遠征も残るところ、あと2戦。そして日本へ帰国しなければならない日まで、あと1ヶ月となりました。今までは遠征というとPUMASが元気がなかったのであまり気が進まなかったのですが、今シーズンはかなり調子が良いのでぶっちゃけ楽しいです。
モレリアへ行くのは、初めてでした。かねてから訪ねてみたいスタジアムの1つだったので、無理して有給休暇を使って遠征。直線距離だとアグアスカリエンテスから3時間半なのですが、レオンとイラプアトへ経由する便しかなかったので計6時間。メキシコシティへ行くのと、さして変わりが無い旅程となりました。
噂で聞いていた通り、ミチョアカンはかなり自然が美しい州の一つでした。本来なら何泊かしてゆっくりあっちこっち散策したいところでしたが、真っすぐスタジアムへ。
バスターミナルから大通りを挟んで反対側にあるので、移動も徒歩で楽チンでした。
ただご覧の通り、お天気がやや心配な感じ。実際試合開始数時間前まで、ポツポツ雨が降っていました。
という訳で、さっさと入場してしまうことにしました。もちろん、PUMASサポーターが陣取るサイドのゴール裏スタンドです。
平日ということもあって、サポーター仲間たちはさすがに来ていませんでした。しかしPUMASというチームはメキシコ全国的に根強いファンが多く、今日もかなりいろんな地域から応援しに来ていました。
偶然隣り同士であったこの家族はアカプルコの北にあるシワタネホから、4時間かけて来ていました。
いつも思うのですが、テレビ中継で見るのと実際に現地へ行って見るのとでは全くイメージが違います。いい意味で裏切られることが多いですが。
前半13分
左サイドから抜け出したフィデル・マルティネスがペナルティエリアで倒されて、ペナルティキックを獲得。
これをキッカーのエドワルド・エレラが落ち着いて決めて、難なく先制。
しかし、ここからホームのモレリアが反撃。
前半30分にファン・パブロロドリゲスがすぐに同点へ追い付くと、直後にミゲル・サンソーレスが逆転。2部リーグ降格争いをしていて、これ以上負けられないチームの意地を見せる。
ただPUMASも、1部リーグ首位を走っているチーム。このままでは、終われない。逆転された後に、再びエレラがヘディングで同点に追いついて前半を折り返す。
結局のところ、試合はそのままのスコアで終了。アウェイで勝ち点1は確かに悪くありませんが、追いかけていたクラブ・レオンがホームでクラブ・アメリカ相手に完勝したため、再び首位を奪い返しました。
ギジェルモ・ヴァスケス監督をはじめスタッフらは引き分けは妥当な結果だとコメントしていたようですが、個人的には物足りない感じは否めません。
日曜日のオリンピック・スタジアムできっちり決めて首位を奪い返してから、天王山であるクラブ・レオンとの雌雄を決したいところ。