下部組織出身。右サイドバック、または左サイドバックとしてプレーする。2021年~2022年には、Pumasタバスコ(2部リーグ)にレンタル移籍をするも、2022年には再びTOPチームへ復帰。現在に至る。昨シーズン第2節から本格的にTOPチームでプレーをするようになったが、最初はミスばかりして1試合は出来が良い試合も中にはあったが、やはり一線級の対戦相手との試合では全く歯が立たない感じ。今季2シーズン目となるが、早くも正念場を迎えたと言っても過言ではない。

 

 

3:ホセ・リカルド・ガリンド・グティエレス(センターバック)

身長:179cm 体重:71kg

1998年1月13日生まれ(25歳)

デビュー:2021年7日25日(PUMAS)

経歴: 2018年~2020年、2022年~現在(PUMAS、29試合無得点)、2020~2022年(Pumasタバスコ、34試合1得点)

メキシコシティ生まれ、下部組織出身。センターバック、右サイドバック、または守備的ミッドフィールダーとしてプレーする。2020年~2021年には、Pumasタバスコ(2部リーグ)にレンタル移籍をするも、2022年には再びTOPチームへ復帰。現在に至る。2021年グリッタ前期ステージから1部リーグの試合に起用されるようになったものの、2部リーグから昇級したばかりで1部リーグやCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝などでは、MLSのTOPチームのスピードに付いていけない試合が目立った。 2022年グリッタ前期ステージで再び起用された試合でも、相手フォワード陣に安易に交わされる場面が目立った。そういった意味では、彼もまた今シーズンが正念場になるだろう。

 

 

4:ジョナタン・アレハンドロ・サンチェス・エルナンデス(センターバック)

身長:182cm 体重:70kg

1994年3月13日生まれ(28歳)

デビュー:2013年4日10日(クラブ・アメリカ)

経歴: 2013~2014年クラブ・アメリカ(6試合無得点)、2015年CDイラプアト(以降、全て2部リーグ・3試合無得点)、2016~2017年アレブリヘス・デ・オアハカFC(51試合1得点)、シマロネス・デ・ソノラ(14試合無得点)、2018~2020年べナードスFCユカタン(53試合無得点)、2020~現在アトランテFC(97試合5得点)

タイトル:2021,2022年前期ステージ2部リーグ(共にアトランテFC)

サンルイスポトシ州シウダーバジェス市出身。昨年PUMASとの親善試合でも、手堅いプレーをしていた選手。アトランテFCの選手たちは過去3度にわたる1部リーグ昇格戦(現在はコロナ禍のため、実際に昇格はしない)を2度優勝しており、両チームともにスピード感溢れる試合を繰り広げている中で、しっかりとした守備を見せていた。キャリア最初のクラブがクラブ・アメリカで、入団するにはある程度の技術が無いと不可能なことであり、その後のキャリアで2部リーグとは言えその技術に磨きをかけたのであろう。今回新たに1部リーグでプレーをする上で、そのスピードに付いていけるか?がポイントとなる。

 

 

16:アドリアン・アレクシ・アルドレテ・ロドリゲス(左サイドバック)

身長:175m 体重:71g

1988年6月14日生まれ(34歳)

デビュー:2006年1月21日(モナルカス・モレリア)

経歴: 2005~2006年ドラドス・デ・シナロア(7試合無得点)、2006~2011年モナルカス・モレリア(207試合5得点)、2012~2014年クラブ・アメリカ(74試合無得点)、2014~2016年サントス・ラグーナ(67試合1得点)、2016年~現在、クルス・アスル(211試合9得点)

タイトル:2013年後期ステージ(クラブ・アメリカ)、2014年メキシコ杯、2015年後期ステージ(サントス・ラグーナ)、2018年メキシコ杯、2019年メキシコスーパーカップ、2021年後期ステージ(クルス・アスル)

クルス・アスルが久しぶりのリーグ優勝を果たした後で戦力外通告され、PUMASへ加入するもメキシコサッカー1部リーグのTOPチームのサイドアタッカーらによるスピード溢れる攻撃には対峙出来ておらず、加えて肝心な攻撃参加をするだけの余裕が残念ながら見られない。ぶっちゃけ現在のチームにおける最大のウィークポイントとなっており、もう少し頑張らないと今シーズン限りで契約を破棄される可能性すらある。

 

 

23.ニコラス・オマル・フレイレ(主将:センターバック)

身長:187cm 体重:83.2kg

1994年2月18日生まれ(28歳)

経歴:2012年AAアルヘンティノス・ジュニアーズ(アルゼンチン1部リーグ、93試合出場4得点)、2017年CAトルケ(ウルグアイ1部リーグ)、PECズヴォレ(オランダ1部リーグ、21試合出場1得点)、2018年SEパルメイラス(ブラジル1部リーグ)、2019年LUDキト(エクアドル1部リーグ、13試合出場4得点)、2019年~PUMAS

国籍:アルゼンチン

そのポテンシャルによってすっかりセンターバックのレギュラー定着し、守備陣の中心としてのキャプテンシーを発揮しつつある。セットプレーからのヘディングシュートなどの貴重な得点源でもあり、今シーズンも引き続きアルトゥーロ・オルティスとそのポジションを安定したプレーで守り抜いて欲しいものだが、怪我が多いのが問題であり、加えてこれまで見せてきたパフォーマンスが下がっているのが、一線級相手との対戦で目立つようになってきている。同僚であるアルトゥーロ・オルティスがユーティリティな部分を見せてきている中で、もう少し対応の仕方を変えないとチームの失点率を下げられないだろう。年齢的にも、今シーズン次第では契約更新は厳しいかも知れない。

 

 

25:アルトゥーロ・オルティス・マルティネス(センターバック)

身長:181cm 体重:73kg

1992年8月25日生まれ(30歳)

デビュー:2013年(クラブ・レオン)

経歴:2007〜2008年CDウニオン・デ・クルティドーレス(元メキシコ1部リーグ、現在は存在しない)、2008〜2010年セラヤFC(現メキシコ2部リーグ)、2010〜2011年CFモンテレイ、2011〜2012年コラスFC(現メキシコ2部リーグ)、2012〜2014年クラブ・レオン、2015〜2016、2019〜2021年ミネイロス・デ・イサカテカス(現メキシコ2部リーグ)、2017年レオネス・ネグロス(現メキシコ2部リーグ)、2018〜2019年コレカミノスUAT(2部リーグ)、2021年Pumasタバスコ(メキシコサッカー2部リーグ)、2022年PUMAS

タイトル:2013年前期ステージ、2014年後期ステージ(クラブ・レオン)

ヌエボ・レオン州モンテレイ市出身。メキシコサッカー1部リーグで連覇することになるクラブ・レオンを率いていたグスタボ・マトサスに「生まれつきのセンターバックとしてプレーするための身長、才能を持った選手として目を付けられ、主にカップ戦などで活躍。その後再び2部リーグを転々とした後に、Pumasタバスコへ。当時TOPチーム不動のセンターバック:ホアン・バスケスが東京オリンピックで活躍した後イタリアのセリエAへ移籍したため、そのポジションへ。その割には意外とすんなりとメキシコサッカー1部リーグのスピードに順応、今やチームの欠かせないピースとして、その長身から繰り出されるセットプレーからのヘディングを武器に攻守に貢献している。また今シーズンはユーティリティプレーヤーぶりをも発揮しており、守備陣の中で最も頼れる選手になりつつある。

 

 

26:カルロス・セバスティアン・ソサ(ゴールキーパー)

身長:183m 体重:77kg

1986年8月19日生まれ(36歳)

国籍:ウルグアイ

デビュー:2006年(CAペニャロール)

経歴: 2006~2011年CAペニャロール、2008年セントラル・エスパニョールFC(共にウルグアイ1部リーグ)、2011~2012年ボカ・ジュニアーズ、2012~2015年CAベレス・サルスフィエルド(共にアルゼンチン1部リーグ)、2015~2017年CFパチューカ、2016年ミネイロス・デ・イサカテカス(メキシコ2部リーグ)、CAロサリオ・セントラル(アルゼンチン1部リーグ)、2017~2020年モナルカス・モレリア、2020年マサトランFC、2022年CAインデペンディエンテ(アルゼンチン1部リーグ)

タイトル:2010年後期ステージ、2009~2010年ウルグアイ1部リーグ(共にCAペニャロール)、2011年前期ステージ、2012年アルゼンチン杯(共にボカ・ジュニアーズ)、2012年開幕リーグ、2014年アルゼンチン・スーパーカップ(共にCAベレス・サルスフィエルド)

ウルグアイ・モンテビデオ市出身。CAペニャロールの下部組織出身で、2006年にTOPチームデビューを果たす。2010年後期ステージでウルグアイ1部リーグ優勝。2010年のコパ・スダメリカーナ(南米サッカー連盟が主催する、クラブチームによる国際大会)と2011年のリベルタドーレス杯に出場。後者のトーナメントで決勝進出するも、ネイマール擁するサントスFCに敗れ準優勝に終わる。2011年にはボカ・ジュニアーズへ移籍し、2011年前期ステージでアルゼンチン1部リーグ優勝。2年連続でリベルタドーレス杯決勝に進出するも、今度は現ブラジル代表チッチ監督率いるSCコリンチャンス・パウリスタに敗れる。その後、CAベレス・サルスフィエルドへ移籍。2012年開幕リーグ決勝では、対ニューウェルズ・オールドボーイズのイグナシオ・スコッコのペナルティキックを阻み、再びリーグ優勝。2022年5月にウルグアイ代表に召集され、6月の親善試合(対パナマ戦)に出場。11月10日に最終選考に召集されたが、母親が亡くなったためウルグアイへ一時帰国。グループHにおける予選リーグを2敗1分で敗退、その後正式に契約して、今シーズンから正ゴールキーパーとして守備陣の失点を抑える。