この日の朝は、昨夕から降り始めた雨がようやく上がって曇りがちな空模様でした。
したがって、観客の出足もご覧の通り。試合開始までにスタンドがいつものように埋まるのか?心配になるくらい。
まぁ、ちゃんと来てる人は来てるのですが(笑)
この日は、ベンチ側のスタンドを占めるサポーター3団体(プルス、ウルトラ、68)と、反対側のレーベルが横断幕とPUMASのロゴマークのモザイクを描く算段となっていました。
その上ブラスバンド隊の到着が遅れたこともあり、事前に運び込んであった楽器類を所定の位置に配置する役目をすることに。
なかなか出来る体験でなかったので、快く引き受けることにしました。
警備員以外、誰もいないスタンド。
このトンネルの左右にある、最近新装された男女トイレに平日運び込まれた楽器類を取り出します。
横断幕も、所定の位置に配置。
さて観客が入場する前に、今回の対戦相手であるティグレスの最近の事情を少し説明します。リベルタドーレス杯決勝戦で惜しくも敗れたものの、補強された選手陣はメキシコリーグきっての豪華なもの。ただ北中米カリブ海地域のクラブワールドカップ予選に参加している関係で、平日にアウェイゲームを挟んでの参戦。加えて前節モンテレイダービーでエースのアンドレ・ジニャックが負傷して出場が危ぶまれていました。ただここまで5連勝で来てるように、今シーズン1、2を争う好ゲームが予想されていました。
すっかり天気も回復して、観客もいつものように埋まり始めました。
リーダーのマルコやブラスバンド隊もようやく到着。
PUMASイレブンが、イムノ斉唱のため入場。
反対側のレーベルが作ったモザイク。
僕らがいる側の横断幕。
マルコ(画像中心の背中を向けて、右手の握りこぶしを挙げている)も、間違いなく世界で一番のサポーターだと胸を張っていました。
選手入場。
ユニフォームは、ファースト。
スタメンは、こちら。
試合は、予想された通りの好ゲームに。あたかも、プレーオフ決勝戦のような息詰まる接戦が展開されました。サイドの争いは、左サイドがメキシコ代表のハヴィエル・アキーノ対ホセ・カルロスヴァンランキンと右サイドがユルゲンダム対ルイス・フエンテス。前半早々はティグレスが誇る両サイドから奥深くまで中央のジニャックへ際どいクロスが入る場面もありましたが、PUMASも左右両サイドからフィデル・マルティネスとイスマエル・ソーサが同じように応酬。途中入れ替わったりして、何とか突破口を開こうとしていました。
このシーソーゲームに蹴りを付けたのは、やはりエースのソーサでした。後半8分鉄壁のティグレス4バックの一瞬の隙を突いた、それまでにフリーで絶好機を外したエドワルド・エレラが中盤でボールを奪ってカウンターからソーサへスルーパス。きっちり決めて、待望の先制点。
その後選手を入れ替えて多少改善された矢先に、ラファエル・ソビスとジョフレ・ゲロンが相次いでファールで退場処分に。そのまま、試合終了。
これで、再び首位浮上。ホームゲームは、5試合全勝で、無失点。メキシコ代表がアメリカ代表とコンフェデレーションズカップ出場権を賭けたプレーオフが10月10日に予定されている関係で、来週は2試合組まれておりハードスケジュールですが、格下相手なのでこのまま連勝を続けてほしいところ。