Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

メキシコリーグ2018年前期 第7節 América 2-2 Pumas

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クラブ・アメリカが2名の退場者を抱えながらも、PUMAS相手にドローを拾う

 

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クラブ・アメリカが対PUMAS戦において、ロスタイムに2-2のドローに持ち込む

 

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PUMASは時に最下位まで落ちたり、また最高の瞬間を得るために様々な努力や熱意を傾けることで苦しむことには慣れっこなチームですが、常に復活をするチームでもあります。憎きライバルチーム相手にアウェイにおける対クラブ・アメリカ戦、それまでの負傷者を回復させて臨んだ一戦でしたが、ロスタイムにヘンリー・マルティンの狙い定めたヘディングで2-2の同点とされました。PUMASのフラストレーションとクラブ・アメリカの歓喜が交錯し、このような大一番ではどんなことも起き得るということが改めて実証された瞬間でした。

 

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まず始めにアステカ・スタジアムが、地響を立てました。南スタンド2階席は、大勢のPUMASサポーターでいっぱいであったからです。それも、ただの試合ではありません。最大のライバル同士である両チームの対決は、お互いのサポーターを目覚めさせたのです。一方でメキシコサッカーで永遠の好敵手であるクラブ・アメリカ、片方のPUMASは歴史的なライバル関係にあって、はっきりと区別されクラブの一貫性を保持するものでした。激しく長いこの戦いは、予想以上に語るべきものが多くありました。

 

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開始後19秒、クラブ・アメリカ守備陣の右サイドによるルーズボールが、PUMASの先制点を生みました。エドソン・アルバレスもパウル・アギラルも、その勢いを止められず、フェリペ・モラのヘディングシュートが決まったのです。マルティン・ロドリゲスがボールを奪った時にはすでにペナルティエリア内に侵入しており、相手キーパー︰アグスティン・マルチェシンの左脇をすり抜けて、PUMASサポーターは歓喜に沸きました。

 

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予想もしなかったゴールで試合は始まり、クラブ・アメリカはキーパー︰アルフレッド・サルディヴァルのゴールを目指し、一直線に攻撃を仕掛けました。PUMASは、一度ボールを持つとカウンターアタックを狙いました。前半17分、アラン・メンドーサがハーフウェーラインでボールを奪って数メートルをドリブル突破し、フェリペ・モラへのセンタリングは届かなかったものの、クラブ・アメリカが数的不利に陥る前に大きな打撃を与えたのでした。

 

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クラブ・アメリカに得点のチャンスが巡ってきたのは、前半25分。右サイドを突破したロヘル・マルティネスが、そのままシュートまで持ち込んだのです。クラブ・アメリカは、攻撃のバランスを取ろうとしました。ケヴィン・エスカミージャの不注意で引き起こしたミスは、ペナルティエリアへの侵入を許しました。イレブンがハッとさせられた、一つの警告みたいなものでした。そして、それはやがて現実のものとなりました。

 

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前半31分、オリベ・ペラルタがスピードに乗ってドリブル突破し、ルイス・キンターナを置き去りにして最後はカバーリングに入ったケヴィン・エスカミージャをも交わして放ったシュートは、アルフレッド・サルディヴァルの右脇をすり抜けて同点弾となりました。それまで静まり返っていたクラブ・アメリカサポーターは、俄然蘇りました。前半終了間際に、ロヘル・マルティネスの退場処分によってクラブ・アメリカは10人となってしまいました。それまで試合は一進一退の攻防でしたが、そこで前半終了となりました。

 

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後半は、修正が必要となりました。PUMASにとって、決定的なピンチは有益な教訓となりました。クラブ・アメリカは数的不利のため、犠牲者の役割すらも考慮しました。降り出した強烈なにわか雨は、プレーの激しさを増加させました。重要な瞬間には、ピッチに緊張が走りました。ベンチでは、スーパーサブたちがそれぞれのスタイルを活かそうとウォーミングアップに余念がありませんでした。ダヴィッド・パティーニョ監督にとっては、死んだも同然の試合になりました。ミゲル・エレラ監督にとっては、審判団に対して頻繁にクレームを出しながらも、落ち着きを取り戻しているようでした。

 

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PUMASは、ずっとトライをしました。チームは大半のラインで結束を欠き、道筋を見失ったかのような状況でしたが、ついにはそれをやり遂げました。ブルーノ・バルデスの退場処分でクラブ・アメリカは9人となった後の後半26分、カルロス・ゴンザレスによる力強いヘディングシュートが決まって逆転。パラグアイ人ストライカーは、まるで映画のヒーローになったかのようでした。逆にホームのクラブ・アメリカは、最後まで苦しみ続けました。こういう試合はいつも同じで、与えられては奪われる。試合終了かと思われたその時、ヘンリー・マルティンのヘディングシュートのおかげで何とかドローに持ち込んだのでした。

 

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