今まで以上に質が高いプレー!クラブ・レオンが、PUMASの無敗を止める
アルフレード・タラベラが、2枚のイエローカードで退場処分。クラブ・レオンが、アンヘル・メナとジャン・ダビド・メネセスによる得点で、勝ち点3を挙げる
クラブ・レオンはアルフレード・タラベラの退場に乗じて、PUMASが狙っていた無敗記録の更新を阻む勝利を収めた。これまで以上の質が高いプレーで、PUMASに対し2-0で圧倒。今シーズン最優秀選手の1人であったレギュラー・ゴールキーパーを犠牲にし、さらにこれまで続いていた10節連続で無敗という記録を止めた。
クラブ・レオンはこのトーナメント首位のチームをものともせず、試合開始早々からリズムを刻み、ジャイロ・モレノによるサイド攻撃からのアンヘル・メナによるシュートがゴールバーを直撃するような、試合におけるインテンシティを見せた。ファビオ・アルバレスによる“ラボーナ”(軸足の後ろを廻って蹴り足を交差させボールを蹴る)やオマル・イバン・ラミレスによるヒールキックなどのプレーが生まれるまでは、序盤から両チーム全く互角の試合運びであった。
しかしながら、前半43分フェルナンド・ナバーロによるスルーパスから抜け出したアンヘル・メナがペナルティーエリアに侵入。これを止めようとしたアルフレード・タラベラに2枚目のイエローカードで退場処分。メキシコリーグ通算400試合目を飾れず、このペナルティキックをアンヘル・メナ自らが蹴り、途中交代したゴールキーパー:フリオ・ゴンザレスは止めることは出来なかった。
このサブメンバーであるゴールキーパーはいくつかの良いセーブを見せた。1つはペナルティーエリア内でフェルナンド・ナバーロのヒールキックと、もう1つはエマヌエル・ジグリオッティのシュートを止めた場面である。しかしながら、PUMASにはこれ以上クラブ・レオンの攻撃から耐える余力は残っていなかった。フェルナンド・ナバーロからのセンタリングをジャン・メネセスがダイレクトボレーシュートで2-0とした。
PUMASは勝ち点22のまま、1997年以来の10節連続無敗という記録に並んだものの、2011年後期ステージ以来の11節連続無敗という記録には届かず、対するクラブ・レオンは勝ち点24で首位のクルス・アスルから1点差の第2位へ浮上した。