Pumas de la UNAM

メキシコサッカー1部リーグのクラブ・ウニベルシダ・ナシオナルを応援している日本人の備忘録

クラブ・アメリカの今シーズン・フォーメーション

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それでは、今節の対戦相手︰クラブ・アメリカのフォーメーションについて。

 

クラブ創設103年でリーグ優勝最多の13回、1昨シーズンのリーグ王者。メキシコサッカー1部リーグで、最もファンが多いクラブです。

特筆すべきは現ミゲル・エレラ監督(元メキシコ代表監督)が率いている(2012-13、2017-現在)際に、対PUMAS戦の首都ダービーにはリギージャ(プレーオフ)を含めて一度しか(12戦9勝1敗2分け)負けたことがありません。

 

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今シーズンの特徴は、下部組織出身選手の21歳でメキシコ代表のミッドフィルダー:エドソン・アルバレスがオランダ・エールディヴィジのアヤックス・アムステルダムへ、そして守護神であったアルゼンチン代表のゴールキーパー: アグスティン・マルチェシンと攻撃陣の主力選手であったコロンビア代表のミッドフィルダー:アンドレス・マテウス・ウリベがそれぞれポルトガル1部リーグのFCポルトへ移籍。昨年春にリギージャ(プレーオフ)で活躍したフランス代表のフォワード:ジェレミ・メネズが退団。

代わってロサンゼルス・ギャラクシーよりメキシコ代表:ジョバニ・ドス・サントスが、スタンダール・リエージュ(ベルギー1部リーグ)よりメキシコ代表のゴールキーパー:フランシスコ・ギジェルモ・オチョアがそれぞれ加入。しかしながら、そのジョバニ・ドス・サントスやチリ代表のストライカー:ニコラス・カスティージョ、そしてコロンビア代表のミッドフィルダー: ニコラス・ベネデッティらが負傷をしてしまい、代わりに下部組織出身選手らが何とかその穴を埋めようとしていますが、本来の力強さは今のところ見られません。

 

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そういう状況を鑑みて、ウルグアイ1部リーグのリベルプールFCより20歳のセンターバック:セバスティアン・カセレスを、パラグアイ1部リーグのオリンピア・アスンシオンよりパラグアイ代表で23歳のミッドフィルダー:リチャルド・ラファエル・サンチェスを、ウルグアイ1部リーグのCAフベントゥより21歳のフォワード:フェデリコ・ヴィーニャス(1年間のリース)をそれぞれ補強し終わりました。ただしこれらの選手たちは9月初旬になって移籍が発表されたばかりであり、これからチームに合流してメキシコシティの高地などに順応することになります。

 

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まずは、今シーズンここまでの結果。 現在のところ、4勝1敗3分けで勝ち点15の第3位です。今シーズンから基本的に4-2-3-1のシステムをベースにしています。

 

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まずは、開幕節のCFモンテレイ戦。両センターバックにアルゼンチン1部リーグからクラブ・ティファナを経て移籍した30歳のエマヌエル・アギレラとパラグアイ代表で26歳のブルーノ・バルデス、両サイドバックにサントス・ラグーナの下部組織出身で21歳のホルヘ・サンチェスとベテランのパウル・ニコラス・アギラル。両ボランチの位置にマテウス・ウリベとアルゼンチン1部リーグからクラブ・ティファナを経て移籍した25歳のギド・ロドリゲス、TOP下にクルブ・ネカクサから移籍して2シーズン目の22歳:セバスティアン・コルドバ、両サイドにアルゼンチン1部リーグからリーガエスパニョーラのビジャレアルCFなどで活躍したコロンビア代表のロヘル・マルティネスとオランダ・エールディヴィジのフィテッセから移籍したエクアドル代表:レナト・イバーラ、1TOPにニコラス・カスティージョという布陣。

 

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次に、第2節の対クラブ・レオン戦(アウェイゲーム)。4バックは開幕節と全く同じで、両ボランチは同じ2人が左右のポジションチェンジ。TOP下にニコラス・ベネデッティ、1TOPは変わらずニコラス・カスティージョという布陣。

 

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次に、第3節の対クラブ・ティファナ戦(ホームゲーム)。4バックは引き続き全く同じで、ボランチの左サイドがギド・ロドリゲスに代わってセバスティアン・コルドバ。TOP下に左サイドハーフからロヘル・マルティネスが、その代わりに左サイドへコロンビア出身で1部リーグを点々とした後、アルゼンチン1部リーグのラシン・クラブから移籍したアンドレス・フェリペ・イバルグエンが入り、1TOPは変わらずニコラス・カスティージョという布陣。

 

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次に、第4節の対デポルティボ・トルーカ戦(アウェイゲーム)。4バックのエマヌエル・アギレラに代わって、クラブ・ティファナ出身の20歳:カルロス・アロンソ・バルガス。両ボランチは第3節とそのままで、TOP下にロヘル・マルティネスと代わってロサンゼルス・ギャラクシーから移籍したジョバニ・ドス・サントスが初めて先発出場。1TOPに前節負傷をしたニコラス・カスティージョに代わって、ロヘル・マルティネスという布陣。

 

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次に、第5節のモナルカス・モレリア戦(ホームゲーム)。4バックは再びエマヌエル・アギレラが先発出場。ボランチの右サイドにクラブ・レオン出身の25歳:レオネル・ロペスが入り、ギド・ロドリゲスが左サイドへ。TOP下に前節負傷をしたジョバニ・ドス・サントスに代わってセバスティアン・コルドバが入り、両サイドと1TOPは前節とそのままという布陣。

 

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次に、第6節の対UANLティグレス戦(アウェイゲーム)。4バックは前節と全く同じで、ボランチの右サイドに下部組織出身選手の21歳:フェルナンド・ゴンサレスが先発出場。前線の3枚は真ん中と左サイドをそれぞれセバスティアン・コルドバとアンドレス・イバルグエンが入れ替わり、1TOPはそのままロヘル・マルティネスという布陣。

 

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次に、第7節の対CFパチューカ戦(ホームゲーム)。ここで今シーズン初めて3-4-2-1というフォーメーション(エマヌエル・アギレラ、ブルーノ・バルデス、パウル・アギラルの3バック制)を取る。ディフェンス陣の前に4枚(左からカルロス・バルガス、フェルナンド・ゴンサレス、ギド・ロドリゲス、そしてホルヘ・サンチェス)、TOP下の位置にセバスティアン・コルドバとレオネル・ロペスが入り、1TOPはそのままロヘル・マルティネスという布陣。

 

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最後に、第8節の対CFアトラス戦(アウェイゲーム)。前節と変えて、再び4-2-3-1のフォーメーション。4バックのセンターバックにカルロス・バルガスとエマヌエル・アギレラ、左サイドにホルヘ・サンチェスと右サイドにパウル・アギラル。両ボランチの位置にギド・ロドリゲスとフェルナンド・ゴンサレス。TOP下の位置にレオネル・ロペスが入り、セバスティアン・コルドバとレナト・イバーラがその両サイド。1TOPはそのままロヘル・マルティネスという布陣。